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20160608号 *:.☆.
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六月の第一月曜日に、名古屋に行ってまいりました。この
日は、日本福音主義神学会(JETS)の全国理事会が開催され
る日なのです。出不精のわたしも、最近は毎年のように『福
音主義神学』誌・編集委員会の長として、もう若くないから
だに鞭を打って、その末席に加えてもらっています。今回は、
多くの労を担ってくださっている理事の先生方への感謝の
意味からも、紹介を兼ね、会議スナップと集合写真を下記の
JETS公式ホームページに掲載させていただいています。関心
のある方は御覧ください。これらの教派を超えての素晴らし
い交わり、また神学界と諸教会の福音理解についての意見交
換、ならびにディスカッションはわたしにとって貴重な学び
のひとときでもあります。
http://www.evangelical-theology.jp/jets-hp/jets_diary.htm
わたし自身も、この交わりの一員としての自覚に立ちつ
つ、G.E.ラッドの聖書神学、宇田進の歴史(福音主義)神学、
M.J.エリクソンの組織神学を自分が耕し、実りを結ぶ畑と
して、神様から任せられている分野として、亀のように
遅々とした歩みをもって取り組ませていただいているとこ
ろです。現在は、ご存じの方もありますように、エリクソ
ン著『キリスト教神学』第三版の要約版”Introducing Christian
Doctrine”第三版の翻訳を終わり、推敲に時間を割いて
います。わたしの「夢」のひとつは、メイン・テキスト
の『キリスト教神学』が日本の福音派の多くの神学校で
組織神学教科書ないし重要参考文献として活用されている
現況をさらに推し進め、この学びをされた先生方の手に
よって、「この健全な福音理解」が福音派諸教会に広く、
深く浸透していくように学んでいただくことです。
その「夢」実現のために、『キリスト教神学』第三版の
要約版”Introducing Christian Doctrine(仮称:
『基督教教理入門』)”は大きな力になると確信して
いるのです。『キリスト教神学』の方は、米国では
大学院レベルの神学校のテキストで、現代哲学、現代
思想、現代神学等との豊かな対話を内包しており、
その素養のない方には少し難解となっています。それ
で、エリクソンは彼の教え子であったファスタッドの
協力を得て、「メイン・テキスト『キリスト教神学』
の輪郭とエッセンスを保持しつつ、その70%をカット
し、聖書のみを片手に理解できる分かりやすい基督
教教理入門の本」を出版しました。
わたしが教えてきました神学校は、それほど神学的
レベルは高くなかったので、メイン・テキストを使用
しつつ、内容としては要約版の内容を教えてきました。
わたしは、今後十年間をこの『キリスト教神学』第三版の
要約版”Introducing
Christian Doctrine(仮称:
『基督教教理入門』)”の刊行と諸教会への普及、
YouTube, FaceBook,ICIストリーミングビデオ・
ワールド、Kindle等、今日の情報インフラを活用し、
あらゆる手段を尽くして、この「福音理解」の
浸透に力を注ぎたいと考えています。お祈りいただけ
たら感謝です。
【落穂抄―20160608】エリクソン著『キリスト教神学』「救済論―①救いの諸概念」一部講義紹介
20160518 |
IBC |
安黒務 |
救いの諸概念 |
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今週から四週間にわたり、エリクソン著『キリスト教神学』要約版「救済論―①救いの諸概念、②救いに先立つもの、③救いの始まり:主観的側面、④救いの始まり:客観的側面、⑤救いの継続と完成」の一部講義紹介をアップロードさせていただいています。ICIサポーター(プライム会員)は、すべての講義を視聴できます。今週は、その第一回目です。
http://aguro.jp.net/d/file/i_b/ici_stvw-ICD_by_Erickson_2016.html
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【救済論―①救いの諸概念】
救いとは何かに関するいろいろな考えは長い年月にわたって発展し、さまざまな面を強調してきた。それらは、救いが時間、本質、扱われる必要の場所、救いの手段、救いにおける運動の方向性、救いの範囲がどのように関係しているのかにおいて相違がある。今日の救いの諸概念のうちの五つのものには、解放の神学、実存論神学、世俗神学、現代のローマ・カトリック神学、そして福音主義神学が含まれる。
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【アウトライン】
救いの諸概念が意見を異にする点
時間的次元
必要の本質と領域
救いの媒体
救いの働きの方向性
救いの範囲
現代における救いの諸概念
解放の神学
実存論神学
世俗神学
現代ローマ・カトリック神学
福音主義神学
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※現在、出版社と相談しつつ、『キリスト教神学(基督教教理入門)【目次】』を翻訳・推敲中です。早期に刊行できるようお祈りください。
http://aguro.jp.net/d/ici/20160608_Introducing_Christian_Doctrine_3rd_Edition_index-preface.pdf
安黒務
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