ICI for JEC Back-Numbers-List
2016/07/08
宣教活動費申請書
申請の理由(具体的にお書き下さい)
わたしは、JECの歴史的な福音主義キリスト教の視点を尊重する立場から、@JECを取り巻く今日の神学的状況と動向に関する分析と情報の提供[例:憲法改訂とJEC、日の丸・君が代・天皇制問題等]、A注目すべき問題点と主要な争点の指摘[例:セカンド・チャンス論批判、霊の戦い問題、ディスペンセーション聖書解釈問題等]、B福音主義諸教会の核をなすその信念体系の確認〔福音派中間派の超教派的共通項としてのG.E.ラッドの聖書神学、宇田進の歴史神学(福音主義神学)、エリソクンのキリスト教神学(組織神学)、牧田吉和の“秩序とカリスマ”のバランスのとれた超教派的実践神学〕と、それに関するより一層の掘り下げへの一つの呼びかけ、そのための材料の提供[例:JEC信仰告白解説、礼拝論史における賛美・説教・聖餐等の位置づけとその本質等]」を「ICI
for JEC」 DVD+Booklet
のかたちでJEC諸教会教職者に配布していくことです。「ICI for JEC」は、JECの公式見解というものではなく、Jさまざまなテーマにおいて、今後のJECのコンセンサスのあり方を考える上での「ひとつのたたき台」また試案としてのものです。わたしのささやかな資料が生かされて、JECがいろんなテーマにおいて共通理解を形成し、共同歩調をとっていく上での一助にしていただければと願っています。この働きを昨年同様、今年も支えていただければ幸いです。
JECからのICIの援助は、JECやKBIの範囲を越えて、間接的に福音派のさまざまな領域において祝福をもたらしています。昨年は、そのひとつとして「福音主義神学会全国研究会議:説教」のDVD・BD講演録作成がありましたし、近年の『福音主義神学』誌には編集委員のひとりとして深く関与させていただいています。。また、ICIサーバーの働きとともに、福音主義神学会ホームページの働きにもICIの機器やソフトやノウハウは援用されており、そのアクセス数からみても大きな祝福となっています。
【2011年度の収支計算書】
2011年度の収支計算書
“ICI
for JEC”年四回のJEC教職者向け継続神学教育誌(現在、教職者名簿の70名余り
が対象)
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収入 |
支出 |
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JEC会計より |
60万円 |
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“ICI
for JEC: Spring” |
「日の丸・君が代起立斉唱」問題を神学的に考える道筋の模索 |
15万円 |
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“ICI
for JEC: Summer”
合本 |
KBI神学の特徴の模索:ペンテコステ主義研究−歴史編、他 |
15万円 |
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“ICI
for JEC: Fall”
合本 |
KBI神学の特徴の模索:ペンテコステ主義研究−神学編、他 |
15万円 |
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“ICI
for JEC: Winter” |
JECの礼拝の特徴の歴史的ルーツと位置づけの模索、プロテスタント礼拝論史における聖餐の位置づけとJECのあり方の模索、他 |
15万円 |
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残高 |
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0 |
【2012年度の収支予算案と取り組みの内容予定表】
先日の牧師会で、和田先生が手術療養中に、エリクソン著『キリスト教神学』を読んでくださっていることを知り、大変励ましを受けました。エリクソンは、私たちと同じスウェーデン・バプテスト系諸教会をルーツとする神学者であり、『キリスト教神学』の内容は「スウェーデン・バプテスト系諸教会をルーツとするJEC諸教会の中庸な&汢ケ理解を神学的に表現すれば、ほぼこのように表現されるだろう」というものです。オレブロ・ミッション宣教師も同様の背景を宿していたわけですが、日本宣教と教会形成に時間を取られ、神学的な取り組みにあまり時間を割くことができてきませんでした。KBIは、三週間コースからスタートし、三年の聖書学校に発展、JECの教職者養成の基礎神学教育機関として機能してきました。ただ、ヘンリー・シーセン著『組織神学』は、シーセンの死後に息子さんが整理・編集されたてきた雑録%Iな神学書で、一貫性のある明確な福音理解とはいえない内容でした。高橋昭市師が、九十年代のある牧師会で「JECの福音理解を解説する良い組織神学書があれば、それをテキストにして話し合いを重ねられるから良いのだが…」と発言されたことを覚えています。そのときに、わたしは「それは、エリクソン著『キリスト教神学』だ!」と思いました。そのときには、まだ分厚い洋書しかありませんでしたので、その後に高橋師より「組織神学を教えてください。教科書はシーセン著『組織神学』でなくても結構です。テキストは自分で選んでください」と言われましたので、躊躇なくエリクソン著『キリスト教神学』を選択しました。ただ、洋書なので英語のできない神学生のために翻訳を開始しました。そのうちに、エリクソン著『キリスト教神学』の現代哲学・現代神学等への言及・記述部分70%をカットした、聖書知識のみで理解のできるエリクソン著『基督教教理入門』があることを知り、それをKBI神学生のために翻訳しました。その後、いのちのことば社からエリクソン著『キリスト教神学』の翻訳の話が入り、そちらが出版されることになりました。わたし個人としましては、KBI神学生やJEC教職者や信徒の方々のためには、『基督教教理入門』の翻訳の必要性を強く感じ、いのちのことば社ともその翻訳・出版の相談をしてきています。下訳はほぼできあがっていますが、今後推敲に時間をかけた後、完成原稿を監修していただいた後、出版となります。まだ、かなり時間がかかると思いますが、KBIでは『基督教教理入門』の範囲で講義しており、「エリクソン著『キリスト教神学』の教科書は難解だが、講義は大変分かりやすい」と評判です。前期・後期のレポートや卒論等をみましても、神学生ひとりひとりは相当な神学的思索力を身につけてきたと思います。
わたしとしまして残念なことは、「エリクソン著『キリスト教神学』は今日日本の福音派系神学校のほとんどでメイン・テキストないし、主要なサブ・テキストとして活用されているのに、本家本元のJECではまだまだ活用しきれてないのではないか」ということです。今回の和田先生の証しを主からのチャレンジと受けとめさせていただき、まだ下訳の段階ですがこれらの資料を“ICI
for JEC”資料とし提供させていただくことにより、KBI神学教育でみさせていただきました神学的側面≠ノおける主の働きを、JEC教職者の間でも見させていただくことができるのではないかと思った次第です。
会計の福島先生からは、「『宣教伝道推進費』の項目の中に『人材育成費』という要素を加味し、その視点からICI
for JEC≠フ取り組みへの支援を理事会に提案させていただきたい」と内々に聞いています。それで、福島先生の思い、和田先生からのチャレンジを具体的に表現することによって、理事会また牧師会等において、今後のICI
for JEC≠フ取り組みへの理解を深めていただければと思った次第です。
“ICI for JEC”年四回のJEC教職者向け継続神学教育誌(現在、教職者名簿の60-70名が対象)
ICI for JEC |
内容予定 |
その他:その年、その時期に、臨機応変に取り組むべきトピカルな主題〔未定〕 |
2012年度
Spring |
エリクソン著『基督教教理入門』第一部:神学方法論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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Summer |
エリクソン著『基督教教理入門』第二部:啓示論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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Fall |
エリクソン著『基督教教理入門』第三部:神論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説 |
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Winter |
エリクソン著『基督教教理入門』第四部:神のみわざ論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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2013年度
Spring |
エリクソン著『基督教教理入門』第五部:人間論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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Summer |
エリクソン著『基督教教理入門』第六部:罪論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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Fall |
エリクソン著『基督教教理入門』第七部:キリスト論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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Winter |
エリクソン著『基督教教理入門』第八部:キリストのみわざ論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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2014年度
Spring |
エリクソン著『基督教教理入門』第九部:聖霊論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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Summer |
エリクソン著『基督教教理入門』第十部:救済論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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Fall |
エリクソン著『基督教教理入門』第十一部:教会論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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Winter |
エリクソン著『基督教教理入門』第十二部:終末論・下訳紹介とその関連におけるJECの信仰の特徴の解説CDorDVD |
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宣教活動費申請書
申請の理由(具体的にお書き下さい)
いつもICIの召しと働きを覚えていただきありがとうございます。JECで救われ、ICIで学び、岬ECで奉仕し、共立で学ばせていただき、その後「JECとICIの流れの中における宣教と教会形成のための神学的兵站機関としての継続神学教育の働き」に導かれ、今日まできました。ご存知の方もおられると思いますがICIの働きには、ICIサーバーをはじめさまざまな最先端の機器・環境の更新・維持・管理費用とともに、直面する課題のテーマごとに数冊ないし十数冊の重要参考文献の継続的収集活動(主として洋書の一冊あたり数千円、ときには万単位の神学書籍。ペンテコステ・カリスマ関係の文献を含む数千冊の神学書をJEC教職者を中心にして閲覧していただくために、三十数年間収集してきましたこれらの神学書を、実家の座敷と玄関の間等をICI図書室として準備中。どのような神学文献があるのかをイッターネット上に公開していく予定。)があり、これらすべての結実のひとつとして「“ICI
for JEC”季刊誌 with DVD&CD」があります。ICI刊行のさまざまな資料は、コピー資料は一枚10円、製本用紙100円、ビデオ60分あたり1000円、CD60分あたり500円の計算で提供させていただいています。変則的な年もありますが、教職者リストに掲載されています60-70名の先生方に、通常2500円相当の「“ICI
for JEC”季刊誌 with DVD&CD」を年四回提供させていただいています。JEC会計からのICIへの「宣教活動費」援助は、“ICI
for JEC”季刊誌の働きを越え、ICIの神学教育の枢要部分を支える「組織神学」「福音主義神学」や福音主義神学会における継続した神学研究活動、また福音派全体に益となる基準的神学書の翻訳や執筆活動にも大変役立っています。特に、エリクソン著『キリスト教神学』(安黒訳、他)は、今日福音派神学校の基準的「組織神学書」として活用されており、福音派全体の“共通項”を耕していく大きな力となっています。
JECが50周年記念誌に採択しています『ローザンヌ誓約』の解説と注釈には、「教会が直面する諸問題は、基本的には常に神学的である。それゆえ、教会は神学的に考えることを身につけることによって、キリスト教的原理をすべての状況に適用できるような指導者たちを必要とする。」とあります。年四回の“ICI for JEC”季刊誌を活用していただき、ペンテコステ・カリスマ派を含む福音派全体の共通項を掘り下げつつ、宣教と教会形成の最前線において毎年のように直面するさまざまな諸課題を“場当たり”的にではなく、課題の本質を識別し、深く神学的な側面から取り扱い、JECという文脈において福音の本質をすべての状況に適用するとは、どういうことなのか」を共に学び続ける一助としていただけたら幸いです。昨年度の働きの概略につきましては、“ICI
for JEC: Fall”版に書かせていただきましたので、そちらを参照してください。よろしくお願い致します。
2010年度の収支計算書
“ICI
for JEC”年四回のJEC教職者向け継続神学教育誌(現在、教職者名簿の60-70名が対象)
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収入 |
支出 |
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JEC会計より |
60万円 |
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“ICI
for JEC: Spring” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Summer” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Fall” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Winter” |
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15万円 |
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残高 |
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0 |
2011年度の収支予算案
“ICI for JEC”年四回のJEC教職者向け継続神学教育誌(現在、教職者名簿の60-70名が対象)
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収入 |
支出 |
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JEC会計より |
60万円 |
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“ICI
for JEC: Spring” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Summer” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Fall” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Winter” |
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15万円 |
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残高 |
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宣教活動費申請書
申請の理由(具体的にお書き下さい)
「JECには、KBIという教職者の奉仕生涯の基礎神学教育課程は存在しますが、卒業後の継続神学の生涯教育の場が必要ではないか」ということを共立基督教研究所卒業の時に感じ、その働きに重荷を覚え、ICIという教職者の奉仕生涯の中で学べる継続神学教育機関を設立するよう導かれました。この働きは、前回の“ICI
for JEC: Winter”にも掲載しました「聖霊経験とその聖書的解釈」資料集を含め、すでに35年間取り組んできたことです。その初期にも多くの先生方の理解もあり、「宣教戦略研究費」として計上され支えられてきました。また、ここ数年間は、年四回のJEC教職者(拡大教職者会リスト)対象の“ICI
for JEC”という神学誌を刊行し、配布させていただきました。この種の神学誌は、少し内容のある教派では取り組まれているものです。
この予算項目が「最長五年」と一泊牧師会でもインフォメーションがありましたので、遠慮すべきかと思いましたが、「JECにおける継続神学教育・生涯教育」の貴重な要素が消失することは大変残念なことですので、理事会・牧師会の皆さんにこの件について話し合っていただきたいと思いました。今回の牧師会では話し合っていただけませんでしたが、相馬先生から「安黒先生、感謝します。昨日は37名の先生たちが来られていましたので、配布物もたくさん配ることが出来ました。理事長選挙、総会の件、春期聖会、30日のビクタージョン師の講義の件などが話し合われ、働きについての討議時間は持つことが出来ませんでした。申し訳ありません。福島師からのJEC会計に関する説明では、特に支援打ち切りの話などは出ていなかったので、同じ体制であると思います。以上、ご報告致します。京都クリスチャンフェロシップセンター牧師 相馬浩」とのメールを受け取りました。
今も、「“ICI for JEC”神学誌−宣教活動費申請」を辞退するべきかどうか、迷いもあるのですが、多くの先生方から、「ぜひJEC教職者のために“ICI
for JEC”神学誌の刊行を継続してください」との励ましに押されるかたちで、今年度も申請書を出させていただくことにしました。
支援を受けるとしても、この項目が適切なのか、どうか。ルールの公平な適用に問題はないのか、等々、いろんな議論が残されていると思いますが、まず理事会で議論していただき、「JECにおける継続神学教育・生涯教育」のあり方について、牧師会等で継続して討議していっていただけたら幸いです。私の友人の属している多くの教団・教派でも、常に議論されている課題でもあります。よろしくお願い致します。
2009年度の収支計算書
“ICI
for JEC”年四回のJEC教職者向け継続神学教育誌(現在、約70名が対象)
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収入 |
支出 |
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JEC会計より |
60万円 |
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“ICI
for JEC: Spring” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Summer” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Fall” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Winter” |
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15万円 |
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残高 |
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0 |
2010年度の収支予算案
“ICI for JEC”年四回のJEC教職者向け継続神学教育誌(現在、約70名が対象)
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収入 |
支出 |
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JEC会計より |
60万円 |
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“ICI
for JEC: Spring” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Summer” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Fall” |
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15万円 |
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“ICI
for JEC: Winter” |
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15万円 |
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残高 |
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宣教活動費申請書
主の御名を崇めます。いつもICIの働きを覚えていただきありがとうございます。昨年は、特に『霊の戦いに関する聖書的・包括的理解に関するナイロビ声明』小冊子出版への融資をたまわり、心より感謝申し上げます。また、福音派陣営のプロジェクトである『現代聖書神学事典』作成へ参加するために必要な事典集購入にも大きな助けとなりました。伝道と教会形成を主眼としてきましたJECの群れの中では、特異な召しと賜物の中に生かされているように思いますが、それを温かく見守り、背後より大きな支援をいただけることを心より嬉しく思っています。
ICIの働きの基本的スタンスとしましては、以下のものがあります。二十世紀の中期に開始されたオレブロ・ミッションによる日本宣教とそれに続く日本人教職者によるJECの教会形成がありました。初期はウォッチマン・ニー著『キリスト者の標準』『キリスト者の行程』やデニス・ベネット著『朝の九時』『聖霊とあなた』などが推薦書としてあげられ、JECの「十字架と聖霊」を中心とする穏健な福音理解の土台が据えられていきました。二十世紀の後期には、教会成長に焦点が当てられる時代となり、「セル・グルーブ」「小牧者訓練」等の方法論的な領域に関心が注がれてきたように思います。そのあたりは、米国も日本も似た傾向があり、特に“簡易信条型”の教派においては、アイデンティティの希薄化現象が指摘されるようになってきました。それとともに、「セカンド・チャンス論」とか「地域を支配する霊との戦い」等の聖書の啓示の外に位置する教えが議論となってきました。どこまでが聖書的であり、どこからが非聖書的、また異教的なものなのか、という問題です。
日本には多種多様な教派があり、それぞれに固有の取り組みがなされているわけですが、わたしもJECの群れの中で、「ICI
for JEC」プロジェクトというかたちでJEC教職者対象の神学誌のようなものを作成させていただき、@今日の神学的状況と動向に関する分析と情報の提供、A注目すべき問題点と主要な争点の指摘、B福音教会を標榜するJEC日本福音教会の“核”を成すその“福音理解”の確認と、それに関するより一層の掘り下げへの呼びかけと、そのための一つの基礎資料にしていただければという思いがあります。年によって、多少の柔軟性を保ちつつ、現在は「年四回、季刊誌のかたちで、JEC拡大教職者会の六十数名の先生方に、DVD付き資料集」を提供させていただいています。郵送費がかからないように、牧師会・拡大教職者会・総会・聖会等の機会を生かしてお渡しするようにしています。それでもお会いできない場合は、まとめて郵送させていただいています。
現在は、最長五年間の「宣教活動費申請」というかたちで、この働きを支えていただいていますが、将来的には、「ICI for JECプロジェクトをJEC教職者対象の神学誌」のような位置づけで、さらに長期にわたって支援していただければと願っています。理事会にて今後検討していっていただければ助かります。よろしくお願い致します。
一宮基督教研究所「ICI for JEC」会計 2008年度報告と2009年度計画〔04月〜03月〕
活動期と
配布日 |
活動概要と項目 |
2008年度
収入 |
2008年度
支出 |
2009年度
希望予算 |
2009年度
支出計画 |
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JECより支援金 |
600000 |
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600000 |
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春季 090209 |
JEC News連載記事
小冊子
「主の祈り」と「右傾化する時代におけるJECの信仰と宣教」 |
このテーマに関する書籍の購入 |
13px10×67= 8710 |
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春季号等
2300x65=
|
|
電子メール講義録:ジョージ・ラッド著『最後の事物:第一章
聖書の預言をどのように解釈すべきか』翻訳と解説集 |
|
70px20×67= 93800 |
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夏季 070924 |
JEC牧師会講演奉仕・講演レポート作成 |
このテーマに関する書籍の購入 |
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|
夏季号等 2300x65=
|
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『霊の戦いに関するナイロビ声明』+解説講演DVD+特別講義BD
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1セット=通常価格で9100円相当 |
2000x67= 134000
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秋季 090209 |
『現代聖書神学事典』:「真理、罪、啓示、苦難のしもべ、恥」論稿のため、神学事典購入 |
TDOT(旧約聖書神学事典15巻、TDNT(新約聖書神学事典10巻)、他関連資料 |
15x5000= 75000 10x7000= 70000 |
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秋季号等 2300x65=
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合同シンポジウム総括レポート |
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6p×10x67= 4020
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冬季 090209 |
JECの「教会論」のあり方検討の神学的土台としてDVD講義録
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3000x67= 201000 |
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冬季号等2300x65= |
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郵送費・諸雑費 |
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13470 |
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2000 |
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合計 |
600000 |
600000 |
600000 |
600000 |
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活動期と
配布日 |
活動概要と項目 |
必要・ねらい |
春季 080209 |
JEC News連載記事
小冊子
「主の祈り」と「右傾化する時代におけるJECの信仰と宣教」 |
「日の丸・君が代法案」に続き、教育行政の憲法といわれる「教育基本法」の改悪、さらに「憲法」そのものの改悪を目指す右傾化の政治と世論の流れの中で、クリスチャンもその影響下に置かれやすい。この時代に生きるJECクリスチャンのあり方を提起した。 |
電子メール講義録:ジョージ・ラッド著『最後の事物:第一章
聖書の預言をどのように解釈すべきか』翻訳と解説集 |
リベラリズムへの反動としてのファンダメンタリズム、そのファダメンタリズムの中で極端な字義主義的な「イスラエル」理解の下で、特異な「終末論」を生み出す聖書解釈であるディスペンセーション主義の悪影響を懸念したラッドの取り組みの紹介。 |
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夏季 070924 |
JEC牧師会講演奉仕・講演レポート作成 |
五月頃に「霊の戦い」の問題が急浮上し、急遽ギヤ・チェンジ。講演奉仕を依頼され、多くの関連文献を収集し、JECまたICIとしてどのようなスタンスに立つべきかのガイドライン作成に取り組んだ。 |
『霊の戦いに関するナイロビ声明』+解説講演DVD+特別講義BD
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JECまたICIのための指針作成のために、神学的背景研究として「悪の問題」と「天使論」特別講義、また包括的ガイドラインとしての「ナイロビ声明」翻訳に取り組む中で、ペンテコステ・カリスマを含む福音派教会全体のために出版するように導かれた。 |
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秋季 090209 |
『現代聖書神学事典』:「真理、罪、啓示、苦難のしもべ、恥」論稿のため、神学事典購入 |
多忙な生活の中に、いのちのことば社から『現代聖書神学事典』の五つの項目について執筆の依頼。TDOTとTDNTのシリーズ完成を踏まえての企画ということで、その奉仕に応えるため、また今後の奉仕のために思い切って、その事典の計25巻を購入。 |
合同シンポジウム総括レポート |
シンポジウムで「リバイバル・ジャパン」誌の谷口編集長との出会い。私のこれまでの資料を提供させていただき、交流の輪が広がる。この記事を機会に一年間の連載記事「宗教的・カリスマ的経験の座標軸」依頼。 |
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冬季 090209 |
JECの「教会論」のあり方検討の神学的土台としてDVD講義録 |
今日、米国のバプテスト教会では、教理的アイデンテイティの空洞化現象が深刻と聞く。JECは、バプステト教会の背景をもっている。その特徴である「洗礼論」「聖餐論」「教会政治論」についての考え方を再検討する材料を提供する。 |
宣教活動費申請書
添付資料にあります通り、これまでJECの群れの必要に迫られるかたちで多くの神学的資料を作成させていただきました。それらの資料を提供させていただくかたちは、時代とともに、文書、テープ、MD、インターネット・メール、イントラネット、ICIサーバー、ストーリーミング・レクチャー、DVD等といろいろと変遷してきました。昨年からは、JEC教職者向けの「神学誌」をイメージしたかたちで「ICI
for JEC」を DVD+Booklet
のかたちでJEC諸教会教職者に配布させていただいています。これまでもJECやKBIの種々のセミナーや記念誌・ニュース等で提供させていただいています。最近では一昨年、昨年と全体集会での奉仕の機会を与えられ、「JEC信仰告白解説」「憲法改訂とJEC」「セカンド・チャンス論批判」等の資料を作成させていただきました。
ただ、奉仕の機会のあるなしに関わらず、私の重荷は、神学的・教理的な領域にあります。JEC基本方針の中に「伝えられた信仰の共有と発展」があげられています。アメリカのゴードン・コンウェル神学校[福音派]のディビッド・ウェルズ教授は、その著書
“No Place for Truth” の中で、福音派教会内部における「聖書の真理の喪失の事態」と「アイデンティティの希薄化現象」を指摘しています。これらの問題は今日の教会がもつ普遍的な問題ではないでしょうか。
わたしは、JECの歴史的な福音主義キリスト教の視点を尊重する立場から、@JECを取り巻く今日の神学的状況と動向に関する分析と情報の提供[例:憲法改訂とJEC等]、A注目すべき問題点と主要な争点の指摘[例:セカンド・チャンス論批判等]、B福音主義諸教会の核をなすその信念体系の確認と、それに関するより一層の掘り下げへの一つの呼びかけ、そのための材料の提供[例:JEC信仰告白解説等]」を「ICI
for JEC」 DVD+Booklet
のかたちでJEC諸教会教職者に配布していくことです。「ICI for JEC」は、JECの公式見解というものではなく、Jさまざまなテーマにおいて、今後のJECのコンセンサスのあり方を考える上での「ひとつのたたき台」また試案としてのものです。わたしのささやかな資料が生かされて、JECがいろんなテーマにおいて共通理解を形成し、共同歩調をとっていく上での一助にしていただければと願っています。この働きを昨年同様、今年も支えていただければ幸いです。