Keep in Step with the Spirit

11/07/19


1. Getting the Spirit in Focus

2. The Holy Spirit in the Bible

3. Mapping the Spirit's Path : The Way of Holiness

4. Mapping the Spirit's Path : Versions of Holiness

5. Mapping the Spirit's Path : The Charismatic Life

6. Mapping the Spirit's Path : Interpreting the Charismatic Life

7. Come, Holy Spirit

Appendix : The "Wretched Man" in Romans 7


KBIニュースの一面に、ホーリネス的経験の理解の幅について記述した。漸進主義的ホーリネス理解(アウグスティヌス的理解)と危機主義的ホーリネス理解(メソジスト的理解)、そしてその折衷的理解(ケズィック的理解)である。この三つの理解については、J.I.パッカーのこの書物の4章に記されている。キリスト者の聖潔の課題については、ウォッチマン・ニーの「キリスト者の標準」から基本的かつ実践的な原理を教えられた。また聖化論については、ヘンリー・シーセンの組織神学から漸進主義理解を学んだ。しかしその当時は、「キリスト者の標準」の聖潔理解がケズィック的背景をもつものであることなど知るよしもなかった。ウォッチマン・ニーの理解をなかば絶対視し、それを体験的に学んで行くことが大切とされた。

しかし、あるとき大阪のライフ・センターでダナ・ロバーツの”Understanding Watchman Nee”を手に入れ、それを読んだとき、ウォッチマン・ニーの背景を知ることができた。JECとKBIの共通のアイデンティティの基本的要素を表現するものとしてのウォッチマン・ニーの「キリスト者の標準」の背景について、JECとKBIでこれまで本格的に課題とされたことも探求されたこともないことに少しいらだった。そしてこの課題はJECとKBIの流れの継承と深化・発展のために聖書的・歴史的・組織的・実践的に、つまり神学的に本格的に取り組まれたければならないきわめて重要な課題であると認識するにいたった。

わたしは、必ずしもJ.I.パッカーと意見を同じくするものではないが、彼の「ホーリネス理解」を包括的な視野から検討を加えていることに関しては、わたしたちが学ぶべき多くのものがあると感じている。パッカーは他にもすぐれた「ホーリネスについての研究書」を記しているので、パッカーのすぐれた視点から学びつつ、ウォッチマン・ニーの「キリスト者の標準」に表現されているみられる「JECとKBIの十字架の流れ」の継承と深化・発展を包括的な視野を考慮しつつ研究活動を続けていきたい。.


○ Preface

1. Getting the Spirit in Focus

2. The Holy Spirit in the Bible

3. Mapping the Spirit's Path : The Way of Holiness

4. Mapping the Spirit's Path : Versions of Holiness

5. Mapping the Spirit's Path : The Charismatic Life

6. Mapping the Spirit's Path : Interpreting the Charismatic Life

7. Come, Holy Spirit

Appendix : The "Wretched Man" in Romans 7