21世紀のJECの宣教を考える
情報環境の変貌の中での
−神学教育・伝道・教会形成−
2001.3.6
- 活用者でなくても、理解者に
「愛することは、理解することです」P.トゥルニエ
- 個人的重荷からの始まり
- 今日ほとんどの教会・先生方が
- なんらかの形でインターネットを
- インターネット宣教委員会
- 拡大インターネット宣教委員会
- 助け合い、協力しあう必要性:からだ意識
- まずは、教職者の啓蒙のセミナー
- 次の段階へ
「みなの益となるために」1コリント12:7
宣教に有効な手段として
「ダビデはその生きていた時代において神の御心に仕えて」使徒13:36
- 前半:宣教の手段としてのインターネット
- 後半:宣教の目標としての、
- ICIにおけるインターネット宣教
- つまり、「神学教育宣教
」の取り組みの証し
時代の最先端のテクノロジー
「ただ神の栄光を現すために」1コリント10:31
- クーベルタンの印刷術と宗教改革
- 航海術の発展と世界宣教
専門技術と世界宣教
- 19世紀の宣教師:伝道者
- 20世紀の宣教師:多様化
医療・翻訳と言語学・放送・飛行宣教
お茶とお花を
「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」伝道3:11
昨年末、2680万人
インターネット・パソコン
iモード携帯電話
Lモード電話、他
日本全国に光ファイバー網
数年のうちに、全国民が…
情報のくもの巣
バラバラの情報:紙・フィルム・磁気テープ
すべてをひとつに:1と0の二つの値
アナログ情報からデジタル情報の時代へ
パソコン・電話・テレビなどすべての機器
個人・教会・教派・神学校がネットで
格安で便利
ギリシャ語・ヘブル語も恐くない
原語が身近に
実用聖書注解・新聖書辞典・新キリスト教辞典
全部揃って格安
今日地上で手に入らない書籍はない
ネットを通しての注文:早い、安い
紀伊国屋ブックウェッブ
アマゾン書店
古本市場
絶版本:図書館経由で読むことができる
隣の教会をのぞくように
- ヴィンヤードも
- トロントも
- ペンサコーラも、
- 世界のリバイバルののぞき窓として
- 英語が苦手でも
- 同時翻訳ソフトを用いて
宣教の兵站機能基地
JECの宣教と教会形成における羅針盤の必要性
アイデンティティの希薄化現象「傷つく教会」
「セルフ・ディフェンス・システム」としての教理的成熟
宣教戦略の無法化のきざし「信徒の引き抜き」
- 荒海を渡っていく羅針盤の必要
- 宣教理念においても成長していく必要
JEC神学の継承・深化・発展を
「ローマは一日にしてならず」
JECのルーツとアイデンティティとは?
50年間だけでなく、
2000年間を視野に
縦軸(歴史神学)と
横軸(組織神学)
神学的な座標軸の確立
種々のムーブメントをクリティカルに評価をし・位置付ける力
JEC宣教の根・幹・実
- JECのルーツとアイデンティティ
- 根:ルーツ:歴史神学
- 幹:アイデンティティ:組織神学
- 枝:ストラトジィ:宣教戦略・理念―ローザンヌ誓約
- 葉と実:現在と将来のJEC
歴史神学の中のJEC
- 使徒的キリスト教とJEC
- 古代の正統的信仰とJEC
- 宗教改革三大原理とJEC
- 敬虔主義運動とJEC
- 自由教会の伝統とJEC
- リベラリズムに対するJEC
- 今日の福音派動向とJEC
JEC歴史神学資料
組織神学におけるJEC
- 神学方法論とJEC
- 啓示論・聖書論とJEC
- 神論・神のみわざ論とJEC
- 人間論・罪論とJEC
- キリスト論・贖罪論とJEC
- 聖霊論・聖霊のみわざ論とJEC
- 救済論とJEC
- 教会論とJEC
- 終末論とJEC
JEC組織神学資料
基礎神学教育と継続神学教育
継続神学教育(ICI、他)
- 現場で魂とぶつかりあいながら
- 具体的な課題に取り組みつつ
- 試行錯誤をしながら
- 生きた神学を立体的に
- コンテクスチュアルに
- 一生涯、学び続けることが必要な時代
教会という現場で一生涯、続けられる学問
- 「教会の機能」であり、
- 教会の肢体として
- 教会の委託を受けて
- 教会への奉仕の意識をもってなされる
- 学問である。
神学的思考の大切さ
私たちはなぜ・・・?
私たちはなぜ・・・?
- 私たちはなぜ浸礼をさずけるのか
- 私たちはなぜ会衆制をとるのか
JEC Q&A シリーズ
- 必要にせまられて作成し
- さらに宣教への有効性・時代の脈絡において
- 更新し続ける活力
それらひとつひとつに
- 神学的議論を経た裏付けの必要
- JEC神学の継承・深化・発展の必要
- 宣教現場で神学し続ける群れとしてのJEC
電子メール講義リスト:
JEC内教職者―未配信10%、水曜配信80%、毎日配信10%
ICI電子メール講義リスト
KBI・JECの垣根を越えて
空間と時間の制限を越えて
- 場所やポストの制約の消滅
- ガソリン・スタンドの事務室を研究室として
- ネットを通して世界のすみずみに
学ぶ側
- 仕事、現場を離れずに、
- 安価で、一生涯、
- 神学校・神学大学・大学院レベルの内容を、
- 学び続けることが可能な時代
神学的メイン・ストリームとしてのJEC
発信者へ:
- 世界に向けて神学的遺産を発信する群れへ
- 「JEC的な組織神学」が、いのちのことば社から発売される
- 「JEC的な神学的流れ」が、日本のキリスト教会のメイン・ストリームのひとつとなっていく
- その神学が、あらゆる神学校、教会、教職者、神学生、信徒の人たちに読まれていく
参考文献
- 村井純「インターネット」岩波新書
- 野口悠紀雄「パソコン超仕事法」「インターネット超活用法」講談社
- 宇田進「福音主義キリスト教と福音派」
- M.J.エリクソン「キリスト教教理入門」「キリスト教神学」
- J.R.W.ストット「ローザンヌ誓約と解説」