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2006年度 ICI日誌
2021/12/22
ICI ホームページ表紙 年度別 ICI日誌 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(休み) 2014 2015
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[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2006/11/01-12/31
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest
Happy New Year !!
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
実は、12月の中旬にパソコンで作業をしていましたら、蛍光灯≠ェ寿命が
きてきれるように、パソコンの液晶画面が消えてしまいました。PCプロジェクター
をつなぎますときれいに映りましたので、液晶画面交換の修理に出しました。
五年間保障の四年半でしたので、無料で修理ができ、昨日返却してもらったと
ころです。修理期間中は、四年半前に使用していました「98パソコン」でなんとか
しのいでいました。ただ、120GBのハード・ディスクからメール・データやファイル
が取り出せなかったので、少々不自由をきたしていました。
ここに、11月と12月のICIの活動の様子と諸資料を紹介させていただきます。
皆さまの学びの一助にしていただけたら感謝です。
12/17 『キリスト教神学』 DVD講義録 2006年12月作成 新バージョン 全巻完成!
全巻一括購入の場合−DVD講義録(DVD 18枚)を
三割引{52000円→ 36400円【送料込】}でお分かちさせていただいています。
とてもわかり易い講義ですので、個人ないし教会の神学教育教材としてご活用ください。
講義のときの、ホワイトボードの板書がよく見えて、臨場感のある講義録です。
多くの方から、大変好評です。随時注文を受け付けています。
12/5 日本福音主義神学会 西部部会 秋期研究会議 DVD講演録集
宣教と神学:「福音主義的衝動とその運動を神学的に彫琢する」
レジュメ集(46ページ):ICI イントラネット 内に掲載(閲覧用)
DVD講演録(二枚組み、レジュメ・ブックレット[46ページ]、送料込み)3000円
問い合わせ・申し込み先:aguro@mth.biglobe.ne.jp
DVD講演録 概要
10:30- 10:45 開会礼拝(眞鍋孝)、【 発題 】(司会:福田充男)
10:45– 11:20 T. 『アナバプティズムにおける“an evangelical impulse
〔福音主義的衝動〕”を彫琢する』 (福音聖書神学校:武田信嗣)
11:25-12:00 U. 『スコットランド・アイルランド長老教会の原点
−キリストの王権と契約のために−』 (神戸神学館:瀧浦滋)
12:05-12:40 V. 『宣教の神学としてのルター神学』 (神戸ルーテル神学校:橋本昭夫)
12:40– 1:40 昼食:各自外食をお願いします:(理事会:昼食時)
1:40- 2:15 W. 『松江バンドの歴史と信仰−日本における
バックストンの教会史的意義−』 (関西聖書神学校:工藤弘雄)
2:15−3:30 【 パネル・ディスカッション 】 (パネラー:発題者、司会:安黒務)
3:30−4:00 閉会礼拝:全体の総括・賛美・献金・祈り:(牧田吉和)
11/30 JECの組織神学: DVD講義録全集『JEC神学の探求』
『JEC神学の探求』は、簡易信条のかたちで存在しています「JEC信仰告白」を、
聖書的・公同的・今日的・自己革新的に詳述したら、このようになる、いうなれば
『JECの組織神学書』といってもよい、いまや福音派の組織神学教科書のスタン
ダードになった M.J.エリクソン著『キリスト教神学』を神学の初心者の方にも理解
できるように、かみくだき分りやすく講義した『DVD講義録』とそのJECの脈絡
への適用を扱った「JEC補教師セミナー・拡大教職者セミナー」DVDで、JECの
教職者、信徒の方々に丁寧に学んでいただくことを願って作成したものです。
すでに、幾つかの教会に購入していただき学んでいただいていますが、わたしの
願いとしましては、JECのすべての教会にこの『DVD講義録』が普及し、JECの
教理的なアイデンティティがより深く豊かにされることを願っています。
総額は、64500円ですが、一括購入の場合のみ、約三割引の45000円(送料込)
にて提供させていただいています。希望される教会またクリスチャンの方は、下記に
メールにてお申し込みください。確認メールを差し上げます。確認が取れましたら、
DVD講義録・レジュメのコピーをし、準備ができ次第ただちに発送させていただきます。
品物到着後一週間以内に、同封の「郵便振替用紙」にて代金をお振込みください。
11/12 JEC補教師セミナー・フォット・ギャラリー『JEC神学入門』
11/8 JEC春期拡大教職者会:準備状況の案内
11/6 今日におけるキリスト教倫理
−新約の恵みの光の下で読むモーセの十戒=|
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[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2006/10/01-10/31
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest
主の御名を崇めます
10月は、月はじめに所属団体の教職者60数名が参集しての
「拡大教職者セミナー」があり、その奉仕の準備にあたふたして
おりました。長年取り組んできましたひとつの成果として「JEC
信仰告白解説」と題して資料と講演をさせていただきました。
わたしの考え方としまして、エリクソン著『キリスト教神学』は、
それぞれの教職者に対して、それぞれの所属教派の信仰告白
を再吟味し、聖書的∞公同的∞今日的∞自己革新的
なチャレンジに応答するように迫っていると思います。「改革された
教会は、改革され続けるべきである」との宗教改革のスローガンに
応答していくひとりでありたいと願っています。
DVD講義録の作成作業もすっかり軌道に乗り、全国の神学徒
の皆様から継続して多くの注文を受けられるようになり、大変感謝
しています。経済的に潤うことが目標なのではなく、新たな研究領
域への取り組みのための経済資源とすることが目標です。その意
味で、今年は高価で貴重な数多くの神学書を買い求めることがで
きた年でした。
数多くの理解者と支援者に心から、謝々!
10/31『福音主義神学 A』と『比較宗教学(宗教の神学)』 DVD講義録の漸次案内
10/29 DVD講義録全集 プラス
『福音主義神学の基礎・聖書の批評的研究・
バルト神学との相克・ポストモダン神学』DVD講義録
『キリスト教神学』 DVD講義録 全巻完成!
全巻一括購入の場合− 90分講義×45回分のDVD講義録を
三割引{67500円→ 47250円【送料込】}でお分かちさせて
いただいています。
注文後にDVDコピーをしますので、二週間〜一ヶ月程度かかります
ので、必要な方はお早めにお申し込みください。
いくつかのDVDは新しいものと差し替えさせていただいています。
個人ないし教会の神学教育教材としてご活用ください。
特別サービス期間:おまけ
『福音主義神学の基礎・聖書の批評的研究・バルト神学との
相克・ポストモダン神学』DVD講義録をお付けしています。
10/19 『福音主義神学 B』 DVD講義録のご案内:スナップ写真集
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『総説 現代福音主義神学』をテキストにして特別講義
『福音主義神学 B』 DVD講義録のご案内
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講義スナップ集:http://aguro.jp.net/file/u/usciet00_photo.htm
恩師、宇田進先生の『総説 現代福音主義神学』が2002年10月1日に出版されて
から、はや四年経ちました。すでに刊行されていました『福音主義キリスト教と福音
派』は、歴史神学と教理史の科目のエッセンスを、神学生それぞれの所属教派の
ルーツとアイデンティティを探求するための歴史神学マニュアル≠ニ呼べる書籍
です。
私は、この書籍を用いて講義をし、神学生各自に「あなたの教会・教派の歴史的・
神学的アイデンティティをまとめなさい。」という課題を課してきました。そして、それ
はきわめて有益な歴史神学の応用の学びとなってきました。そして私自身も、私の
所属教派のルーツとアイデンティティを探るために活用させていただきました。
http://aguro.jp.net/file/j/jec_theology.htm
http://aguro.jp.net/file/j/jec_news00.htm
******************************************
そして、今回の『総説 現代福音主義神学』をテキストにして特別講義において、
並行して取り組んでいたことがあります。それは、数年越しで課題としてきました
所属教派の「補教師セミナー」において、エリクソン著『キリスト教神学』のハース
ペクティブとエッセンスを所属教派の脈絡の中に分かち合うということでした。
そのような重荷を抱いておりました中で、所属教派の「拡大教職者セミナー」での
講演を依頼され、『日本福音教会 信仰告白解説』というテーマで、組織神学的な
視点からの解説を試みようとしました。
『総説 現代福音主義神学』をテキストにして特別講義において、並行してといい
ますのは、単に「組織神学的視点」から解説するというのではなく、宇田師が序論
で記述されている視点を込めてという意味においてです。
それは、「十六世紀の宗教改革に根ざす歴史的な福音主義キリスト教の視点を
尊重する立場から、
(1)「日本福音教会・信仰告白」の解説に関連して過去の歴史的情報にとどまらず、
今日の神学的状況と動向に関する分析と情報を提供すること。
(2)「日本福音教会・信仰告白」の解説に関連して表面的でおざなりな説明にとど
まらず、今日注目すべき問題点と主要な争点を指摘して、解決への方向性を示唆
すること。
(3)「日本福音教会・信仰告白」の解説に関連して福音主義を標榜する教会として
の自覚にたち、その核≠成すその信念体系の確認と、それに関する、より聖
書的・より公同的・より今日的・より自己革新的なあり方への一層の掘り下げへの
ひとつの呼びかけとすることにおいてです。
http://aguro.jp.net/file/j/jec_confession.htm
上記のアプローチに挑戦する上で、宇田師の『総説 現代福音主義神学』の七回に
わたる特別講義の取り組みは、おおいに役に立ちました。
一宮基督教研究所では、神学生の後期の試験レポートの課題として「あなたの所属
教会・教派の信仰告白を解説しなさい。」と私の取り組みを参考にして、上記の
視点にたって「オウム返し≠ノ終わることなく、果敢な姿勢での自己革新的≠ネ
取り組み」をチャレンジしています。
皆様におかれましても、所属教会・教会の信仰告白について、かかる取り組みを
されるときの一助として、活用していただけたら感謝です。
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DVD講義録のねらいと構成
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第一回目のDVD講義録の中には、エリクソン著『キリスト教神学』の補講的な位置
づけで、「近代神学・現代神学・ポストモダン神学」の脈絡を学ぶ必要性が語られて
います。そしてそのコンテキストの中での福音主義神学の意義、特に啓示論の重
要性が教えられています。それは本書の約半分の分量が「啓示論」の議論に割り
当てられていることから分ります。
第二回目のDVD講義録の中には、神論・キリスト論・贖罪論における争点が教え
られています。
第三回目のDVD講義録の中には、教会論・聖霊論・終末論における問題点が明
らかにされています。
以上の三枚のDVD講義録は、90分×7回の講義からなっています。わたしの重荷
としましては、宇田先生が「日本人の手による『組織神学書』」をささげられて、エリク
ソン著『キリスト教神学』の内容の七割をしめる現代思想・現代哲学・現代神学を理解
して、その外堀≠ニ内堀≠埋めて天守閣≠おとすために取り組まれた
『現代福音主義神学総説』を繰り返し熟読し、咀嚼し、牛のように#ス芻し、自分の
ものとし、所属神学校の神学生とICIを通しての学びに関心を寄せてくださっている方
にお分かちしたいということでした。
今回、本書のすべてをすみずみまで細かく教えるということはできませんでしたが、
『現代福音主義神学総説』のパースペクティブとエッセンスは、かなり分りやすく教え
ることができたのではないかと思います。このことにより、エリクソン著『キリスト教神
学』の読みが数段深くされることを確信しています。
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申し込み方法・費用
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90分1000円の計算で、10500円ですが、少し割引し、送料込みで10000円で
お分かちすることにしました。希望される方は、下記のメールアドレスにてお申し込み
ください。支払いは、同封します「郵便振替用紙」にて、品物到着後一週間以内に
お振込みください。
aguro@mth.biglobe.ne.jp
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DVD特別講義録 概要
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10/11 日本福音主義神学会 西部部会 秋期研究会議
ハガキ用案内板(カラー)…当日のプログラム案内
研究会議パンフレット(カラー)…神学研究会のテーマ説明・発題者による発題概要紹介等
日時:2006年11月27日〔月〕10:30am-4:00pm
場所:福音聖書学院〔Evangelical Bible Seminary〕 メノナイト・ブレザレン
〒563-0038 池田市荘園二丁目一番十二号〔.072-761-1397〕
申込:会場準備の都合上、参加者は必ず【Fax.072-762-5731】にて、お申込ください。
主題:宣教と神学:『福音主義的衝動“the Evangelical Impulse” とその運動を神学的に彫琢する』
内容:関西にある特色のある四つの神学校とその背景にある諸教会の歴史的遺産の中心部分を、
つまりまだ鼓動の聞こえる心臓を摘出≠キるようなかたちで、紹介しあい、パネル・ディスカッション
を通して、使徒的福音と使徒的実存の多彩な展開を、神学的に彫琢≠キる。
10/3 『 JEC信仰告白 』 解説
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[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2006/09/01-09/30
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest
主の御名を崇めます
9月は、神学校の講義が再スタートしましたので、大変あわただしく過ぎた一ヶ月
でした。特に、宇田進先生の『総説現代福音主義神学』を七回の講義時間で取り扱う
ということで、その内容を消化して、パースペクティプとエッセンスを要領よく教えるため
に大変なエネルギーを注ぎ込んだ月でした。近代神学、現代神学、ポストモダン神学
の背景にある時代と文化に大きく視野が開かれたひとときでした。謝々!。
9/19
9/18
9/14 日本福音主義神学会 西部部会 2006年度 秋期研究会議 ご案内
宣教と神学:「福音主義的衝動とその運動を神学的に彫琢する」
日本福音主義神学会 西部部会「秋の研究会議のご案内」
Mission and Theology :Elaborating the Evangelical Impulse
& its Movement Theologically
1.日時 : 2006年 11月27日(月)10:30am−4:00pm
2.場所 : 福音聖書神学校 (Evangelical Bible Seminary)
〒563-0038 池田市荘園二丁目一番十二号 【.072-761-1397】
*準備の都合上、参加希望者は必ず【Fax.072-762-5731】にて、お申込ください。
*入場無料 [但し、自由献金のときがあります。]
3.主題: 『 福音主義的衝動“the Evangelical Impulse”とその運動を神学的に彫琢する 』
「シカゴ・コール」の第一項に<歴史的ルーツと連続性への呼びかけ>があり、「教会の
歴史において、キリストの絶大な救いの恵みを宣べ伝え、聖書に従って教会を改革しようと
する福音主義的な衝動が絶えず存在してきた」とキリスト教的遺産の回復が要請されてい
ます。
今回の会議では、西部部会に属する特色ある幾つかの神学校とその背景にある諸教会の
歴史的遺産とその中に存在してきた福音主義的衝動≠神学的に彫琢していただくとと
もに、教会史のある時点における使徒的福音と使徒的実存の特色ある運動として、時間
軸・空間軸における展開のしくみ≠考察し、「他の時代や他のもろもろの運動」との対話と
議論を経て、そこに隠されている「福音の全体的な意味」を掘り下げさせていただきたいと
思います。
4.プログラム (敬称略) 10:00 受付開始
10:30- 10:45 開会礼拝(眞鍋孝)、【 発題 】(司会:福田充男)
10:45– 11:20 T. 『アナバプティズムにおける“an evangelical impulse
〔福音主義的衝動〕”を彫琢する』 (福音聖書神学校:武田信嗣)
11:25-12:00 U. 『スコットランド・アイルランド長老教会の原点
−キリストの王権と契約のために−』 (神戸神学館:瀧浦滋)
12:05-12:40 V. 『宣教の神学としてのルター神学』 (神戸ルーテル神学校:橋本昭夫)
12:40– 1:40 昼食:各自外食をお願いします:(理事会:昼食時)
1:40- 2:15 W. 『松江バンドの歴史と信仰−日本における
バックストンの教会史的意義−』 (関西聖書神学校:工藤弘雄)
2:15−3:30 【 パネル・ディスカッション 】 (パネラー:発題者、司会:安黒務)
3:30−4:00 閉会礼拝:全体の総括・賛美・献金・祈り:(牧田吉和)
(コーディネーター:眞鍋、福田、正木、安黒)
9/9
9/8
9/6
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[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2006/08/01-08/31
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest
主の御名を崇めます
八月もようやく終わり、九月がスタートしました。八月は、秋の諸奉仕の
下準備と関連の神学書をたくさん収集し、目を通すことができました。
九月からの『現代福音主義神学研究 B(近代神学・現代神学・ポストモ
ダン神学編)』、十月の所属団体の拡大教職者セミナー:テーマ『JEC』、
十一月の福音主義神学会西部部会秋期研究会議の諸準備等、きわめて
多忙な季節となりそうです。お祈りのうちに覚えていただければ幸いです。
『現代福音主義神学研究 B(近代神学・現代神学・ポストモダン神学編)』
につきましては、多くの下準備資料を作成中です。テキストの分解ノートを
掲載しています。宇田進先生の『総説現代福音主義神学』を深く豊かに
読み解く一助にしていただければ幸いです。
8/13 神への崇敬、人への尊敬 !
20:1 それから神はこれらのことばを、ことごとく告げて仰せられた。
20:2 「わたしは、あなたをエジプトの国、奴隷の家から連れ出した、あなたの神、主である。
20:3 あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。20:4 あなたは、自分
のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の
下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。
20:5 それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたし
は、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、
20:6 わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。
20:7 あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。主は、御名をみだり
に唱える者を、罰せずにはおかない。
20:8 安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。
20:9 六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。20:10 しかし七日目は、
あなたの神、主の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。――あなたも、あな
たの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる
在留異国人も。――
20:11 それは主が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、
七日目に休まれたからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言
された。
20:12 あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が
長くなるためである。
20:13 殺してはならない。
20:14 姦淫してはならない。
20:15 盗んではならない。
20:16 あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
20:17 あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴
隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。」
8/12
今日は、長男が滋賀県の東近江市から、長女が西宮市から、
次男は神戸市から帰ってきています。明日の礼拝と墓前記念
会と家族揃っての昼食会はにぎやかになりそうです。午後は、
ふるさとの、昔泳いだ揖保川の堰堤で、河童≠ノなって
泳ぎます。幼少の頃は、毎日川魚を追いかけてやまない生活
を送っていました。家の裏の大きな水槽には川魚がたくさん
泳いでいました。わたしの宝でしたね。今は、神学≠ニいう
魚を追いかけてやまない生活を送っています。
十月には、所属団体のJECの拡大教職者会で奉仕を頼まれ
ています。テーマは「JEC」です。過去には、岬福音教会牧師
時代に、諸集会の必要にせまられるかたちで約20ほどの論稿
を作成したものがあります。また、「JECアイデンティティ研究室」
で作成した資料が約30あります。JEC記念誌やJECニュース
に連載した「JECの源流と歴史的遺産」の12の論稿、JECと
同じルーツをもつミラード・J・エリクソン著、拙訳『キリスト教神学』、
電子メール講義録等々、膨大な資料を再び整理して読み返して
います。
「JEC」というものを考えますときに、一冊の書籍を思い出しました。
私の愛読している神学者のひとり、英国の気鋭の新約神学者、
J.D.G.ダン著“Unity and Diversity in the New Testament”
です。「JEC」はスウェーデン・バプテスト系諸教会の背景をもち、
簡易信条型≠フ信条をもつ群れです。そのために、かなりの
多様性を内包する群れとなっています。ある人は「百人のバプテ
ストが集まれば、101の教会ができる」と言いました。
そのような多様性を内包する群れの中にある共通項≠明ら
かにしていくことが私の奉仕に期待されているものと思います。
J.D.G.ダンは、「本質においてひとつ、本質的でないものに
おいて自由、すべてのことにおいて愛」と記述しています。その
ような方向で整理していきたいと考えています。
すでに、多くの下書きをスケッチ風≠ノ書き留めています。
あと二ヶ月弱、少しずつ焦点をしぼっていかなければなりません。
ただ、当日の奉仕のためだけの資料ではなく、「JEC神学序説」
のようなかたちでまとめて、セミナーの後も、「JEC」として神学
のあり方をどのように捉えていくべきなのか、多くの教職者の間
で共有しうる「JEC神学を彫琢していく神学形成手順」のような
ものを明らかにしていくことができたらと願っています。
良き備えができて、良い奉仕ができるようお祈りのうちに覚えて
いただければ幸いです。
8/6 福音のエッセンス:対象・時間等々、TPOで語るレベルの識別
8/5 「組織神学」補講 紹介:現代 福音主義神学 研究 B
一宮基督教研究所 講義要項
科目名 現代
福音主義神学 研究 B :近代神学・現代神学・ポストモダン神学編
目的、目標
2006年度後期から、エリクソン著『キリスト教神学』において扱われて
いる「現代神学」「現代哲学」「現代思想」等々の領域を学ぶ上での補講的な
意味合いから、宇田進著『総説 現代福音主義神学』をテキストとして『現代
福音主義神学 研究 B (近代神学・現代神学・ポストモダン神学 編)』を学ぶ
ことにしました。
「現代神学」「現代哲学」「現代思想」等々の詳細な学びではなく、「十六世紀
の宗教改革に根ざす歴史的な福音主義キリスト教の視点を尊重する立場から、
1.今日の神学的状況と動向に関する分析と情報の提供,
2.注目すべき問題点と主要な争点の指摘,
3.福音主義を標榜する諸教会の核≠成すその信念体系≠フ確認と、
それに関するより一層の掘り下げへの呼びかけと、そのための一つの材料」
のパースペクティブとエッセンスを把握することを目標に学びます。 なお、この
講義は、「福音主義神学研究
A :歴史神学 編」の学びを前提にしています。
一宮基督教研究所の「組織神学」の講義は、“Introducing Christian Doctrine”
つまり、エリクソン著『キリスト教神学』の要約版を使用してきました。翻訳出
版後は、神学生の手に『キリスト教神学』四巻があるわけですが、その内容
の「近代神学・現代神学・ポストモダン神学」の部分は、米国では大学院レベ
ルの内容ですので、キリスト教神学の初歩から神学校での学びをスタートする
日本の神学校の生徒には、かなり難しいのではないかと思います。
それで、ここ数年その課題を胸に秘めて取り組んできましたのが、
「現代
福音主義神学 研究 B :近代神学・現代神学・ポストモダン神学編」です。
この講義を後期に向けて、準備中です。希望者にはDVD講義録をお分かち
させていただきます。福音派の「組織神学」のスタンダード『キリスト教神学』
四巻が、本棚に埋もれる書籍ではなく、信仰生活と奉仕の最前線でフルに活用
される書籍となるよう、祈りつつ、取り組んでいます。
この講義が、豊かさ、深さ、透徹した洞察力を伴いつつ、分りやすい講義、
そして奉仕現場に意味のある講義となるようお祈りください。
8/1 靖国神社「解放」論 Yasukuni and Public Philosophy 紹介
靖国神社「解放」論 Yasukuni and Public Philosophy(←詳細な概略の紹介へリンクしています)
稲垣 久和 著 価格: ¥ 1,000 (税込み)
目次
序章 なにが問題なのか?
第1章 靖国問題解決のための「公共哲学」―公私二元論の呪縛を超えて
第2章 滅私奉公イデオロギー―靖国の正体
第3章 靖国的原理主義の回避―「戦没者への哀悼」を再考する
第4章 「伝統」を尊重するからこそ反対する靖国参拝―日本人識者による「靖国論争」を再考する
第5章 歴史認識のズレはこうして生まれる―人間の異なる「記憶」を和解させるには
第6章 新たな追悼と記憶のかたち―「精神の自由」「心の問題」という欺瞞
おわりに 「靖国」という呪縛からの解放をめざして
私自身は、共立基督教研究所に内地留学のときに、ヘルマン・ドーイヴ
ェルトの「キリスト教哲学」の視点から、「世界の諸宗教」を神の啓示に
したがって分析・評価することを原理的かつ本質的に徹底的に教えてい
ただきました。
母校の一宮基督教研究所で、「比較宗教学」を担当を依頼されましたときには、
神道や仏教等々の膨大な情報を教えることはしないで、稲垣久和著『大
嘗祭とキリスト者』を教科書として、日本の宗教史とそれらの神の啓示の
視点からの評価と分析、そしてその歴史の中におけるキリスト者の位置づけ
をキリスト教哲学の視点から、徹底して教えました。
それは、共立基督教研究所時代に、ヘルマンドーイヴェルト著『西欧文化の
ルーツ』という書籍を受講する学生で一章ずつ分担して翻訳し、学んだときに、
私の担当しましたのは、下記の箇所でした。その学びは、ドイツのキリスト教
がナチス・ドイツとどのようであったのか、そしてナチス・ドイツの本質をギリ
シャ・ローマに起源をもつ西欧文化のルーツから流れる原理的展開にみて
いく徹底した分析と評価でした。
「第三章 歴史、歴史主義、そして規範」(枚数:18ページ)
開示と分化
伝統と文化
未分化の社会
中世の社会
ヒットラーの逆行
分化
文化経済
個別化と国民のアイデンティティ
歴史における神の裁き
そして、『大嘗祭とキリスト者』は、日本の天皇制の本質と原理を、日本の
宗教史のルーツとアイデンティティにさかのぼって、神の啓示という「まな板」
にのせて、徹底的に解剖したものです。日本の宗教全般といいますと、なにか
迷路に入ったような気がする課題ですが、「原質」と「形式」という基本概念を
もとに、非常に分かりやすい講義内容になっていると思います。
私の場合、「宗教の問題」、「日本の宗教」、「天皇制」、「靖国問題」等々は、
稲垣久和先生の著作に全面的な信頼をおいて、とりくんでいます。その意味で、
今回の書籍は、キリスト者の間でも、どう対応し、どう発言してよいのか、困難
を感じておられる方が多い領域ですので、ICIのホームページを通しても、大々
的に紹介させていただきたいと思っています。一宮基督教研究所と生駒聖書学院
での「比較宗教学(宗教の神学)」の講義でも、重要テキストとして購入し、利用
させていただく予定です。
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[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2006/07/01-07/31
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest
主の御名を崇めます
●七月も、あっという間に過ぎていってしまいました。しかし、今月も大きな祝福をいただ
いたように思います。
●7/4のJEC牧師会でのお奨めと証しを通して、ICIの働きに一部援助がいただけること
になり大変感謝しています。
●7/13-14には、改革派神学校での終末論セミナーに一泊二日で参加することができ
ました。クーラー付のゲスト・ルームを用意していただき大変感謝でした。穏健カルヴァン
主義者として、神学研究の生涯の道筋を照らしていただける神学校が車で一時間ほど
のところにあることは私にとってきわめて大きなことです。牧田先生と市川先生という親
しい先生が与えられていることも感謝なことです。それと、神学研究に必要な書籍・資料
等々の宝庫また供給源として、三田の神戸改革派神学校は私にとって、新しい学び舎
となっています。
●7/17の海の日には、東近江市の息子のところに行きました。そして、ゴスペル・ジャ
パンのサイトにあります教会紹介を通して、息子の住まいから1500メートルのところに、
良い教会があることを教えていただきました。自転車で通える、アットホームないい教会
とのことです。神さまの備えに感謝しています。
●7/25には、福音聖書神学校で、「秋期の研究会議」の準備会がもたれ、ひとつの方向
がだされ、案内状の作成、発題者依頼にまでこぎつけられたことで、ひとつの荷をおろす
ことができました。あきに向けて、楽しみがまたひとつ増えました。
7/28 to My Co-Workers
お祈り感謝します。謝々!
ようやく、「日本福音主義神学会 西部部会 秋期研究会議」の
プログラムを決定することができました。今回のテーマは、以下
の通りです。
宣教と神学:「福音主義的衝動とその運動を神学的に彫琢する」
〔2006.7.29 の段階のものです。9/15に正式の案内作成、
10/13にパンフレットによる詳細な会議レジュメ集作成の予定。〕
関西にあります神学校の中から、特色のある四つの
神学校に、上記のテーマで発題してもらい、その発題
をベースにして、「…われわれは、福音の全体的意味
に関して、他の時代や、他のもろもろの運動から学び
取る必要を認識しないでは、十全な意味で福音主義
的であるということはできない。」という「シカゴ・コール」
の呼びかけに応えるかたちで、午後のパネル・ディス
カッションを導かれたいと思っています。
今回のテーマ「福音主義的衝動」という言葉は聞きな
れない言葉であろうと思います。英文の声明では
“an evangelical impulse”という表現です。今回の会議
の準備のために選出された四人によるコーディネーター
会議では、さまざまな視点から多様な意見が出されま
した。「バルト神学へのスタンスのあり方」から「ペンテ
コステ・カリスマ運動」、そして最近の「ギャラップ調査」
「米国のキリスト教原理主義」、「日本における靖国参
拝」「ベニーヒンの集会における君が代斉唱」等々。
どのあたりに、秋期研究会議のテーマをしぼっていく
のか、が大変な作業でした。研究会議なみに、約五
時間ほど、内容の濃い議論を重ねていきました結果、
ひとつの共通項を見出したように思いました。それは、
バルトの問題、ペンテコステ・カリスマ、ギャラップ調査
報告、等々の底流に共通して流れている「現代における
福音派教会の神学」が共通して取り組むべき課題の
ひとつとして、自らのルーツとアイデンティティにおいて
「心臓部分として鼓動してきたものは何なのか?」と
いう問いです。
その意味で、今回の会議の狙いは、関西にあります
歴史的に特色のあります四つの神学校:おおざっぱに
ルター派系、ピューリタン系、アナ・バプテスト系、メソ
ジスト系の系譜をもつ神学校のルーツとアイデンティティ
に外科医のメス≠いれてもらい、その「鼓動している
生きた心臓」そのものを摘出してみせてもらおう、という
ものです。
各校発題者に与えられた時間は、35分ですので、
@神学的・教理的要素、A歴史的要素、B社会的・文
化的要素からの簡潔明瞭な輪郭描写と、その有機体
として存在してきた運動を生起させ、推進してきた、
いわば火山活動における赤々と溶けて流れるマグマ
そのものを、さわればやけどするようなかたちで提示
していただく、ということです。
それらは、従来語られてきたオウム返し≠ナ語られる
のではなく、いろんな意味で宣教戦線に異常事態が
生じているといわれている今日のコンテキストに、新しく
並べ替えられ、移し変えられた、新しく生きた語りかけが
期待されていると思います。
その意味で、従来の「リバイバル」とか「リニューアル」
とかという一般的なイメージや評価もかなぐり捨てて、
私たちのそれぞれのルーツとアイデンティティの中に
存在してきた鼓動する心臓∞焼けつくマグマ
そのものを、“An Evangelical Impulse〔福音主義的衝動〕”
として、それを福音主義神学の脈絡の中の新しい言葉
に、「宝石を原石から彫り磨き、仕上げていくように」
使徒的福音と使徒的実存の多彩な展開を、普遍的な
神学体系の中に彫琢していっていきたいと願っている
のです。
以上の意味において、各校の発題者の責任は重大と
いわざるを得ません。それは「もし、その発題において
摘出された心臓≠フ鼓動が弱々しいものであったと
したら、時間と交通費をさいて出席された方々の心臓
の鼓動を高めることはできないでしょう。もし、その発題
の中で、取り出されたマグマが黒く固まった冷たいマグ
マのかけらであったとしたら、聴衆がそれを持ち帰った
としても、宣教のエネルギーに転化することはできない
でしょう。」パネラーも司会者もまた同様、大きな責任
を背負っていることを自覚し、研究会議に向けて下準備
に余念がありません。
「シカゴ・コール」における第一の協議事項
<歴史的ルーツと連続性への呼びかけ>
「われわれは、聖書と聖霊さえあれば過去とは無関係
であると性急に思い込むことによって、われわれのキリ
スト教的遺産の豊かさをしばしば見失ってきたことを告
白する。その結果、われわれは神学的に皮相なものと
なり、質的には虚弱となり、他の者たちの間でなされて
いる神のみわざには盲目となり、われわれをとりまく文
化と安易に結託してしまった。」
これがために、われわれのキリスト教的遺産の回復を要
請する。教会の歴史において、キリストの絶大な救いの
恵みを宣べ伝え、聖書に従って教会を改革しようとする
福音主義的な衝動“An Evangelical Impulse”が絶えず
存在してきた。この衝動“Impulse”は、公教会的な諸会議
が明らかにした教理、古代教父たちの敬虔、アウグステ
ィヌス的恩恵の神学、修道院改革者たちの熱心、実践的
神秘主義者たちの献身、クリスチャン人文学者たちの学
問的な誠実さの中に表れた。
さらに、プロテスタント宗教改革者たちの聖書への忠誠と
宗教改革急進派の倫理的熱心の中で花を咲かせ、宗教
改革を完成させようとしたピューリタンと敬虔主義者たち
の努力のうちに引き継がれた。それはまた、十八、十九
世紀の信仰覚醒運動の中に表された。これらの覚醒運動
はルター派、改革派、ウェスレー派およびその他の福音的
諸派を、教会の刷新と、福音の告知と社会実践による宣
教の拡大、という全教会的なわざにおいて一致団結せし
めた。
この衝動“Impulse”は、キリスト教史のどの時点においても、
福音が聖霊の働きによって解き明かされるときにはいつでも
存在していた。たとえば、ギリシャ正教会とローマ・カトリシ
ズム内部の刷新運動の一部の中にも、またわれわれと異
なる形態をとるプロテスタント諸教派内部における聖書的
洞察のあるものの中にも存在している。われわれは聖書
が示している福音の枠を越えようとは思っていない。しかし、
われわれは、福音の全体的意味に関して、他の時代や、
他のもろもろの運動から学び取る必要を認識しないでは、
十全な意味で福音主義的であるということはできない。
シカゴ・コールについて
これは、福音主義神学会の重鎮であられる宇田進先生著『福音主義キリスト教と
福音派』の最後に掲載されています「第五章 最近の主要な宣言および声明」の
八つの声明の中のひとつで、「シカゴ・コール」という有名な声明です。
この文書は、1977年に、教派的背景を異にする福音派の指導者たちと、大学、
神学校関係者たちとによる研究会議が開かれ、その際四十名の署名をもって公
表されたアピールです。
詳しい解説は、
Robert Webber “Common Roots”、“The Secular Saint”、“The Orthodox Evangelicals”
の中にあります。日本では、宇田先生が福音主義神学誌や上記の書籍等の中で
そのコンテキストを詳しく扱っておられます。福音主義神学の歴史的ルーツとア
イデンティティの再確認、今日私たちが協議していくべき事項が
<前文>
<歴史的ルーツと連続性への呼びかけ>
<聖書に忠実であることへの呼びかけ>
<信条的自己同定ーの呼びかけ>
<全体論的な救いへの呼びかけ>
<本来の礼典観を確立することへの呼びかけ>
<霊性への呼びかけ>
<教会の権威への呼びかけ>
<教会の一致への呼びかけ>
という構成で、声明と解説がなされており、簡潔明瞭な美しい日本語に翻訳
されています。
シカゴ・コールの翻訳の全文は、
宇田進著『福音主義キリスト教と福音派』いのちのことば社、pp.244-251
http://nomachi.hp.infoseek.co.jp/chicagocall.html
に野町先生がスキャナーによる読み込にて掲載されています。
シカゴ・コールの英文:The
Chicago Call : An Appeal to Evangelicals
7/22 to My Co-Workers
七月・八月に取り組むべき大まかな課題をリストしてみました。
牧田師からいただいた千ページに及ぶ「改革派教義学」講義
ノートの丁寧な読破。
九月の一宮基督教研究所における七回にわたる講義の下準備。
二年・三年生の「福音主義神学〔歴史神学・近代・現代神学〕」
の集中講義と一年生の「組織神学」講義。
十月はじめにあるJEC拡大教職者会講演奉仕。午前の講演を
我喜屋夫人が、午後の講演をわたしが担当するように依頼され
ています。その下準備を「JECイントラネット」の中で取り組んで
いきたいと思っています。岬福音教会時代、共立基督教研究所
時代、一宮基督教研究所時代の三つの時期に作成しました膨大
な資料を整理しつつ、新たな取り組みの跳躍台≠ニなるような
準備をしていく方向で取り組んでいます。
十月の下旬には、生駒聖書学院で「組織神学」「福音主義神学」
「比較宗教学」の集中講義です。
一宮基督教研究所の後期〔10月〜3月〕までの講義日程は未定です。
冬場は他の仕事が忙しいので、前期集中のかたちをとらせて
いただいていますが、十月・十一月あたりにはまだいくつかの
講義日程がはいるかもしれません。
また、十一月下旬には、日本福音主義神学会西部部会の秋期
研究会議があり、その準備を担当しますコーディネーター会議が、
来週7月25日にメノナイト・ブレザレンの福音聖書神学校で開催
されます。コーディネーター長として、みんなの意見を聞きながら
まとめていかなければなりません。福音派全体にとって、共通し
て取り組んでいる課題の輪郭を明確にし、それらの中から緊急性
を要するテーマを、出席される方々のニーズにかみ合わせるかた
ちで提供していかなければなりません。春期研究会議もかなり
注目を集めましたので、秋期も多くの方の関心を集める会議と
なるようにと祈りつつ準備にあたっています。どうか祈りのうちに
覚えてください。
7/14 to My Co-Workers
先ほど、神戸改革派神学校から帰ってきました。
牧田吉和先生は、改革派神学校としてはめずらしく、20年間の
長期にわたって、校長をつとめてこられた先生で、来年の三月に
引退されて、小さな開拓教会の奉仕に移られるとのことです。
その意味で、最後の「夏季信徒講座」に出席できましたことは
幸いなことでした。牧田先生からは、詳細な「終末論」講義資料を
個人的にいただきました。
また、「神学入門から終末論」至る講義を、神学生の方がテープから
起こした「約1000ページにのぼる講義ノート」を図書室の司書の方
の了解を得てコピーさせていただきました。牧田先生は退職後に、
「組織神学」講義資料を整理される予定のようです。そのときには、
より完全な「牧田吉和著 改革派教義学」が完成するものと思います。
エリクソン著『キリスト教神学』を教えておりまして、講義の下準備を
しておりますときに、しばしば行き詰まりを感じていたのです。
エリクソンの穏健カルヴァン主義神学、宇田進師のヴァンティルゆ
ずりの弁証学的なアプローチ、等々。ただ、細部の議論に入って
いきますときに、カルヴァン主義の細部につきましては、未知の領域
が多々あることに気づくようになりました。
その意味で、「神学入門から終末論」至る「約1000ページにの
ぼる牧田師の改革派教義学講義ノート」は、マクロな地図に挿入され
ている都市部のミクロな詳細図のように思わせられています。
牧田師の詳細な講義には、驚かされます。こんなに詳細な講義資料
を毎回準備して講義されていたのか、またこんなに詳細な講義をする
組織神学の講義時間が可能な神学校とはどんな神学校なんだろう、と。
改革派神学校は、午前と午後にたっぷりと講義時間のある学校ですが、
その大半を牧田先生と市川先生が担当して教えておられます。それが、
このような講義を可能にしているのだと思います。
牧田師の講義の印象は、天文学のように、マクロ的な視野から入られ、
地球に接近し、人間に接近し、やがてその細胞に、そして最後には遺
伝子工学のDNAの設計図の分析にまで入っていく繊細さがあります。
コピーをしました13日の夜に、待ちきれず「神学入門から終末論」至る
「約1000ページにのぼる牧田師の改革派教義学講義ノート」の大・
中・小の項目のすべてを読み通しました。牧田神学の大まかな輪郭を
学ばせていただきました。今後、エリクソン著『キリスト教神学』を教え
ながら、牧田神学の細部についも学んでいきたいと思っています。
牧田師の今回の信徒対象の講義は、あの膨大な組織神学資料をベ
ースになされており、七度試された銀のように、吟味され推敲された
用語によって表現され、そのひとことひとことが神学的含蓄に溢れ、
凝縮され文章を分かりやすく解説される講演は、黄金の口≠ニ
評されたクリュソストムスのように思いました。
今回、神さまは、わたしにまた新たな目標を与えてくださったように
思いました。謝々!
7/12 to My Co-Workers
明日、明後日は、神戸改革派神学校にて、牧田吉和校長による
夏季信徒講座、主題「主を待ち望む喜びに生きる」
−『終末の希望についての信仰の宣言の学び』−
終末の希望:キリスト
終末の希望に生きる途上の民
終末の希望の中で迎える信者の死
キリストの再臨と神の国の完成
牧田先生は、関東における宇田先生とともに、私のもっとも学びたい
先生のひとりです。お金と時間がありましたら、共立基督教研究所での
学びかせ修了しました後、神戸改革派神学校で継続して学びたかった
のですが、それはゆるされませんでした。
ただ、牧田先生の好意もあり、単発的に講演会や講義テープ・書籍等
を通して学ばせていただいています。
わたしも、将来このような教理的内容の信徒講座を所属団体や、
所属神学校・「宇田・エリクソン・ラッド神学」を慕う兄姉とともに
もつことができるようになったらと願っています。
7/11 アジア・ローザンヌ宣教会議のスナップ写真
6/26 の ALCOE '06 アルバム のリンク記述が間違っていましたので、
再記述させていただきます。
アジア・ローザンヌ宣教会議のスナップ写真のアルバムを掲載しています。
会議のレポートのページ等もいれて、編集したかったのですが、時間が
ありません。そのままにしておくのも、もったいないのでスナップ写真を通して
一週間の会議と交わり、レクレーションの様子をご覧いただけたら幸いです。
7/11 JEA神学委員会がパンフレット「原理主義」紹介
JEA神学委員会がパンフレット「原理主義」が出版されています。
きわめてタイムリーな小冊子です。ぜひ、ご一読ください。
〔概要〕
1.過激な原理主義を生み出す聖書の解釈
2.原理主義と福音主義−米国キリスト教原理主義に見る日本の福音派の課題
3.排他主義という黒幕−神学的人間論からの考察
4.多神教は本当に寛容であるのか
5.原理主義と戦争
6.9・11当時のアメリカ福音派の状況と分析
特に、わたしが共立基督教研究所で学んでいましたときに、
同じ家族寮で向かいの部屋に住んでおられました関野先生
〔現在、聖契神学校校長〕の「原理主義と福音主義−米国キ
リスト教原理主義に見る日本の福音派の課題」は、私がICI
において取り組んでいる課題と同じものです。
その概要は、以下のとおりです。
問題の概観
米国キリスト教原理主義の歴史
キリスト教原理主義〔根本主義〕の起こり〔1920年代〕
キリスト教原理主義〔根本主義〕の分裂と福音派〔1940年代〕
福音派〔広義〕の台頭と政治への参入〔1970年代〜80年代〕
父・子ブッシュ大統領とキリスト教原理主義の支持〔1988年〜〕
米国に特有な現象としての、進化論vs創造論論争〔1910年代〜〕
米国キリスト教原理主義と日本の福音派との神学的相違点および日本の状況
基本教理〔聖書の無誤性と教育問題〕
終末論〔ディスペンセーション主義と政治/国家の連動〕
米国キリスト教原理主義に対する、日本の福音派の課題
これらのテーマは、宇田先生、エリクソン、ラッド等々が取り組んでいる
ものとも同様で、ファンダメンタリズムの内包する課題を克服しつつ、
21世紀の福音主義神学の新しい地平を開こうとするものです。
日本の福音派の各神学校においても、内包している課題を直視して、
神学教育に取り組まなければならないと思います。もしそうでなければ、
いわば盲人が盲人を導く=kマタイ15:14〕ことにもなりかねないからです。
7/8 to My Co-Workers
ICIの働きは、ながらく孤立無援≠フ中に置かれていましたが、
神学校講義、翻訳出版、神学会等々の奉仕が評価され、所属
団体である「日本福音教会」から、「開拓伝道援助」と同様の視点
から一部援助していただけるようになりました。
私の愛読している書籍のひとつに加藤敏春氏の『マイクロビジ
ネス』があります。その書籍の副題には「すべては個人の情熱
からはじまる」とあります。その意味では、パウロが獄中で書き
記しましたように、どんな境遇であろうと神さまが私に与えられた
「召しと賜物」は変わりえないのですから、環境と関係なく神学
研究と神学教育の勤めは推し進められてまいります。
ただ、そこを基準として、いろんなかたちでの支援や環境があり
ましたら、私に対する「召しと賜物」は、三十倍、六十倍、百倍の
実をもたらすことになると思います。
その意味で、神さまが開いてくださった新たな奉仕の段階、人
の心に思い浮かんだことのないもの、神さまが備えたくださった
ものとして、そのような思いを関係者に与えてくださった神さまに
心より感謝しています。引き続きお祈りのうちに覚えてください。
ピリピ人への手紙
4:12 私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる
道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことに
も乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。
4:13 私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもでき
るのです。
7/8 パソコンの増改築工事をしました !
多忙なスケジュールも一区切りつきましたので、七月のはじめは
XPパソコンの中を大掃除していました。神学校等の講義DVD作成・
保存の関係で、250GBの外付けハードディスクを二つ利用してきま
したが、40GBのパソコン本体のシステム・ファイル部分の20GBが
一杯になり、ビデオ・ファイル処理が困難になってきていましたので、
先日ハンディ・タイプの120GBの外付けハードディスクを購入し、
XPパソコンの中身全体の40GBをシステム・ファイル用に作り変え
ました。そして、データ・ファイル用に「ハンディ・タイプの120GBの
外付けハードディスク」を活用することにしました。
今週は、この改装作業にかなり時間がかかり、今日ようやく一区切
りをつけることができました。四月から六月の間は、DVDの注文が
殺到し、20GBしかないシステム・ディスクの容量の関係で、かなり
の枚数のDVDコピーに失敗がありました。今回は、システム・ディ
スクを40GBにしました。これで、当分は容量に関するいろんなトラ
ブルを避けることができると思います。感謝!
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[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2006/06/01-06/30
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest
主の御名を崇めます
四月初旬から六月下旬まで、かなりハードスケジュー
ルで推移してきました。六月を終えるにあたって、よう
やく区切りがついたような気がしています。
十数年前、内地留学の機会を与えられて、人生で最も
貴重な時期の三年間を共立基督教研究所で宇田進
先生の膝元で福音主義神学≠フ薫陶を心ゆくまで
与えられたことは、わたしの生涯で最も幸いな季節で
した。そして、その学びを終えようとしていましたときに、
ひとつの祈りが与えられました。それは、ソロモンの
祈りの箇所です。
「その夜、ギブオンで主は夢のうちにソロモンに現われ
た。神は仰せられた。『あなたに何を与えようか。願え。』」
1列王記3:5
わたしは、すでに三十台の半ばを過ぎようとしていまし
たので、「後半生をどう生きるのか?」を問われていた
ように思います。
「 14:28 塔を築こうとするとき、まずすわって、完成に
十分な金があるかどうか、その費用を計算しない者が、
あなたがたのうちにひとりでもあるでしょうか。
14:29 基礎を築いただけで完成できなかったら、見て
いた人はみな彼をあざ笑って、
14:30 『この人は、建て始めはしたものの、完成でき
なかった。』と言うでしょう。
私は、宇田先生のもとで、「福音主義神学研究」のイ
ントロダクション、パースペクティブ、エッセンスを学ば
せられたように思いました。私の目の前には、ふたつ
の道が見えました。それは、「Generalな牧師の道に復
帰して後半生を生きるのか、あるいはSpecialな神学
教師としての道に献身して後半生を生きるのか」という
選択肢でありました。それは、具体的な奉仕場所とか、
ポジションという意味でありませんでした。私の生き
る≠ニいうことの原理的な召命の問題でした。
私は、「行くところ知れずして」、『福音主義神学研究』
の神学教師としての道に自分をささげるべく導かれま
した。その頃は、どういうわけかすべての導きが閉ざ
されたように思いました。しかし、神さまは私のために
「後半生をどう生きるべきか」のシナリオを用意してい
てくださったのだと、後に少しずつ知るようになりました。
私におけるソロモンの祈りは「神様、神学研究に打ち
込める自由な時間を与えてください。」というものでした。
私は諸教会からのすべての導きと機会を失いましたが、
神学教師として最も大切なもの≠与えていただい
たと思います。それは時間≠ナす。これは、なにもの
にも代えがたい代物です。
神さまがわたしに与えてくださった時間≠フおかげ
で、わたしは「基礎を築いただけ」で終わることなく、
この十数年間の時間≠フ間に、いくばくかの建築物
わ構築することができたのではないかと神さまに感謝
しています。宇田先生が築いてくださった基礎の上に、
その神学に共鳴する人々とともに、福音主義神学研究
の建築物を生涯をかけて建設していきたいと願っていま
す。
七月と八月は、神学校も休みとなりますので、ゆったり
とした空間ができるようで嬉しいです。この時間は、奉
仕中心の研究生活ではなく、自分の好きなテーマに
したがって、あれやこれや≠ニ書物を広げることが
できるからです。
以下にあるものは、六月のICIの取り組みのレポートで
す。もし興味・関心のある資料等ありましたら、お問合
せください。
6/27 春名純人著作集研究
関西学院大学神学部特別講義『現代における福音派の神学』において、
導入的、輪郭的、エッセンシャルなかたちでお話しした講義の「続編」的
な位置づけで、どうしても詳しく掘り下げていかなければならない事柄とし
まして、『春名純人著作集』研究があります。
それは、哲学者カントを起点とします「近代的思惟」によって規定されている
近代神学・新近代神学」、つまりリベラル派の近代的プロテスタント主義と、
聖書を絶対的規範として福音主義諸信条に基づく「聖書的思惟」によって
根本的に規定されている福音派の歴史的プロテスタント主義の前提主義
(presuppositionism)%Iな研究の重要性です。
関学の講義のときでも、原理的にしか触れることができませんでした。
いろいろと熱心な質疑もあったことでもあり、このホームページ上でそのあた
りを詳しく記述することで、その質疑へのレスポンスの一助としたいと思い
ます。
6/26 ALCOE '06 アルバム
アジア・ローザンヌ宣教会議のスナップ写真のアルバムを掲載しています。
会議のレポートのページ等もいれて、編集したかったのですが、時間が
ありません。そのままにしておくのも、もったいないのでスナップ写真を通して
一週間の会議と交わり、レクレーションの様子をご覧いただけたら幸いです。
6/25 洗礼準備礼拝メモA:我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。
「我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。」
新改訳 マタ 11:28-30
11:28 すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来
なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29 わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしの
くびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが
来ます。
11:30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。
ある哲学者は、「神は二冊の書物を書かれた。」と申しました。「一冊は、被造物
世界であり、もう一冊は聖書である。」というのです。私たちは、被造物世界の
有り様を通して、神の全知全能であられることを理解します。
しかし、神はどのような人柄のお方なのでしょうか。力があっても恐ろしい人格の
持ち主もあります。私たちは、神の人柄をその御子イエス・キリストを通して知る
ことができます。イエス・キリストを知るには、新約聖書の福音書を読むことです。
心のこもった手紙を読みますときに、書き手の人の心が伝わってきます。誤解が
解けたり、喜びに満たされたり、時には涙を流すことさえあります。太宰治は三年
半をかけて「マタイによる福音書」を読んだとのことです。渇いた心をもって、聖書
を読みますとき、神さまはあなたの心に語りかけてくださいます。聖書を通して、
神さまとの生きた人格的な交わりが、そこにあります。
神はいかなるお方なのか、その人柄は福音書のイエス・キリストのうちに凝縮さ
れています。「人生は出会いで決まる」と申します。あなたも、イエス・キリストとの
深い出会いを経験してください。
6/24 嬉しい悲鳴!
いつもながら、奉仕が終わってからの方が忙しい毎日です。ホームページの編集と、
DVD講義録の編集、そして今回は案内直後から注文が殺到して、マスターDVDの
コピーでフル回転の毎日です。Co-Worker の方には、一段落して心落ちつけてから、
送らせていただきます。しばらくお待ちください。
注文の方、また送りました方から下記のメールいただきました。心のこもったメールに感謝!
「尊いお働きに感謝申し上げます。」
「先生が関西学院で現代福音主義神学のご講義をされたとのこと、メールニュースで
興味深く読ませていただきました。福音派、リベラル派双方にある「隔ての壁」を取り
除いていくための、貴重なお働きだと思います。また、最近の福音派の動向について、
私も学ばせていただきたく存じます。」
「いつも貴重な内容のニュースレたーをお送りいただき感謝です。」
「安黒先生、さっそく受取らせていただきました。
ありがとうございます。力作続きで素晴らしいですね。
今日、郵便局にて振り込みましたのでご確認ください。主にあって。」
6/21 関西学院大学神学部特別講義 『現代における福音派の神学』のDVD講義録案内
スナップ写真のサイトも作成しました。ご覧ください。
関西学院大学での特別講義『現代における福音派の神学』のDVD講義録が
できあがりましたので、案内させていただきます。(講義の著作権につきましては、
関西学院大学神学部事務室から、講演者に帰属するとの了解を得ています。)
関西学院大学 神学部 特別講義 DVD講義録(90分)+レジュメ(23p、簡易製本)
テーマ:『現代における福音派の神学』
レジュメ:パワーポイント・スライドの詳述版・参考文献リストつき
価格:DVD1500円+レジュメ330円+エクスパック送料500円=2330円
希望者は、aguro@mth.biglobe.ne.jp に「関西学院大学 神学部
特別講義 DVD講義録+レジュメを送ってください。」とメールください。
注文後、マスターDVDよりコピーし、レジュメを印刷・製本し、エクスパ
ック500で送らせていただきます。郵便振替用紙を同封しますので、
到着後一週間以内に、
郵便振替口座番号:
01110-0-15025 加入者名: 一宮基督教研究所
にお振込みください。
主要参考文献
『総説 現代神学』熊澤・野呂編、「現代における福音派の神学」宇田進
『キリスト教神学』第一巻 ミラード・J・エリクソン著、安黒務訳
『キリスト教の将来と福音主義』アリスター・マグラス著、島田福安訳
『哲学と神学』春名純人著
今回の講義は、関西学院大学神学部の「専門専攻科目」の『現代神学の諸問題 A』
の「現代アメリカ神学の冒険」【春学期週二時間 二単位】担当者:栗林輝夫教授
【講義目的】
現代のアメリカ神学の最新情報を紹介する。60年代以降、アメリ
カのキリスト教はダイナミックに展開する社会を反映して、いっそう
多元的になりつつある。この講義ではとくに「アメリカ的」な諸潮流、
ポストモダン神学、ポストリベラル神学、修正主義神学、「神の死」
神学、フェミニスト神学、宗教右派神学などを概観する。
【教科書】
栗林輝夫『現代神学の最前線(フロント)−「バルト以後」の半世紀
を読む』新教出版社
上記の講義スケジュールの中で、「第11項 福音派神学とエヴァンジェリカルの伸
張−リベラル崩壊後の戦略はどこに?−」の講義予定に関して、栗林教授は
「福音派の重鎮である宇田進先生の指摘(『キリスト教神学』の監修者の言葉の
中で言及されている)によれば、『関西学院の栗林輝夫先生と同志社の森孝一先
生の福音派理解≠ノは、ファンダメンタリズムと関係理解に混乱があり、誤解と
偏見がある』との評価があるので、この章に関して、福音派の中の適切な先生に
一度お聞きしたい。」ということがあったとのことでした。
私自身の中にも、宇田先生のような見方がありましたので、栗林先生から「『現代
における福音派の神学』というテーマで講義をお願いしたいのですが?」との依頼
を受けましたとき、意外な印象を受けました。ただ、「現代における福音派の神学」
について、母校の大学で、またリベラルな神学部で紹介の時が与えられるというこ
とは、大変光栄なことと思いましたので、講義日程の都合のつく日時に引き受けさ
せていただきました。
わたしの栗林先生についての印象は、「大変謙遜な先生だな。」というものです。
栗林先生の書籍も十冊程度入手しまして、栗林先生からも学ばせていただきました。
基本的なスタンスとしましては、解放の神学′nの神学者だと思います。米国
のバルト以後の半世紀の研究を手がけられる関係等もあり、アメリカの宗教右翼の
研究を手がけられたということのようです。ですから「福音派に関しましては、学ばせ
ていただきたい。」という謙遜なスタンスの持ち主という印象を持ちました。「関西中心
の「日本福音主義神学会西部部会の春期と秋期の研究会議にも、オブザーバー
として出席させていただきたいので、案内をください。」とのことでした。
私自身の重荷としまして、神学部の20名前後の出席者(将来の日本基督教団を
担っていかれる教職者予備軍)に「現代における福音派の神学」について正しい
理解を深めていただくということとともに、現在日本のリベラル派のキリスト教会に
影響力をもっておられる栗林先生等に「現代における福音派の神学」についての
バランスのとれた理解をもっていただきたい、ということが主眼でした。
「現代における福音派の神学」についての講義、ディスカッション、諸資料、文献紹
介等々を心を開いて受けとめてくださっていましたので、その目標はある程度達成
されたと思い、感謝しています。
今回は、約10万円くらいをかけて、ファンダメンタリズムとエヴァンジェリカリズム関
係の洋書を世界各地から収集し、研究してまいりましたので、今回の特別講義は、
わたしの「福音主義神学研究」の新たな扉を開く出来事であったように思っています。
今回の特別講義は、DVD講義録としてお分かちしていきますが、それとともに、
今回かなりの時間をかけて集中して取り組みました「現代福音主義神学研究」は、
一宮基督教研究所・生駒聖書学院・福音主義神学会西部部会研究会議とともに、それ
らの守備範囲を越えて、用いられていくのではないか、そのような予感がします。
どのような展開になるかは、わかりませんが、宇田先生から学んだ福音主義神学の
神学的座標軸≠ヘ、エリクソン神学において、さらに広範囲な組織神学的展開を
教えられてきました。私はエヴァンジェリカルな神学≠フエヴァンジェリストのひとり
として導かれているのかもしれません。その前途のためにお祈りに覚えてください。
6/21 to My Co-Worker
昨日は、関西学院大学の神学部に、『現代における福音派の神学』の特別講義に、
行っておりました。四月から続いていました一連の集中講義や諸会議のスケジュ
ールを大きな祝福のうちに終えることができたことを大変感謝しております。
お祈りに覚えてくださった方に心よりお礼申し上げます。
今回の母校の大学での特別講義は特に感慨のあるものでした。夢に描くことは
ありましても、「本当に関西学院大学で講義する栄誉にあずかれるとは…!」
信じておりませんでした。
今ひとつ、心に浮かぶ聖句は、「私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて
豊かに施すことのできる方に、…栄光が、世々にわたって、とこしえまでありま
すように。」(エペソ 3:20,21)です。謝々!
6/18 洗礼準備礼拝メモ@:我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。
中国人の求道者の方がおられますので、日中バイリンガル礼拝です。
「我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。」
創世記1:1「太初、上帝創造天地。」
=「初めに、神が天と地を創造した。」
ローマ書1:20「上帝那看不見的特性。就是他永恒的大能和神性。其實
従創世以来都看得見。是由他所造的萬物来弁認出来的。」
=「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、
世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっ
きりと認められる。」
Uテモテ3:16「全部聖経是受上帝霊感而寫的」
=「聖書はすべて神の霊感による」
クリスチャンの兄弟の奥さんが、中国の方で求道し洗礼を希望しておられますので、
キリスト教信仰の基本的な事柄を簡潔に理解していただき、洗礼式に備えたいと思っ
ています。
芸術作品を通して作者が理解できるように、被造物世界を通して創造者で
ある神さまを理解することができます。精密な時計をみますとその背後に人
間の存在をみます。天体の正確な運行をみますとそこに創造神をみます。
マクロの世界のみならず、ミクロの世界、DNAの中に、遺伝子の設計図を
みます。
中国に二人の娘さんを残して来日されているお母さんにとっては、手紙は
心通わせる大切な手段のひとつです。娘さんたちは、手紙を通してお母さん
の心に溢れているものを理解できるでしょう。同様に、聖書は天の神さまか
らの手紙のようです。1600年間かけて40数人の手を経て、人間の手によ
って編集され、文書化されましたが、その著者は神さまです。それは、オー
ケストラの演奏に似ています。多くの種類の楽器と演奏者がいますが、指揮
者はひとりです。個々の演奏者が楽器を演奏していますが、それは指揮者
によって統率されて、ひとつの曲がかなでられ、聴衆を感動の世界に引き込
んでいきます。天高く、私たちを超越しておられる神さまは、心のこもった手
紙を人間の手を経て書き届けられました。それは、暗闇の世界に生きる私た
ちに差し込む一条の光です。
6/14 昨日は…!
昨日は、一宮基督教研究所に講義に出かけておりました。一年生は、『キリスト教神学』
の要約版である『基督教教理入門』の第1章「神学の性質」と「神学の方法」を学び
ました。二・三年生は、同様に第28章「聖霊の人格」,29章「聖霊の働き」を学びま
した。
特に、聖霊の今日的働きにおいては、さまざまな議論について、歴史的経緯を説明
しました。20世紀初めのペンテコステ運動、中期のカリスマ運動、後期の第三の波
の運動について、「聖霊のすべての実と聖霊のすべての賜物」を求めることを求めた
ローザンヌ誓約と「聖霊論に関する継続会議であるオスロ会議」において「世界宣教
の包括的視野から聖霊の働きの多様性を認める」とのレポートについて、等々。
聖霊論に関する、さまざまな出来事の節目を画する重要参考文献の紹介と私の作成
してきました論文・論稿の紹介等々。充実した一日でした。もしゆるされましたら、徹夜
で講義をしてしまいかねない勢いでした。聖霊論に関しましては、三百冊以上の和書・
洋書を蔵書として所有しております。貴重な溢れるほどの内容を、選択的にエッセン
シャルに語ることは、容易なことではありません。ただ、主は語りかけてくださり、神学
生ひとりひとりに、それぞれのこれからの学びの指針と方向性を提供してくださった
ように思います。「何を、いかに、どの程度話すべきか。」それは、教える者として、
いつも心のうちに抱いている課題です。
朝、昼、夜と講義しましたので、少しハイ・テンションとなり、なかなか寝付けませんで
した。いつものように、クラシック音楽を高性能イヤ・フォーンで聴きながら眠りにつきま
した。ただ、蒸し暑く寝苦しくて夜半に目が覚めてしまい、来週の関学神学部の講義
の下準備にと、アリスター・マグラス著『キリスト教の将来と福音主義』を丁寧に読み通
すことにしました。深夜というのは、読書にひたるのに最適な時間帯だと思いました。
二時間ほどで読み通しましたら、読み疲れて、その後は眠りに入ることができました。
米国と英国の福音主義の動向について、思いを潜めながら…。
次週の奉仕のためにお祈りください!
6/11 教理的礼拝説教メモ
使徒行伝
8:35 ピリポは口を開き、この聖句から始めて、イエスのことを彼に宣べ伝えた。
8:36 道を進んで行くうちに、水のある所に来たので、宦官は言った。「ご覧なさい。
水があります。私がバプテスマを受けるのに、何かさしつかえがあるでしょうか。」
8:37 そこでピリポは言った。「もしあなたが心底から信じるならば、よいのです。」
すると彼は答えて言った。「私は、イエス・キリストが神の御子であると信じます。」
8:38 そして馬車を止めさせ、ピリポも宦官も水の中へ降りて行き、ピリポは宦官
にバプテスマを授けた。
この箇所には、洗礼の意味・対象・様式への言及があります。
新生の手段としての洗礼ではなく、「イエス・キリストへの明確な信仰の
表現」としての洗礼である。
幼児洗礼とか成人洗礼ということではなく、「信仰者の洗礼」である。
洗礼には、水が使用されている。滴礼か浸礼か、明確ではないが、
ローマ書の解説からして、信仰内容である「キリストとともなる死・葬り・
復活をもっとも美しく表現する浸礼形式」がベターであるだろう。
聖書学校において、「組織神学」の講義をしています。その講義の中でアドバイス
していますことのひとつに、「組織神学」で学んだ内容をアレンジして「礼拝説教」
の中に、隠し味として織り込んでいくように、ということがあります。私自身は、
そのようなかたちで「礼拝説教」を常に教理的な味わい≠フあるものにする
ことを目指しています。神学生たちの「教理的説教」への励ましになることを
念頭に、私自身の教理的説教のメモを少しずつ書きとめていきたいと思います。
6/10 JECの歴史と神学についての講演
日本福音教会(Japan Evangelical Churches)のDブロックのT先生から、
「JEC拡大教職者会を10/3に関西学院大学同窓会館で開催しますので、
JECの歴史と神学についての講演をお願いします。」と連絡がありました。
「JECの源流と歴史的遺産」につきましては、すでにJECニュースに一年間
かけて連載させていただいたものがあります。また、すでにJEC正教師・
補教師セミナーや西宮ECや奈良ECのセミナー、KBIアイデンティティに
関する特別講義においても、講演させていただき、すでに聞いておられる方
もあるかと思いますので、「JECの組織神学的ルーツとアイデンティティ」に
ついて、ここ50年間の「JECの福音理解のあり方」を、エリクソン著『キリス
ト教神学』における理解と対話させるかたちで、次の50年間に向けての
JECの組織神学的アイデンティティを模索する機会となればと考えています。
JECとKBIの流れには、「十字架と聖霊、そして宣教」というすばらしい特徴
があります。ウォッチマン・ニー著『キリスト者の標準』で描写されている
“Normal Christian Life”とJ・ハーバート・ケイン著“World
Christian”で描写
されている“World Christian Life”の二つの特徴です。それらのすばらしい
特徴を継承・深化・発展させていくことがひとつの課題だと思います。
もうひとつは、歴史神学的視点と組織神学的視点から、JECの源流と歴史
的遺産をみていきますときに、課題にも目を留めることが大切と思っています。
それは、16世紀の宗教改革の遺産を体系化しました17世紀の正統主義神学
の後に、18世紀の啓蒙思潮の時代、その流れに適応・適合の道を歩んだ
19世紀の自由主義神学、20世紀の新正統主義神学の展開における戦い
の中で、形成されていったファンダメンタリズム(根本主義)の内包する課題
のことです。20世紀の多くのバイブル・スクールは、このファダンメンタリズム
の影響を受けており、JECとKBIも同様の影響下にあると思います。
そのような中で、いろいろな名前で呼ばれていますがリフォーミング・ファン
ダメンタリズム(根本主義の修正)の流れが生起してきました。現在では、
エヴァンジェリカリズム(福音主義)と呼ばれている流れです。JECは、摂理
により、その名前の真ん中にエヴァンジェリカル≠置いています。
私は、歴史神学また、組織神学を教える教師のひとりとして、所属している
JECまたKBIの流れの内包している神学的課題のひとつひとつに丁寧に
取り組んでいきたいと願っています。ドイツの大統領はナチス問題を抱える
ドイツ国民に対して「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目となる。」と語り
掛けました。私はJECとKBIの流れに属する人々に、宗教改革、正統主義
神学以降の神学の流れに目を開き、現在のリフォーミング・ファンダメンタリ
ズム(根本主義の修正)≠フ流れの中に身をおいて、最近の課題と傾向を
直視できるよう、神学的な手助けをすることができたら幸いと思っています。
エリクソンが来日講演しましたときは、同じ関西学院大学同窓会館にて、
午前をエリクソンが講演し、午後の時間に私が、エリクソン著『キリスト教神学』
の神学方法論を、JECの脈絡に適用して「JECの神学方法論」、菅神学生の
聖化論に関する論文に関連して「JECの聖化論」について、解説的な講演を
させていただきました。ただ、そのときの反省としましては、「神学校の講義の
ように話してしまったかな。」ということがあります。今年の秋の講演では、
もっと噛み砕いた内容を、JECの今日的脈絡に密着したかたちで提供してい
かなければならないと思っています。つどってくださった牧師・伝道師・宣教師
ご夫妻に、「バッハやモーツァルトの音楽の流れている雰囲気のあるレストラン
で御馳走を召し上がっていただいた」そのような印象の残る教職者会でなければ
ならないと考えております。フルコースのフランス料理の食材を仕込むシェフの
ように、余念なく準備に取り掛かりたいと思っています。お祈りください。
6/9 “Don't Worry about it !”
“Great Smile !”ですか、次は是非そのような笑顔をみせていただきたい
ですね。
「大地が癒されるときがくる」という話を聞いたことがあります。
今回の奉仕は、関係が癒されることにより、大地が癒され、
神さまが閉ざされていた門を開いてくださった結果なのかも知れません。
そのような気がします。今や同じ道をつき進む同労者に、心より謝々!
6/6 「水彩画のギャラリー」のページを作ってみたいですね!
生駒聖書学院に一泊二日で集中講義に来ています。講義は午前中のみで、
一日目は『キリスト教神学』で、「神学入門」と「神学の性質」について学び
ました。午後はいつものホテルに移動し、軽い昼寝をした後、明日の講義の
準備にかかります。夕方は、散策をかねて近くのイトーヨーカドーに買い物に
出かけます。パソコンのアダプターが断線しているようなので、アダプターを
購入しました。また、バッハのCD、水彩画の本、画材等も購入しました。
学生時代に油絵を描いていましたが、イエス・キリストを信じたときに、「それ
まで価値あるとしていたことをちりあくたのように」というパウロにならって、
すべてを捨てていたのですが、最近は文化や芸術の大切さも知るようになり
ました。また、時間をみつけて、いつでも描けるように画材とスケッチブックだけ
でも揃えておこうと思った次第です。いいものが描けましたら、ホームページの
中に、「水彩画のギャラリー」のページを作って、またみていただけたらと思って
います。明日は、『福音主義神学(歴史神学)』と『比較宗教学(宗教の神学)』
の講義です。お祈りください。
それと、朗報としましては、ホテルの部屋にランの設備が整えられていまし
たので、これからは奈良のホテルでも、インターネットを通しての作業ができ
ます。ありがたいことです。
6/3 F先生よりのメールを紹介させていただきます。
6/2 一宮基督教研究所 組織神学講義 DVD講義録のご案内
キリスト教神学 第六部 『罪論』 60分講義×3回
「罪の性質と起源」「罪の結果」「罪の重大性」の三つの章
の分かりやすい講義です。
キリスト教神学 第七部 『キリストの人格』 60分講義×3回
「キリストの神性」「キリストの人性」「キリストの人格の統一性」の三つの章
の分かりやすい講義です。
キリスト教神学 第八部 『キリストのみわざ』 90分講義×2回
「キリストのみわざへの導入」「贖いの中心的主題」の二つの章
の分かりやすい講義です。
60分講義×3回 or 90分講義×2回
60分講義=1000円と決められていますので、送料・レジュメを
サービスしまして、3000円でお分かちしています。希望者は、
下記メール・アドレスに「…のDVDを送ってください。」
と記述してお申し込みください。申し込み後、編集された「オリジナル・ディスク」から、コピーさせていただき、
「郵便振替用紙」を同封して、郵便局のエクスパック500にて送らせていただき
ます。品物の到着後、一週間以内にお振込みください。郵便振替口座番号: 01110-0-15025 加入者名: 一宮基督教研究所
6/1 関西学院図書室にて、講義資料の収集
今月の関学神学部での奉仕に向けて、準備を始めています。「現代神学の諸問題A:
現代アメリカ神学の冒険」の講義の中で、栗林先生は御自身の著書『現代神学の最前線
(フロント)−バルト以後の半世紀を読む』をテキストにしておられます。その中で「現代にお
ける福音派神学について講義してほしい。」ということのようです。
基本的には、『総説 現代神学』の中で、宇田進先生が「現代福音派教会の神学」について
簡潔明瞭に紹介しておられますので、そのあたりを分かりやすく説明し、質疑応答を受けたい
と考えています。
その論稿を何度も読み返している中で、社会学者のピーター・バーガーの『異端の時代』の
引用で現代意識が詳しく扱われていましたので、KBIの帰り途中に関学の図書館に
立ち寄り、絶版書籍から今回の講義に必要な箇所のコピーをさせていただいたということです。
その後、KGに勤めているT兄とS兄に会い、レストラン・ポプラでドリンクを飲みながら、神学談義
に花を咲かせました。帰り際に、ランバス礼拝堂で聖歌隊が練習していました。30年前の青春に
時計が戻ったような錯覚におそわれました。
────────────────────────────────────
[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2006/05/01-05/31
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest
主の御名を崇めます
5/22-26の間、フィリピンにて開催されたACLOE Y(ローザンヌ・アジア宣教会議 Y)に
出席させていただきました。全体の報告は、ルーテル神学校の正木先生がクリスチャン
新聞やリバイバル新聞等で報告してくださると思います。
個人的に、印象に残りましたのは、マニラで移動中のタクシーの窓に、タオルとか水を
売り歩いている貧しい少年の表情です。赤信号で一時停止しているタクシーの窓のそば
に立ち、ノックしている幼い少年の眼には涙が潤んでいるような気がしました。
一宮基督教研究所での講義の中で、「ローザンヌ運動−ACLOEへの経緯−今後の動向」
について、写真紹介と短くレポートをしておりましたとき、その貧しい少年の姿を思い出し
涙が溢れてきました。アジアの貧困とその中に生かされている人々の現実に直面させら
れたからです。 「もし、自分がそのような人生に生かされていたとしたら…」とその少年
の人生に深く感情移入して、涙が止まらなくなりました。
その他、イスラム教徒の子供を教会に誘って三年間投獄された女性の話、牢獄で賛美と
証しを通して多くの人が主に導かれたこと、騒乱の地アンボンで拉致されたクリスチャンの
子供が、「主を否定するなら解放してやる。」となんども脅されたが、“ I am a soldier in
Christ.”と繰り返し告白し、主を否むことなく、殺された証しなど、涙なしには語れない
多くの証しを耳にしました。
アジア宣教の最前線、それはまさしく「生きることはキリスト、死ぬこともまた益です。」
と書き記した使徒パウロの生きたピリピ書の現実と少しも違うところがありません。アジア、
それは今日最も殉教者を出しつつ、確実な宣教の前進をみせている地域なのです。
私もまた、アジアの人々とともに告白したいと思います。“ I am a soldier in Christ, also.”と。
5/29 母校、関西学院大学神学部における特別講義『福音派における現代神学』
今日、関西学院大学の栗林輝夫先生より、「神学部の三年・四年生の神学生を
対象に『福音派における現代神学』というタイトルで90分の特別講義をしていた
だけないでしょうか。」との電話がありました。
特別講義のかたちでありますが、母校である関西学院大学で教鞭をとることの
できることを心より感謝し、日程に都合のつく6月20日の特別講義の依頼をお
受けしました。「今日の福音派神学」についての良い証しのときとなるようお祈
りください。
5/27 ローザンヌ・アジア宣教会議 Y レポート @
PS 1
また、フィリピン滞在中は、「微に入り、細にわたって」日本ウィクリフ聖書翻訳協会
の福田崇先生(アジア大洋州地区総主事)にお世話になりました。感謝!
PS 2
「ローザンヌ・アジア宣教会議 Y」のレポートは、クリスチャン新聞やリバイバル
新聞において、今回の日本の責任者でありました正木牧人先生による報告が
掲載されると思います。ぜひ、ご覧ください。
5/20 リバイバル新聞とクリスチャン新聞に「春期研究会議」の記事
「リバイバル新聞」5/28号の第四面に、「福音主義神学会『千年王国を巡って
神学会議』−ユダヤ人伝道の位置づけを探る−」の記事が掲載されています。
また、「リバイバル新聞」5/28号の第五面に、「聴く」に、恵敦子記者による
「あぐろ」に対するインタビュー記事『健全な神学は神の恵みを教えてくれる』
が掲載されています。
「クリスチャン新聞」5/21号の第二面に「福音主義神学会西部部会春期研
究会議:ユダヤ人伝道の視点から終末論を考える」の記事が掲載されています。
5/20 「ローザンヌ・アジア宣教会議」主催の“ALCOE W”
5/22-27 の間、フィリンピンのマニラで開催されます「ローザンヌ・アジア
宣教会議」主催の“ALCOE W”に出席します。会議の祝福、行き帰りの
安全のためにお祈りください。
5/20 名著『キリスト教神学』の私の読み方・学び方
M.J.エリクソンの名著『キリスト教神学』の私の読み方・学び方を
神学校に新しく入学してきた学生のために書き留めてみました。
5/13 一宮基督教研究所 組織神学講義 DVD講義録のご案内
キリスト教神学 第五部 『人間論』
「人間論への序論」「人間の起源」「人間における神の像」「人間を構成する性質」
「人類の普遍性」の五つの章についての分かりやすく、流れるような講義です。
60分講義×3回
60分講義=1000円と決められていますので、送料・レジュメを
サービスしまして、3000円でお分かちしています。
希望者は、
下記メール・アドレスに「『神学入門』DVDを送ってください。」
と記述してお申し込みください。
申し込み後、編集された「オリジナル・ディスク」から、コピーさせていただき、
「郵便振替用紙」を同封して、郵便局のエクスパック500にて送らせていただき
ます。品物の到着後、一週間以内にお振込みください。
郵便振替口座番号: 01110-0-15025 加入者名: 一宮基督教研究所
『神学入門』
神学研究全般についてのマップの紹介、聖書学部門、歴史神学部門、組織
神学部門、実践神学部門の四部門制の神学教育についての懇切丁寧な解説です。
60分講義×3回
60分講義=1000円と決められていますので、送料・レジュメを
サービスしまして、3000円でお分かちしています。
希望者は、
下記メール・アドレスに「『神学入門』DVDを送ってください。」
と記述してお申し込みください。
申し込み後、編集された「オリジナル・ディスク」から、コピーさせていただき、
「郵便振替用紙」を同封して、郵便局のエクスパック500にて送らせていただき
ます。品物の到着後、一週間以内にお振込みください。
郵便振替口座番号: 01110-0-15025 加入者名: 一宮基督教研究所
5/11 新緑の公園散策、謝謝!(シェシェ!)
最近、うちの教会の礼拝に中国人の方が来られているので、
中国語を少し勉強しています。再見!(ザイジェン!)
5/3 Photo is …! 新緑の一宮町
雨模様だった四月の桜風景とは一変し、
透き通るような光が降り注ぐ五月
デジタル・カメラを手に誘い出されました。
5/3 ポスト研究会のための継続フォーラム:ICIとJECの二つのイントラネットの活用を再開しました。
ICI サーバー は、
ビデオ・ファイル掲載可能な大容量サーバーをもつICIの働き・資料を提供するための、
どなたでも閲覧できる開放型タイプのホームページです。
ICI イントラネットは、
書き込み可能な双方向≠フ対話型グループウエアです。
また、登録された方対象の閉鎖型サイトです。
24時間365日体制で双方向の神学的対話≠することを目指しています。
登録希望者には「登録案内状」をお送りしています。
ICI イントラネットには、福音主義信仰にたち、福音主義神学に関心を寄せられる方はどなたでも無料で登録ができます。
登録を希望される方は、「ICIイントラネットに登録を希望します。」とメールください。「登録案内状」をお送りします。
JEC&ICI イントラネットには、日本福音教会(Japan Evangelical Churches)のメンバーの方々、
またICIの卒業生・関係諸教会の方々も、どなたでも無料で登録できます。
JECやICIのルーツ・アイデンティティの研究を取り組んでいます。
登録を希望される方は、「JECイントラネットに登録を希望します。」とメールください。「登録案内状」をお送りします。
5/3 春期研究会議 DVD会議録(送料込:3000円)
「春期研究会議」のDVD会議録ができあがりました。なかなかの良い出来栄えと思います。
希望者に、「DVD二枚組み+発表レジュメ集」をユウパック・エクスプレスで送らせていただいています。
希望される方は、下記のメールアドレスに「2006年度春期研究会議のDVD会議録等を送ってください。」と記述し、
送り先の「住所・氏名・電話番号・電子メール・アドレス・所属等」を記述し、お申し込みください。
申し込み順になりますので、お早目にお申し込みください。
問い合わせ先: aguro@mth.biglobe.ne.jp:
申し込み後、編集された「オリジナル・ディスク」から、コピーさせていただき、
「郵便振替用紙」を同封して、ユウパック・エクスプレスにて送らせていただき
ます。品物の到着後、一週間以内にお振込みください。
郵便振替口座番号: 01110-0-15025 加入者名: 一宮基督教研究所
5/2 『キリスト教神学』第二巻:第四部 神のみわざ論 DVD講義のご案内
「神のみわざ論」の中の
「17章 神の計画」「18章 神の創造」「19章 神の摂理」の集中講義です。
教理的説教調の、分かりやすく、御言葉の権威に根ざした力強い講義です。
各章のエッセンスを十分に理解した上で、テキストでる『キリスト教神学』を
読みますと、非常に良く分かります。また、ツボを押さえた学びは、読みを
深くします。
60分講義×3回
60分講義=1000円と決められていますので、送料・レジュメを
サービスしまして、3000円でお分かちしています。
希望者は
下記メール・アドレスに「『キリスト教神学』第二巻:第四部』のDVDを送って
ください。」と記述してお申し込みください。
申し込み後、編集された「オリジナル・ディスク」から、コピーさせていただき、
「郵便振替用紙」を同封して、ユウパック・エクスプレスにて送らせていただき
ます。品物の到着後、一週間以内にお振込みください。
郵便振替口座番号: 01110-0-15025 加入者名: 一宮基督教研究所
5/1 三週間コース特別講義 『健全な神学に立つ』 DVD講義のご案内
『健全な神学に立つ』
講師の「あぐろ」の求道生活、救い〜エリクソンの名著『キリスト教神学』の
翻訳に至るまでの足跡を辿りつつ、「健全な神学に立つ」とは、どういうことか、
どのようにして「健全な神学な神学に立つ」ことができるのかを分かりやすく
解説した、情熱一杯のメッセージ・エッセンス集です。
60分講義×3回
60分講義=1000円と決められていますので、送料・レジュメを
サービスしまして、3000円でお分かちしています。
希望者は、
下記メール・アドレスに「『健全な神学に立つ』DVDを送ってください。」
と記述してお申し込みください。
申し込み後、編集された「オリジナル・ディスク」から、コピーさせていただき、
「郵便振替用紙」を同封して、ユウパック・エクスプレスにて送らせていただき
ます。品物の到着後、一週間以内にお振込みください。
郵便振替口座番号: 01110-0-15025 加入者名: 一宮基督教研究所
4/28 Photo is …!!
研究会議も終わり、やっと、一区切りがつきました。
会議終了とともに、荷をおろせるかと思っていましたが、新聞社へのレポート、
会議のフォローのためイントラネットの再開、DVD講義録の処理、ホームページ
への書き込み、理事会書記への報告書等々、終わってからの方が忙しいですね!写真集とDVD講義録をつくりました。写真とビデオ、ふたつのメディア素材。
ビデオの方が新しさ、そして臨場感がありますが、写真はまた別の世界ですね。
4/27 春期研究会議 DVD会議録(送料込:3000円)
「春期研究会議」のDVD会議録ができあがりました。なかなかの良い出来栄えと思います。
希望者に、「DVD二枚組み+発表レジュメ集」をユウパック・エクスプレスで送らせていただいています。
希望される方は、下記の郵便振替口座に「2006年度春期研究会議のDVD会議録等を送ってください。」と記述し、
送り先の「住所・氏名・電話番号・電子メール・アドレス・所属等」を記述し、3000円をお振込みください。
振り込み確認後、ただちに発送させていただいています。(申し込み順になりますので、お早目にお申し込みください。)
問い合わせ先: aguro@mth.biglobe.ne.jp:
郵便振替口座番号: 01110-0-15025 加入者名: 一宮基督教研究所
4/26 春期研究会議 スナップ写真集
当日の会場出席者は159名で、通常の研究会の約三倍の出席者でした。
今回の人数は、神学会関係者に加え、一宮基督教研究所と生駒聖書学院とユダヤ人伝道関係者の合流参加が大きかったです。
当日の集会参加に加え、インターネットに傍聴者もある、地理的隔ての壁が壊された画期的な「神学研究会」でした。
会場の雰囲気を伝える「スナップ写真集」を上記の「神学会関連サイト」の中の左上の「’06 春期研究会議」にリンクしています。
室内撮影でしたので、すこし写りが良くないですが、雰囲気は伝わると思います。ご覧ください。
4/25 「日本福音主義神学会 西部部会 春期研究会議」は、大きな祝福のうちに終了しました。
4/16 New !!
ICIとJECの二つのイントラネットの活用を再開しました。
多くの機能がありますが、簡単に申し込ますと、閉鎖的なホームページと登録されたメンバーの方であれば
自由にそのサイト内の情報・資料等々を活用したり、書き込みをしたりできるブログもある、
安黒が主催しますインターネット上の「
双方向の質疑応答が可能な神学研究室」です。
以前、利用しており、しばらく休止しておりましたが、 今回導きを受け、信仰により再開させていただきます。
費用は、それぞれのイントラネット維持に年間約25万円ずつ必要ですが、主が満たしてくださると思います。
内容は段階的に過去のレベルに復旧させ、さらに格段に充実させていく予定です。
ICI イントラネットには、福音主義信仰にたち、福音主義神学に関心を寄せられる方はどなたでも無料で登録ができます。
「日本福音主義神学会西部部会研究会議」は、春期と秋期に二回ありますが、
ICIイントラネットはそのような「神学研究会議」の24時間、365日バージョンということになります。
JECイントラネットには、日本福音教会(Japan Evangelical Churches)のメンバーの方々なら、どなたでも無料で登録できます。
「日本福音教会正・補教師セミナー」は、神学校を卒業し数年間の伝道・牧会現場での奉仕を経て、
奉仕教会の推薦を受け、正式の按手式を受ける前に、受講する特別セミナーがありますが、一泊二日に限定されています。
わたしの重荷としまして、一宮基督教研究所(KBI)での超教派的な「聖書神学」「歴史神学」「組織神学」を、
日本福音教会(JEC)の脈絡にかみあわせて、さらに詳細に神学的な手ほどきをし、
JECのすばらしい神学的アイデンティティを継承・深化・発展させる手助けをさせていただきたいと思ってきました。
このことを実現するために、今回「JECイントラネット」を再開させていただくことにしました。
これにより、年に一度の一泊二日の「JEC補教師セミナー」を、24時間365日開催できるようになりました。
JECのメンバーの皆様のご利用をよろしくお願い致します。
4/15 日本福音主義神学会西部部会春期研究会議の昼食について
今日、大田先生の奥様から連絡をいただきました。昼食は、
KBIでカレーを作ってくださるとのことです。価格は600円です。
参考までに連絡させていただきます。
4/14 「春期研究会議」の開催まで、約10日!
「春期研究会議」の開催まで、約10日となりました。すでに多く
の方の出席申し込みが届いておりますが、出席を予定されてい
る方で、まだ連絡されていない方は、受け入れ側の準備の都合
がありますので、下記までできるだけ早く、出席者名と弁当の
申し込みをしてください。(すでに連絡をされている方は結構です)今回の会議は、クリスチャン新聞とリバイバル新聞でも取り上げ
られます。当日の取材もあります。新聞もご覧ください。
4/13 ひとつのの神学書、ひとつの小冊子!
今回の研究会議に間に合わせるかのように、ひとつの神学書と
ひとつの小冊子が刊行されました。ひとつは、エリクソン著『キリ
スト教神学』(第四巻)−聖霊論・救済論・教会論・終末論−です。
もうひとつは、ローザンヌ宣教シリーズの『ユダヤ人伝道』−教会
の召命−です。この小冊子は、現在最終的な校正中であり、研
究会議の場で販売されます。『キリスト教神学』はこの二週間で80冊の注文があり、すでに直
送させていただきました。神学研究会において購入を希望される
方は、4/20までに安黒までメールにてお知らせください。希望
された方の数は必ず用意させていただきます。(研究会議場での
価格は、5%レスに加えて、「終末論特別講義DVD」のおまけつ
きです)注文数のみ用意させていただきますので、注文なしで購入される
場合は、会場で販売されている「カベナンター書店」さんからお買い
求めください。価格は5%レスですが、おまけDVDはついていない
ことをご了解ください。郵送させて場合は、定価5250円+送料500円(郵便エクスプレ
ス)を同封の郵便振替用紙にてお振込ください。(すでに幾人かに
郵送させていただきました。)この場合は、おまけDVDつきです。
4/12 「春期研究会議」のビデオ紹介やレジュメの掲載
すでに、案内の中にもありましたように、コーディネーターの間で
ひとつずつ了解を得ながら、今回の「春期研究会議」のビデオ紹
介やレジュメをインターネット上に掲載していく準備をしております。昨年の春の研究会議の「クリスチャン・スピリチュアリティ:イント
ロダクション」のビデオとレジュメを掲載させていただいています
下記のサイトに、今回の資料の一部を同様に掲載させていただ
きます。http://aguro.jp.net/jets_west/jets_west00.htm全部をご覧になりたい方は、「研究会議記録DVD」をお求めください。
4/11 「研究会議の詳細な記録DVD」について
研究会議の詳細な記録DVDは、二枚組みで3000円(送料は
サービスさせていただきます)になる予定です。経費を差し引いた
残りを西部部会会計にいれさせていただく予定です。希望者は、早めに安黒までメールにてお申し込みください。
申し込み順にコピー作成し、送らせていただきます。
4/10 「24時間365日、開かれている研究会議の広場」
また、今回からの新たな試みとして、インターネット上における
24時間365日開かれている「研究会議」の広場として、下記の
「ICIイントラネット」の場を試験的に活用させていただくことにさ
せていただきました。http://iciici.intranets.co.jp/今回のテーマをも含め、福音主義神学の継承・深化・発展のため
の継続的な対話に取り組んでいけたらと願っています。無料ですので、関心のある方は「登録案内状を送ってください。」
と下記の安黒までメールください。
4/8 『きみに読む物語』を見て
最近、『きみに読む物語』という映画を見ました。見たのは後半だけ
でしたので、DVDを購入して何回も見ました。「なぜ、…!」とつめよる
相手に「365日、毎日手紙を書き続けた。」と告白する場面があり、
それを知って愕然とする場面描写が印象的でした。静かな、優しい音調が、一気に激しい嵐のような音楽に変調する瞬間
ですね。老後の認知症の妻を介護する夫、映画全体にすばらしいメッ
セージが秘められており、感動しました。
4/6
三月のJEC拡大教職者会で、面白い話を聞きました。「牧師には友達が
少ない。」という話しです。「委員会では多く、いろんな行事や事務的な事
柄は話す機会は多いのだが、心をゆるしなんでも話し合える友人を見出す
ことはまれである。」ということでした。わたしも、最近は忙しすぎて、「心を亡くしている」ようです。からだが先に
走っていってしまって、心が後からついてくるかのようです。わたしも少し立ち止まって、からだに心が追いつくのを待ってやりたいと
思います。少しばかり、仮想のカウンセラーを想定して、その心ゆるせるカウンセラー
に心のうちを打ち明けるように、書き綴っていきたいと思います。
4/1 New !! 「春期研究会議」のインターネット中継による傍聴のご案内
会議の内容をお手元のパソコンで、同時中継のかたちで傍聴できます。
詳しくは、案内のPDFファイル
インターネット傍聴特設ページをご覧ください。
傍聴希望者を至れり尽くせり、丁寧にフォローする特設掲示板もあります。
分からないことがありましたら、スペシャリストの筧兄(tkr@krittz.net)にお問合せください。
春期研究会議の詳細な案内と参加申し込み方法については、上記の「神学会関連サイト」をご覧ください。
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『キリスト教神学』第四巻ついに刊行されました!
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待ちかねていました、エリクソン著『キリスト教神学』の
第四巻が、いのちのことば社から直送されてきました。
そのときのお礼のメールの一部です。わたしの気持ち
を知っていただけたら幸いです。
主の御名を崇めます
『キリスト教神学』第四巻を送っていただきありがとうご
ざいました。なにか、ひとつの大きな事業の完成式典に
立ち会えたようで、大変感激しています。
今後は、エリクソンが取り組んだエバンジェリカル・セオ
ロジーの路線が日本の福音派全体のひとつの共通項と
して広げられていくことに、微力ながら尽力していきたい
と思ってます。
安黒 務
第四巻の翻訳を担当してくださいましたのは、仙台バプ
テスト神学校の森谷正志先生です。翻訳ご苦労さまでし
た。また、第一巻から第四巻まで監修してくださいました
恩師の宇田進先生には、あらゆる点において感謝しても
しきれないものがあります。ダビデに対するヨナタンの気
持ちといえば、少し分かっていただけるでしょうか。宇田
先生に出会うことなしに、今日のわたしはないと思います。
以下、この翻訳事業の一端に関わらせていただいた
喜びを、その経緯もふくめ、ひとつの証しとして書かせ
ていただきます。
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わたしと『キリスト教神学』との出会い
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3/30
ミラード・J・エリクソン著『キリスト教神学』第四巻、つい
に刊行されました。今日は、まだ乾ききっていないイン
クの匂いのする、待望していた第四巻を手でさわり、
頬擦りし、ページを一ページずつ開いて匂いをかいで
いました。
『キリスト教神学』は、共立基督教研究所に三年間内
地留学させていただきましたときに、その当時の所長
でありました宇田進先生より、じきじきに教えていただ
いたものです。講義が待ち遠しく、教室に入ると、席に
座ると、家内が赤ちゃんのおむつをいれていた象さん
マークのカバンからおもむろに、“Christian Theology”
を取り出し、講義の始まる前から、その時間に学ぶ箇
所を、モーツァルトの音楽に聴き入るかのように、読み
ふけっておりました。講義が始まりますと、宇田先生の
講義を耳で聞きながら、目では“Christian Theology”
のテキストをたどり、多色ボールペンでアンダーラインを
ひいたり、書き込みをしたりしておりました。
いつも思いましたことは、「日本語よりも、分かりやすい
英語だ!」という印象でした。渇いた砂に水がしみこむ
ように、わたしの知性に、いや人格の本質に神学のエッ
センスがしみこんでいくのを感じていました。「人生は出
会いで決まる」といいますが、本当にすばらしい師に巡
り合い、すばらしい書籍に巡り合ったと思いました。そこ
がわたしの人生のいわば、アルキメデス点≠ナあった
ように振り返ります。
共立基督教研究所を修了しますころ、導きを求めて祈り
ました。伝道・牧会の現場に復帰することに責任を感じ
ていたのです。ふたたび、Generalな牧師の道を導かれ
ていくのかと思っておりましたが、神さまはSpecialな神
学教師の道を切り開いて進むように計画しておられまし
た。紆余曲折はありましたが、振り返ってみますと、共立
基督教研究所での学びを終えましたとき、牧師としての
歩み方をささげて、神学教師としてフルタイムの再献身
に導かれたのだと思います。そのときは、なにも見えなく
て、アブラハムのように「行くところを知らずして」、神さま
の用意しておられるフロンティアにすすむことだけが分か
っていました。そのときは、常に安易な道に安住すること
を許されない身であることに「不遇をかこっている」と思い
ましたが…。そうではなかったことを神さまは証ししてくだ
さいました。真実な神は、真実を語り、その真実を人生の
中で実証してくださることを、後に知ることになりました。
その当時、ひとつの御言葉を示されていました。
ルカ
14:28 塔を築こうとするとき、まずすわって、完成に十分
な金があるかどうか、その費用を計算しない者が、あなた
がたのうちにひとりでもあるでしょうか。
14:29 基礎を築いただけで完成できなかったら、見ていた
人はみな彼をあざ笑って、
14:30 『この人は、建て始めはしたものの、完成できなか
った。』と言うでしょう。
共立での内地留学を終えようとしていたときに、示された
みことばです。共立の三年間での学びで神学教師として
の奉仕の生涯の基礎を築かさせていただきました。
そこで、オーソドックスな牧師に戻る道筋と、スペシャル
な神学教師としての新しいフロンティアを切り開く道が
見えました。わたしは悩んだ後、第四子に「拓人(フロン
ティア)」と名づけて、後者の道を進みました。困難では
ありましたが、後悔のない祝福の道筋でした。
マタイ
25:14 天の御国は、しもべたちを呼んで、自分の財産を
預け、旅に出て行く人のようです。
25:15 彼は、おのおのその能力に応じて、ひとりには五
タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを
渡し、それから旅に出かけた。
25:16 五タラント預かった者は、すぐに行って、それで商
売をして、さらに五タラントもうけた。
25:17 同様に、二タラント預かった者も、さらに二タラント
もうけた。
25:18 ところが、一タラント預かった者は、出て行くと、
地を掘って、その主人の金を隠した。
25:19 さて、よほどたってから、しもべたちの主人が帰っ
て来て、彼らと清算をした。
25:20 すると、五タラント預かった者が来て、もう五タラン
ト差し出して言った。『ご主人さま。私に五タラント預けて
くださいましたが、ご覧ください。私はさらに五タラントも
うけました。』
25:21 その主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実な
しもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私は
あなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜
んでくれ。』
25:22 二タラントの者も来て言った。『ご主人さま。私は
二タラント預かりましたが、ご覧ください。さらに二タラン
トもうけました。』
25:23 その主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実な
しもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私は
あなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜
んでくれ。』
25:24 ところが、一タラント預かっていた者も来て、言った。
『ご主人さま。あなたは、蒔かない所から刈り取り、散ら
さない所から集めるひどい方だとわかっていました。
25:25 私はこわくなり、出て行って、あなたの一タラント
を地の中に隠しておきました。さあどうぞ、これがあなた
の物です。』
25:26 ところが、主人は彼に答えて言った。『悪いなま
け者のしもべだ。私が蒔かない所から刈り取り、散らさ
ない所から集めることを知っていたというのか。
25:27 だったら、おまえはその私の金を、銀行に預け
ておくべきだった。そうすれば私は帰って来たときに、
利息がついて返してもらえたのだ。
25:28 だから、そのタラントを彼から取り上げて、それを
十タラント持っている者にやりなさい。』
25:29 だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、
持たない者は、持っているものまでも取り上げられるのです。
このみこちばも、忘れることができません。通常は「一粒の
麦死なずば」と、自我に死ぬことが祝福の道と教えられる
のですが、わたしはこの箇所から、「一タラントを土の中に
埋めず」と聞き取りました。当時のJECの先生方はいくつ
かの教会を提示してくださり、普通の牧師に戻るように
道を用意してくださいました。しかし、わたしにとっては、
そのように歩むことは「周囲の思惑に配慮して、神学教師
としての一タラントを土の中に埋める行為」のような気がし
たのです。
郷里に帰りまして、小さな開拓伝道にたずさわりながら、
所属団体の神学校で再び教えさせていただくことになり
ました。最初は、宇田先生の『福音主義キリスト教と福音
派』をテキストにして、歴史神学のエッセンスを数年間教
えさせていただきました。やがて、その当時の高橋院長
から、「組織神学を教えてもらえませんか!」と声を掛け
られました。わたしは、そのときに迷うことなくエリクソン著
の“Christian Theology”をテキストとして選択させていた
だきました。それは、その神学校でどのような組織神学書
をテキストとして使用するかによって、その神学校、そして
それにつらなる所属団体、諸教会の群れの神学的体質に
50年間にわたって深い影響を与え続けると確信していた
からです。
洋書しかありませんでしたが、ためらいはありませんでした。
「これしかない!」「これが今日、ベストの組織神学書である。」
との絶対的な確信がありました。洋書を使って教え始めました。
そのときに、アマゾン書店を通して、要約版の“Introducing
Christian Doctrine”があることを知り、さっそく取り寄せました。
内容といい、分量といい、日本の聖書学校では適切なもの
と判断できました。ひと夏かけて、すべての段落のヘッドラ
インを翻訳しました。英語は文頭で結論が明らかになります。
英語の神学書も段落の最初のセンテンスにおいて、その
段落におけるメッセージがかなり読み取れると思っています。
そして、教えているうちに、感じましたことは、講義時間量の
相対的な不足でした。「もっと丁寧に教えたい!」と思います
のに、要点をひろいながら、説明を入れていくかたちで推移
してゆきました。それがとても残念でしたので、「一段落ずつ
丁寧に翻訳し、それを解説していく。」電子メール講義を配信
するようになりました。これは、元々は教えたりなかったと思
いました卒業した神学生たちを「インターネットを通しての継
続神学教育」の中でフォローしていくためのものでした。
しかし、この取り組みは「私の思いをはるかに超えて」、教え子
にとどまらず、教派をこえ、団体をこえ、海外の日本語のできる
人々へと受け入れられていきました。日本各地から、米国、
カナダ、オーストラリア、香港、タイ、シンガポール、バングラデ
ィッシュ、フランス等々から、「電子メール講義」の受講の申し
込み、そしてレスポンスが届くようになりました。
その当時、そのような状況に驚嘆したわたしでしたが、しかし
それは神さまがなそうとされていたことの、ほんの序章にしか
すぎないことを後に知るようになります。(続く)
3/30
午前中の発表の準備ノート:「歴史的前千年王国説におけるユダヤ人伝道の神学的位置づけ」 安黒務
ミラード・J・エリクソン著『キリスト教神学』第四巻(聖霊論・救済論・教会論・
終末論)がついに、3/30に刊行されました。
今回の安黒発表の基本テキストです。是非、購入してあらかじめ読んで
おいていただければ感謝です。
3/23 「日本福音主義神学会 西部部会 2006年度 春期研究会議」のご案内
「詳細なご案内」です。ご覧ください。プリントアウトして案内に御利用ください。
直前の案内状:研究会議の経緯、準備状況、
発題者の講演アウトライン(予定)、出席と弁当の申し込み、
パネル・ディスカッションの内容と方向性、諸奉仕の分担等
今回は、出席者が大人数になることが予想されています。
昼食の弁当注文に迷惑がかかる可能性がありますので、
出席を希望される方は、下記の申し込み書を電子メール、
あるいはファックス、あるいは電話にて、コーディネーター長
のあぐろまで、出席者の名前と昼食の希望の有無をご連絡
ください。よろしくお願い致します。
3/18 『千年王国の意味』−ラッドの「歴史的千年王国説」について
3/17 ジョン・マーレー『ローマの信徒への手紙』について
3/16 G.E.Ladd "The Presence of the Future"「未来の臨在」について
- 新約聖書の終末論についての最も包括的な現代的取り扱い。
ラッドは彼自身の考え方に反対している最近の思想の真の理
解を示し、彼は彼が反対している見方に関してさえ驚くべき公
平さをもって取り扱っている。(オットー・A・パイパー)
3/15 ベスト・モーツァルト 100
3/13 チャイコフスキー
3/10 2006年度の予定表を更新しました。
3/9 テキストにブルーマウンテンの香りが…
今日は、論文指導をさせていただきましたK神学生から送っていただきま
した「ブルーマウンテン・コーヒー」をいただきながら、G.E.ラッドの
- “The Last Things”(最後の事物)の
- 第1章「預言的聖書箇所をどのように解釈するのか?」
- 第2章「イスラエルについてはどうなのか?」
を翻訳・解釈、ページの余白に多色のボールペーンで要点を整理しながら
精読していました。テキストにブルーマウンテンの香りがしみ込んだかも
しれません。耳には、ステレオ・ヘッドフォンを差し込んで、モーツァルトの
調べが流れています。軽快なオペラは神学的思考を刺激し、重たくなり
がちなわたしの思いに翼を与えてくれます。
3/7 「アンナ・パブロワ」の生き方から
わたしには、好きなビデオが二つあります。ひとつは、「ゴッドファーザー」
のTUVのシリーズで、もうひとつは「アンナ・パブロワ」というロシア・バ
レリーナの公演・旅行を映画化したビデオです。両者とも、映像と音楽は
ピカいちです。またそのストーリーの中に流れるメッセージも心に響くもの
があります。
「アンナ・パブロワ」は、共立基督教研究所の家族寮で生活していました
ときに、テレビから録画していたもので、かなり映像が汚くなっていました。
そこで、ここ十年くらいいろんなルートを通して探していました。ロシア・バ
レエのDVDもいろいろ集めました。そのような中、ついにそれを見つけ、
昨夜注文しました。
エリクソンは、神学の営みは芸術だと語っています。芸術に親しむこ
とは、神学者にとって大切なことと思います。バルトもモーツァルトの音楽
に親しみました。わたしも、バロック音楽を中心にクラッシック音楽に、また
絵画に映画に、バレエに、いろんな領域で一流の人たちから刺激を受け
ることはわたしたちの召しに対してモチベーションを高めることにつながり
ます。
「アンナ・パブロワ」の生き方は、わたしの目指す生き方と重なり合う部分
をみせられるようで、いつも深い共感をいだきながら見させていただいて
いるのです。
3/3 カール・バルトについての資料について
最近、宍粟市一宮町の図書室に行く機会がありました。そして、そこで
「モーツァルト」の伝記を借りて読みました。そのときに、「図書館経由で
日本各地、世界各地からいろんな書籍を借りることができないか。」を
尋ねました。すると「近隣の図書館や県立図書館等からは借りれる。」
ことが分かりました。
それで、夏の集中セミナーのときに、収集しきれなかった
をお願いして、借りることができました。宇田進先生の講義の
中で、「バルト神学」についての入門書として紹介されていた書籍の
中の一冊です。バルト神学からは、学ぶべきポイントと葛藤を覚える
ポイントの両方がありますが、それらのひとつひとつを丁寧に精査して
いきたいと思っています。
3/2 ジョージ・E・ラッドに関する資料について
先日、関西学院大学時代の、絵画部弦月会時代の親友のTくんより、
頼んでいた資料が届きました。G・E・ラッドに関する下記の資料です。
そのときに書きましたことを紹介させていただきます。わたしがラッドを
どのように見ているか、理解していただけると思います。
「内容と概略をおおざっぱに読み通しました。 福音主義にたちつつ、
今日の学問との相互対話を大切にするラッドのスタンスをもう一度
教えられました。また、同じ志をもたれている多くの同僚たる神学
者に囲まれていることを再認識しました。
「ヘブル 12:1 こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように
私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわ
りつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競走を忍耐をもって走り
続けようではありませんか。」
わたしも同様の志を抱いておりますので、わたしを取り囲んでくださって
いる、この時代のバランスのとれた福音主義神学者たちの文献を効果
的に読み進めてまいりたいと思います。
歴史神学、組織神学の領域は、宇田先生やエリクソンから多くの指針を
得ております。課題としてありました聖書神学部門ではラッドとその周辺
の神学者たちの文献の研究を深めていきたいと願っています。
神学研究者にとりまして、文献収集はもっとも大切な部分です。
将来、関西学院の図書館にこもって、ネットを通して世界各地の図書館
から文献を収集し、召される日まで、研究生活を続けたいですね。
わたしの夢です。
3/1 ジョージ・E・ラッドの著作について
先月は、ジョージ・E・ラッドの著作集を読みふけっておりました。
そのことを記述した“ Monthly ICI ”を配信しましたところ、共立基督教
研究所で学んでいましたときに、家族寮でとなり同士でありました、
わたしの尊敬する先生であり、友人である関野祐二先生からメールを
受け取りました。そして、ラッドの著作について記述された論稿のある
サイトの紹介を受けました。その内容はわたしがめざし、取り組んでいる
ものと同じでしたので、ここに紹介させていだたきます。
- 「原理主義的傾向を克服するために」
- http://www.jeanet.org/magazine/n21/message_tayoka.htm
────────────────────────────────────
[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2006/01/01-02/28
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest
三寒四温と申しますが、昼間の強い日差しを頬にうけますと、
少しずつ春の暖かさが近づいてきているような気がします。
この二月は、福音主義神学会の春期研究会議にあわせて、
フラー神学校のジョージ・E・ラッドの著作を順番に熟読しています。
エリクソンの著作にも感じたことですが、「どうしてこんなに分かり
やすいのかな!」と驚嘆すること、しばしです。
そのスタンスの穏健さ、中庸さにひかれますとともに、聖書解釈の
自然さ、その原則の一貫性など、聖書解釈以前の要素におきまし
ても、本当にすぐれた考え方の持ち主と思います。
エリクソンの『キリスト教神学』の翻訳のときに思いましたが、
エリクソンの終末論理解の背景には、G.E.ラッドの著作のおお
きな影響があります。エリクソンの終末論は、ラッドの終末論を
ベースとして構成されているといってよいと思います。
わたしの願いとしましては、「エリクソンの著作集が翻訳されて
いくことと、平衡してラッドの著作集も翻訳されていったなら、
モザイクのように多様な教派に分かれている日本の福音派の間に、
さらに神学的な共通項が広げられていくのに…!」
ということがあります。
ただ、少しずつですが、わたしのホームページやICI News Letter 、
そして神学生たちの小論レポート等を通して、G.E.ラッドの著作集
にあるいくつかの主題について紹介していきたいと思います。
2/26 一宮基督教研究所 神学生小論レボート集表紙
ICI Students Papers 060223:「一宮基督教研究所 神学生小論集 No.2」
一年生:三位一体論について
二、三年生:千年王国論等について
2/22 ジョージ・E・ラッド著作集の研究
四月の「日本福音主義神学会西部部会の春期研究会議」における発表、
『歴史的千年王国説におけるユダヤ人伝道の神学的位置づけ』の準備の
関係で、ジョージ・ラッドの著作集の研究にいそしんでおります。その果実
としまして、ラッド関係のファイルを少しずつ記述し、紹介していきたいと思
います。
http://aguro.jp.net/file/16a_gel00.htm
2/21 宍粟市一宮町の紅葉と積雪風景
「ふるさとの山に向かいて、ゆうことなし、ふるさとの山はありがたきかな!」石川啄木
一宮町に生まれ、育ち、今、日本各地に散り散りになっている人たちに、ふるさとの水と空気を送りたい!
http://aguro.jp.net/file/s/shiso.htm
2/16 クラッシック&ゴスペル・シンガー:吉田恵子
JECの中の歌手のことを思っているうちに、吉田恵子さんのことを思い出しました。
二十数年前になりますか、わたしが岬福音教会の牧師をさせていただいておりました
ときに、教会のコンサートに奉仕していただきました。そのときの証しと賛美の豊かさを
忘れることはできません。吉田恵子さんは、「お母さんを亡くされたとき、その深い悲し
みのゆえに、どんな慰めのことばも心に深くふれることはなかった」そうです。
しかし、聖書の中に「ヨハネ 11:35 イエスは涙を流された。」を読まれたときに、イエス
さまもまた、涙を流してくださっているのだ。と知って、深く慰められたとのことでした。
その証しを聞いたとき、吉田恵子さんの賛美の底に流れる霊性の深さ、豊かさを見せ
られたような気がしました。
今、そのことを思い起こして、「吉田恵子」で検索しましたら、サイトがありましたので、
下記に紹介させていただきます。魂を揺り動かす素晴らしい賛美がそこにあります。
http://www.sakaigospel.com/m/keiko-y/
2/15 ICI教師会レポート
また、新しい土地での最初の教師会は、ある意味で「ヨシュアはヨルダン川の真ん中で、
契約の箱をかつぐ祭司たちの足の立っていた場所の下にあった十二の石を立てたのである。」
ヨシュア記 4:9 とあります。多くの話し合いがなされましたが、その議論の中にわたしは
十二の石を見せられたように思いました。
まだ、明確なかたちをとっているわけではありませんが、わたしの好きなJ.D.G.ダン教授の
「このひとつの小さな頭脳では、…知るべきことをすべて知りつくすことは、容易ではなくなって
いる。そこで、ある意味では自己弁護的になるが、しかし原理的には私なりの確信にもとづいて、
私は学問研究が共同作業であり、対話であると考えることを好むのである。半分しか形成さ
れていない私の思考が、誰かにひらめきを与えることができれば、という望みを絶えず抱いて
いるので、思考が半分しか形成されていない状態でさえも、私はあえて語ろうとするのだ。」
という言葉に励まされ、さらに諸先生方からの「安黒先生の提言を文書にまとめてください!
そして、それを今後の教師会で検討していきましょう。」との依頼もありましたので、そのときに
示された、その石のひとつひとつを「ICI News Letter」のかたちでまとめて、紹介させていた
だきたいと思います。
2/15 ゴスペル・シンガー:向日かおり
KBIの教師会に行きましたときに、音楽の科目を教えてくださっている向日先生にお会い
しました。そのときに、向日先生がKBI事務室のパソコンを操作して、掲示板の書き込み
を確認しておれましたので、「向日先生もホームページ作っておられるんですか?」とお尋
ねしました。「サイトのアドレスをまたメールで教えてください。」と頼みましたところ、「向日
かおりと打ち込んで検索しますと、すぐ開けます。」といわれました。帰ってから、そうします
と、下記のサイトを開くことができました。「ゴスペル・シンガー 向日かおり」と紹介されて
いました。KBIの音楽の先生≠ニいうイメージが強かったので、新しい驚きがありました。
「ああ、ここにも歌手≠ェおられたんだ!」と。ちゃんと見回したら、もっとたくさんの歌手
が存在されているのかも知れませんね。賜物を生かして、主の栄光を現すことができたら、
とっても幸せですね!God bless Singers in Christ !
コンサート情報、アルバム、掲示板等があります。
I am 「静けさが好き、でも友達が好き、自然が好き、星が好き、この広い宇宙が大好き
小さく見える星が集まって大きな宇宙に光り輝かせているなんて素敵、神様が好き、
だから神様に捧げるゴスペルが好き」なんて
なかなか、詩人ですね!
2/14
KBI(生駒新校舎)にて、教師会がもたれました。議題は、新入生・編入生申し込み状況、
進級生、修了生、卒業生状況、新しい生駒での授業の感想、今後の方向性の模索、
教育内容の充実「より多様な必要を見出し、学びの機会を提供」(通信制・IT授業・シニア
コース・信徒コース・教職者の継続教育[学位の提供の表裏両面]の検討)・学生の指導
方針等でした。それらのときに、私が担当させていただきました「組織神学」「福音主義神学」
「比較宗教学」「卒業論文指導」等の「一宮基督教研究所 神学生小論文集」も紹介させてい
ただきました。ネット上では表紙のみですが、下記に紹介させていただきます。
ICI Students Papers 060129:「一宮基督教研究所 神学生小論集 No.1」
2/13 JEC出身の『歌手』を発見! Simon Peter
最近、下記のホームページを発見しました。いろいろと聞いていきますと、私たちの青春
時代を画した「高校生スプリング・キャンプ」で活躍されたN福音教会のトンカチ・バンド
のかたわれ、Tw兄弟とのことです。
もうひとりのかたわれ、Tn兄弟は京都大学法学部を卒業して司法試験をパスして裁判官
になっておられます。Tw兄弟は、阪大の工学部を卒業して後、松下に入られ、22年間
サラリーマン生活を送られました。
その間歌うことが好きで、ずっとこれを仕事にできたらと願い続けられ、2002年3月 リスト
ラがあり、希望退職者が募集された際、思い切って応募、チャレンジを開始されました。
(勇気ある決断ですね!虎穴にいらずんば、虎子を得ず≠ナすね!)
同年4月から8月まで歌うべき歌を考え、自主CDを製作されました。10月から外向けパ
フォーマンスを開始され、22日に京都駅八条口でデビューされました。
2002年 11月20日ライブハウスデビュー、現在まで出させていただいたところは、
京都 KYOTO MOJO、磔磔、VOX HALL、MUSE 389 HALL、陰陽(ネガポジ)、
伏見大手筋CoCo、今出川 BackBeat,七条大宮 After Beat、梅田 Banana Hall、
心斎橋 FANJ、The Celler(アメリカ村)、吹田 5th−Street、西宮 RJ&BME’s、
三ノ宮 URBAN SQUARE、西九条 SOFT MACHINE、
京都駅でストリートライブができなくなったので、最近は近鉄大久保駅改札口付近で日曜日
夕にやっておられます。
ファーストアルバムは、「グルーヴ&バラード」、70年代の名曲テイストと現代のグルーヴ
を併せ持つ傑作曲集\1,200(税込み)です。
下記は、「彩門ペー太」ホームページです。
http://www.wao.or.jp/p_kikaku/
ご活躍をお祈り致します。上記のホームページに活動予定があります。近くのライブ・ハウス
にこられたときは、聴きに行ってあげてください。
2/6-7
JEC(日本福音教会)の一泊での牧師会が、明石海峡大橋のそばの舞子ビラ・ホテルで
開催されました。“ICI News Letter”のかたちで、『キリスト教神学』(第四巻)の案内と、
この春にKBIにて開催されます「日本福音主義神学会 西部部会研究会議:宣教と神学−
ユダヤ人宣教の神学的位置づけ」を案内させていただきました。
ICI News Letter 060206: 『JECのより良き神学的アイデンティティの模索』
ICI News Letter 060207: 『JECとKBIにおける終末論理解の幅を知る』
わたしの願いのひとつとしまして、多くの教派・教団には、それぞれの群れのアイデンティティ
を継承・深化・発展をはかる目的をもった『神学誌』のようなものがあるものですが、JECには
行事報告を中心とした「JECニュース」しかありません。そこで、最近はじめました『関西聖書
学院 小論文集』のJEC版のような、教職者を対象とした『神学誌』のようなもののビジョ
ンを心のうちに温めさせていただいているのです。
目標としましては、私にとっての「JECの神学的座標軸」であります宇田進著『福音主義キリ
スト教と福音派』と『総説 現代福音主義神学』を歴史神学軸=i横軸)とし、エリクソン著
『キリスト教神学』を組織神学軸=i縦軸)として、その根と幹と枝に、JECの中で取り組ま
れているさまざまなムーブメントを関係付け、位置づけてゆくというものです。関係されている
諸先生方に原稿を書いてもらい、編集責任者として、神学的視点から「総括」を書かせていた
だくことを願っているのです。それは、JECにおけるさまざまな運動、これからの取り組みが、
福音主義神学の視点からの健全さを惜しみなく証していくものであってほしいと願うからです。
まだ、これから多くの試行錯誤があると思いますが、多くの方の祈りに支えられて、助言を
うけつつつ取り組んでいきたいと思っています。
2/3 『キリスト教神学』第四巻、まもなく発売!
『キリスト教神学』の第四巻が、三月中に発売されます。
福音主義神学の精華、待望の完結巻!
内容:聖霊論、救済論、教会論、終末論、総索引
価格:5000円+消費税=5250円
1/27 『キリスト教神学』第二巻、重刷 − 感謝とお願い!
いのちのことば社より「『キリスト教神学』第2巻を重刷することになりました。訂正等ございましたら、
ご連絡ください。」との連絡を受けました。この書籍は、翻訳者のわたしといのちのことば社の翻訳
スタッフと監修をしてくださった宇田進先生の共同作業によるものです。また第1巻もそうでしたが、
『キリスト教神学』を読み、また教会や神学校で使用してくださっている先生方からのご意見や感想
をもとにさらによりよい神学書へと変えられていくべき、福音派教会・神学校の共有財産ともいえる
ものと考えています。もし、訂正の必要があると思われる箇所がありましたら、遠慮なく下記メール・
アドレスの安黒までメールください。よろしくお願い致します。
年末にお電話しました監修者である宇田進先生も、「このように内容のある神学書が福音派におい
て重刷されることは、画期的なことだ!」と喜んでくださいました。まもなく、『キリスト教神学』第四巻
も刊行されると聞いております。感謝!
1/26
「日本福音主義神学会 西部部会 春期研究会議」の日時、場所、プログラム、発表者、パネル・ディスカッシ
ョンの形式等が決定しました。神戸ルーテル神学校の正木牧人先生から「福音主義神学誌」等とともに会員
に案内状がまもなく送付される予定です。神学会会員のみならず、今回のテーマに関心のある多くの方に
参加・出席していただきたく、ICIのホームページならびにICIインフォメーション・メールにても案内させて
いただきます。
日時:2006年4月24日 (月) 10:00-16:30
場所:一宮基督教研究所 (生駒新校舎):
〒630-0266 奈良県生駒市門前町 22-1 .0743-70-8600
E-Mail :
ICI-mat419@maia.eonet.ne.jp ;
Homepage :
http://www.eonet.ne.jp/~ICIICI/index.html
主題:「宣教と神学」:副題−ユダヤ人伝道の神学的位置づけ
プログラム詳細(リンクしていますPDFファイルをご覧ください。関心のある方にプリントしてご案内ください。)
1/25
終末論の集中講義が終わりました。これで、終末論の「終末論の導入と個人終末論」、「再臨とその結果」、
「千年王国と大患難の見方」、「最後の事柄」の四つの章のDVD 90分講義が揃いました。秋季に行いました
KBIでの終末論講義は60分版で、要約的な講義でしたが、IBCでの終末論講義は90分版でかなり詳細に
講義することができました。配布中のDVD講義では90分版DVDを配布させていただいています。
それと、そのときの板書の様子を見ることのできる「集中講義スナップ写真集」を掲載しています。講義アウト
ラインを示すPDFファイルとともにご覧になりますと、講義の流れを知ることができます。
1/8
このホームページの中の「ビデオ講義録」のファイルのうち、重複しているファイルは「ICIサーバー」の容量の
関係から整理させていただきました。このことにより、今後作成していく予定のさまざまな新しいビデオ・ファイル
の掲載が可能となります。
1/1
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
『キリスト教神学−基督教教理入門』のDVD講義録の全巻紹介を下記サイトに掲載しています。ご覧くださり
この新しい年の学びへのチャレンジとしまして、このDVD講義録を学んでいただけたら幸いです。
http://aguro.jp.net/file/v/v_k_04-06/c_v_ct00_k04-06.htm
DVD講義録−全巻完成しました!
今回の講義で、エリクソンの『キリスト教神学』・『基督教教理入門』のDVDによる講義録が全部揃いました。
個人の神学研究のために、また教会教育の教材として全ての「DVD講義録」をまとめてお買い求めください。
全巻一括でお買い求めの場合、三割引(45講義X1500円=定価67500円→47250円【送料込】)にて
お分かち致します。ご希望の方は、下記までメールください。