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日本福音主義神学会 西部部会 秋期研究会議

インターネットを用いての「神学研究」の実際

17/05/15

ネット社会における可能性


1.  求められているものは何か

2. アウトライン

3. キリスト教史におけるインターネットの歴史的意義

4. インターネット・パソコンの基礎知識

5. 神学研究生活におけるパソコンソフトの活用

6. インターネットを活用した神学研究の途方もない潜在力

7. 書籍購入・情報検索について

8. 電話帳型とガイドブック型ー情報ガイドの必要

9. 新学習指導要領

10. 未来への挑戦、湘南藤沢キヤンパス(慶応義塾大学)

11.今日における神学研究の動向

12. SOHO的な継続神学教育機能のビジョン

13. バーチャルな神学校の可能性

14. 21世紀における「福音主義神学会オンライン」の提案

15. 「福音主義神学会」ホームページ試案

16. インターネットを用いての「書籍収集」の実際ーエリクソン研究の場合

17. インターネットを用いての「神学研究発信」の実際ー安黒の場合

18. 福音主義にたつ神学的ホームページへの期待

19. 最近の課題を取り扱った福音主義にたつホームページへの期待

20. 参考文献一覧

21. お問い合わせ先


 

1. 求められているものは何か

  1. 「神学研究」においてインターネットはどのように役に立つのか
  2. その実際的経験とそこからうまれた知恵の紹介
  3. 三十分の講演ー輪郭的なこととエッセンスで

2. アウトライン

  1. 序:No.1−2
  2. 背景・基礎知識:No.3−5
  3. 活用方法:No.6−8
  4. 方向性・可能性:No.9−15
  5. 実際・期待:No.16−19

 

3. キリスト教史におけるインターネットの歴史的意義

  1. 二千年ミレニアムの重大事件ークーベルタンの印刷術、航海術による世界宣教の進展など
  2. 専門技術の応用の時代ー19世紀の宣教師は伝道者であった
  3. 20世紀は宣教のわざが多様化−医療宣教、翻訳と言語学、放送伝道、飛行宣教
  4. 21世紀の宣教のわざはさらに−インターネットの活用もそのひとつ
  5. 時代の最先端のテクノロジーを主の栄光のために駆使して

4. インターネット・パソコンの基礎知識

  1. 必須の道具、本当に人間しかできない仕事に集中、操作は急速に簡単に、パソコンを使いきろうと思うな、パラシュート学習で学べ
  2. インターネットとはー世界中のすべてのパソコンをつなぐ世界ー世界をおおう情報の蜘蛛の巣
  3. アナログ情報ー紙、フィルム、磁気テープなどーバラバラの情報
  4. デジタル情報ー数値による表現、電子的には電流のオン・オフに対応させた1と0の二つの値をもつデータの集まり
  5. 異なる種類のデータをすべて一緒に、コンパクトに記録し、一瞬のうちに伝送
  6. インターネットとは、このデジタル情報を世界中で自由に交換、共有するためのインフラストラクチャー

5. 神学研究生活におけるパソコンソフトの活用

  1. 聖書研究−Jバイブルシリーズ、聖句の抜粋・引用が簡単に、ギリシャ語、ヘブル語が身近に、
  2. 聖書の達人ー実用聖書注解、新聖書辞典、新キリスト教辞典など抜粋・引用・コピー
  3. 英文神学書翻訳−Dr.Surfなどー書籍からスキャナーで読み取り、文字分析、翻訳、修正
  4. ホームページ取り込みをしながら、英文ホームページを自動的に翻訳していける、修正
  5. 辞書−マルチメディアのMSエンカルタ、平凡社の「世界大百科事典」全三十五巻が一枚のCDに
  6. 種々のCD:ヴァンティル、アンシェントランド

6. インターネットを活用した神学研究の途方もない潜在力

  1. 研究者・学者の世界ー情報を収集して、それを分析することーこれまでの日本ー海外の資料の翻訳だけで通用ータネ本かかえて離さず
  2. 新しい研究対象の場合ーインターネットに頼らざるをえないー「図書館使えるかい」から「インターネット使えるかい」
  3. 大学や研究機関においては、かなりの情報が世界的規模で共有ーインターネットを通して世界のほぼすべての情報が手元に

7. 書籍購入・情報検索について

  1. インターネット上の書店ー著者名、書籍名で著作一覧が手に入るー安価で早く書籍入手ー絶版本も古本市場から入手(洋書:アマゾン書店、和書:紀伊国屋ブックウェッブなど)
  2. さらに世界各地の図書館の蔵書リストにアクセスし、図書館経由で借り出しできる
  3. 英語力(特に、読解力)とインターネットさえあればーあらゆる情報にアクセスしうる時代
  4. 情報検索能力ー検索エンジンを使いこなすーディレクトリ型(登録型)の検索エンジンーYAHOO!など
  5. ロボット型(キーワード型、全文検索型)の検索エンジンーAltaVistaなど

8. 電話帳型とガイドブック型ー情報ガイドの必要

  1. 雑音と重要な情報を区別できる者が力を得るー「編集者、情報の選別者、解釈を提供する人、大枠の判断を示す人材の重要性が高まり、これが力の源泉となる」
  2. 「み足の跡をたどりつつ」ー傾倒に値する神学者の神学のプロセスをたどりつつ、神学研究を継続していく
  3. 「神学研究」の幹をたずさえつつ、そこから枝葉へと展開していく
  4. キリスト教哲学(稲垣師、春名師)ー福音主義神学(宇田師)ー福音主義神学とバプテストの伝統(エリクソン)
  5. 学問研究の世界ー研究書籍の独占ー空間を越える世界−書籍購入の便利さーインターネットを使いこなせるかどうかー個人間におおきな情報格差

9. 新学習指導要領

  1. 従来の「教え込み」による知識、理解ではなく、具体的な課題に取り組みつつ、情報手段を活用する総合的な能力が求められている
  2. 実践力を養うために、プロジェクト型(Project Based)の学習ー小・中・高校でー大学の卒業研究のミニ判ー小学校ー一人一人の子供ー自らの課題をもち、長期にわたって課題を追求し、その結果をみんなの前で発表
  3. 教師の役割ー「正解を知っていて、それを与える」のではなく、「どのような情報を与えれば、さらに知識の追求が促進されるか」あるいは「どのようにアプローチしていけば、興味から真の知識にたどり着けるか」その方法や道筋を支援してあげることへ。
  4. 「主体的な問題意識のもてるテーマの設定」「試行錯誤の時間の保証」ー失敗しつつ自分で学んでいくタイプの学習

10. 未来への挑戦、湘南藤沢キヤンパス(慶応義塾大学)

  1. 受信型の学問・教育から発信型へ
  2. 知識伝授型からの脱却、創造型教育へ
  3. 学問のセクショナリズムの廃止、綜合化へ
  4. 24時間のハイテクキャンパス
  5. よく分かる教え方ーマスから個人へ、双方向へ
  6. 電子メールの繁盛な活用
  7. 問題解決型のカリキュラムー時代・世界の動き、自ら問題を発見し、設定し、解決していく

11.今日における神学研究の動向

  1. 新カリキュラムー「情報教育」「問題解決学習」ーインターネットや道具としてのバソコンは不可欠の道具
  2. 神学は、その規範たる聖書と結びついて、「1.実存的、2.再生産的、3.生産的、4.合理的機能」を発揮する。したがってそれは聖書の使信を要約し、私たちの時代に対し新たに理解してゆこうとする、神についての教会的学問
  3. この「新たに理解していこう」というのは、今日のコンテキストにおける「問題解決学習」でもある

12. SOHO的な継続神学教育機能のビジョン

  1. 場所の制約は消滅したーディーリングルームはコネチカット州の森の中、湖の側にたつ古めかしい館の二階
  2. 未来型オフィスのあり方ーネットワークに接続されていれば、いまやどこでもーポストとか場所とか所属教派とか組織とかを越えて、実質を提供できる者が評価される時代の到来
  3. SOHOの世界ーSmall Office Home Officeの世界ーオフィスに集まってしていた仕事を在宅で、電子メールで
  4. Small CTE Home CTEー教会でもない、神学校でもない、出版書籍でもない、新しいタイプの「継続神学教育(Continual Theological Education)」の機能を担う働き。
  5. Q&A機能など、親切で丁寧なフォローが大切。かならずしも詳細な解答ではなく、ヒントとか参考文献の紹介とか、解答に至る道筋のガイド役。

13. バーチャルな神学校の可能性

  1. 在宅から神学研究を発信し、在宅のクリスチャンに配信するー電子メールによる講義
  2. インターネット上に存在するバーチャル神学校ー在宅で学べるインターネット上に存在する神学校ー個人経営?でもOK!
  3. クリスチャニティ・トゥディ誌の広告ーインターネットによる留学・資格取得コース
  4. 神学研究の生活とホームページ作成・電子メール・ネットミーティングなどによりー研究生活とティーチングのバランスの保証
  5. フランスの取り組みー記憶と歴史の共有−教派のルーツとアイデンティティについての研究により、その霊的遺産の継承・深化・発展にも貢献

14. 21世紀における「福音主義神学会オンライン」の提案

  1. この時代の最先端のテクノロジーを用いて、空間と時間の壁を超えて「日本における神学研究活動」の活発化をはかる。
  2. 受け身から主体へ−神学研究の発信基地、空間を超えた「福音主義神学会」
  3. まずは「福音主義神学会」のホームページを作成する。まずは西部部会のものであってもよい。
  4. 福音主義神学会の紹介とともに、過去の「福音主義神学」誌を和文・英文ともにホームページ上に掲載する。(神学研究の受信地域から、世界に向けての発信地域としての日本福音主義神学会)

15. 「福音主義神学会」ホームページ試案

  1. あらゆる神学領域の小論文などを募集し、審査を経て、神学マップ(聖書学・歴史神学・組織神学・実践神学)などに整理して、福音派における神学研究活動を幅広く紹介していく。
  2. リンク集を作成し、会員や神学関連のホームページとリンクする。世界の神学研究リンクへの入り口をつくる。
  3. 掲示板などを作成し、小さな研究や近年の神学の動向、貴重な神学書籍などの紹介をする。
  4. Q&Aのコーナーもつくり、空間をこえたディスカッションを試みる。

16. インターネットを用いての「書籍収集」の実際ーエリクソン研究の場合

  1. 宇田進師の書籍からー著者エリクソン・著書「Christian Theology」ー教文館洋書部・CLC洋書部
  2. Christian Book Distributerー書籍カタログー郵送注文
  3. インターネットでAmazon書店ホームページー「Erickson J.Millard」で著作リスト一覧から注文
  4. 絶版本ーインターネットで注文可(定価)
  5. 手に入らない書籍ー図書館を通してー英国の図書館などから
  6. 今日、「手に入らない書籍はない」という印象

17. インターネットを用いての「神学研究発信」の実際ー安黒の場合

  1. 神学研究ーワープロで原本ーコピーー郵送
  2. ホームページ掲載
  3. 電子メールによる配信
  4. メーリングリスト
  5. 掲示板
  6. ネットミーティングなど
  7. 安価で、意味のある「継続神学教育」に対する需要は、ますます強くなっていく印象。

18. 福音主義にたつ神学的ホームページへの期待

  1. 1846年の福音主義同盟の信仰規準と1974年のローザンヌ誓約の中に表明されている福音的信仰と宣教観とライフ・スタイルを信奉する「改革派から聖霊派まで」のキリスト者の群れ
  2. ポスト・リベラルの状況および、世界観の多元性
  3. 歴史的教理的源流との連続性とそこからの主要な展開ー今日の著名な神学者の著作集の日本語による研究ページ(聖書性・公同性・今日性・学問性)

 

19. 最近の課題を取り扱った福音主義にたつホームページへの期待

  1. アイデンティティの問題
  2. 聖書観の問題
  3. 神学方法論の問題
  4. エキュメニカルな神学との対話の問題
  5. 福音主義的社会的福音
  6. The “Wholly” Spiritの探求
  7. 福音と神学のコンテクスチュアリゼーション

20. 参考文献一覧

  1. 村井純「インターネット」岩波新書:インターネットについての基本知識。
  2. 野口悠紀雄「パソコン超仕事法」講談社、「インターネット超活用法」講談社:パソコンとインターネット活用の実践。
  3. 窪田秀友「慶応義塾大学」栄光教育文化研究所:未来へ挑戦するネットワーク・キャンパス。(湘南藤沢キャンパスの試み)
  4. H.G.ペールマン「現代教義学総説」新教出版社:膨大に成長した神学研究の眺望。
  5. 熊沢・野呂編「総説現代神学」、宇田進『現代の福音派の神学』
  6. クエンティン・J・シュルツ「クリスチャンのためのインターネット」CBECプレス

21. お問い合わせ先

671-25

兵庫県宍粟郡山崎町山田48ハイツ芝花102

日本福音教会山崎チャペル 安黒務

電話&ファックス:0790-63-0252(自宅)

電話&ファックス:0790-72-0235(安黒石油)

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