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一宮基督教研究所B

共立基督教研究所・東京チャペルの時期 (閲覧専用)

17/06/03

Booklist @ A B EML C 



日本福音教会・堺福音教会東京チャペル副牧師の時期にまとめた諸資料

   堺福音教会東京チャペルで奉仕させていただきつつ、共立基督教研究所にて神学と宣教学の研鑚に三年間専念する機会をいただいた。この時期における課題は、バプテストとしてのルーツをもち、ウォッチマン・ニーの「キリスト者の標準」に表現されているケズィック運動的な穏健なホーリネスの強調穏健なカリスマ運動の強調というふたつの側面をもつJEC(日本福音教会)のあり方を、包括的な福音主義神学の視点から位置づけること。そしてJEC(日本福音教会)のルーツとアイデンティティを研究することであった。
   JECの歩みの中に流れてきたすばらしい霊的恵み、十字架と聖霊の恵み包括的な福音主義神学の視点からさらに輪郭を明らかに浮かび上がらせることにより、我喜屋師や高橋師を第一世代の中心的リーダーとしたJECのムーブメントJECの第二世代、第三世代へと継承されていくことを保証していくこと。これらの神学的作業を可能にするための十分な手立て−神学的パースペクティブ、歴史的判断力、宗教社会学的分析能力−を身につけるための学問的訓練の時期であったように思う。わたしが宇田進師を敬愛するのは、そのような手ほどきを十分にしてくださり、そのために必要な論文・資料・参考文献をもおしげもなく提供してくださっている点である。宇田進師の資料の大半は、ペンテコステ・カリスマの流れにあるわたしたちが共有しうる福音主義的霊的・神学的遺産である。
   以下の資料は、常に上記の課題を念頭におきつつ、共立基督教研究所と東京基督神学校の種々の科目の課題にこたえていったものである。



21.「パウロの福音理解T」ローマ1−3章
−福音の深みと公同性に視野を置きつつ−
(堺福音教会東京チャペル 聖書研究祈祷会資料)

22.「祖先崇拝考察」
−祖先崇拝の環境、土地、評価、分析、今後の展開の考察−
(共立基督教研究所 文化人類学レポート )

23.「福音主義神学における聖霊論の模索」
−福音の深みと公同性という観点からの考察の枠組み−
(「福音主義キリスト教と福音派」読後感想レポート 1989.9)

24.「JECだより」「KBIニュース」原稿集
−潮流、ほか−

25.「『ブルトマン』批判的考察」
−近代的世界観・人間観と聖書的世界観・人間観の問題についての整理−
(「新約聖書と神話論」の読後感想レポート)

26.「私の聖書観」
−福音主義聖書観と聖霊論・文化論への展開についての整理−
(組識神学/啓示論・聖書論レポート)

27.宣教学研究−そのスコープの整理
−世界宣教の現況、世界宣教会議の動向、JECの課題について−
(山口勝政「宣教学序説」レポート 1989.9)

28.「ヘルマン・ド−イヴェルトによる『歴史主義批判』」
−特に、ヒットラーのナチズムの聖書的視点からの批判−
(稲垣久和「西洋文化のルーツ」講読ゼミのための翻訳)
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29.「『公式日本人論』批評」
−構造主義的人類学による日本人論のドーイヴェルトの視点からの批評−
(稲垣久和「宗教と社会」レポート)

30.「『神の死の神学』の批判的考察」
−神の死の神学の多様な潮流、背景と特徴、ハーヴィ・コーンの批評−
(宇田進「現代神学」レポート)

31.「『神論・人間論』演習問題」
−実践的無神論、日本宣教と神論、創造論と進化論、聖書的人間観等−
(「神学概論/神論・人間論」レポート)

32.「『再臨信仰』の意義」
−終末論における位置、人間の生における必要性、再臨信仰の構造−
(「組識神学/教会論・終末論」レポート)

33.「『世界的クリスチャン』を目指して」
−JECのクリスチャン像「キリスト者の標準」の世界宣教における位置−
(JEC高校生スプリング・キャンプ資料)

34.「世界宣教情勢と日本の教会の現状」
−宣教の聖書的基盤、歴史的展開、ローザンヌ会議とマニラ会議、
文化と戦略、福音派−
(JEC春期合同聖会 分科会)

35.「シカゴ・コールとJEC」
−シカゴにおける「福音派成熟」への呼びかけをJECへの呼びかけとして聞く−
(JECニュースに一部掲載)

36.「『新約聖書神学の課題』の理解」
−混迷状況にある新約神学を研究史の観点から検討し、
G.ヴォスを位置づける−
(新約神学レポート)

37.「私の聖書の読み方−特徴と課題−」
−ルネ・パディリアの論文をフレーム・ワークに、直観的・科学的・
文化脈的アプローチを考察する−
(聖書解釈学レポート)

38.「『世界の諸宗教とキリスト教』の関係理解」
−宗教の神学における問題意識と福音派における諸宗教理解−
(「世界の宗教」レポート)

39.「『コンテクスチュアリゼーションの神学』−その整理と考察−」
−歴史的・神学的・哲学的・戦略的枠組み−
(「コンテクスチュアリゼーションの神学」レポート)

40.「J.D.G.ダンの『イエスと御霊』に関する一考察」
−福音派聖霊論の一指針としてのダンの聖書解釈と洞察−