ICI ホームページ表紙  福音主義神学研究B はじめに [第一部]1.岐路に立つ教会 2.近代精神の九つの相 3.モダンの発展とゆらぎ [第二部]1.組織神学の退潮 2.神学形成の資料問題 3.神の啓示 4.ポストモダニズムの挑戦 5.神の死と神の変様 6.宗教的多元主義 7.キリストの贖罪 8.教会の理解と誤解 9.終末論のゆくえ 10.福音主義と日本の教会 11.神学と霊性の問題 12.神学的動向


Part 2

第8章 教会の「理解」と「誤解」

  1. 教会の“一般文化史への解消”?

    1. 「教会は月のよう」(アンブロシウス)か?

    2. 「福音主義教会論の破滅」?

    3. “世俗的宣教”を担う“政治的教会”?

    4. “潜在的教会”と「教会の外の教会」(D.ゼレ)?

    5. 無教会主義と「ひとり一教会」?

    6. 「自己の根源について徹底的に」

  2. 教会と聖霊

    1. 聖霊−「無名で顔の見えない側面」(S.ファーガソン)?

    2. 古代教会と聖霊

    3. 「聖霊−教会−個人」という図式−中世教会

    4. 近代における「神秘的でないキリスト教」(J.トーランド)−近世

    5. ペンテコステは“神話”?

    6. “創造者なる御霊よ、来りませ”!

宇田進論稿「教会、教会論」 『新キリスト教辞典』

  1. 序論

  2. 用語

  3. 教会の本質

    1. 神の民としての教会

    2. キリストのからだ

    3. 聖霊の御住まい・交わりとしての教会

2011/07/19


  1. 教会の一般文化史への解消=H

    1. 「教会は月のよう」(アンブロシウス)

      1. アンブロシウス

      2. ピーター・フォーサイス

      3. ドナルド・ブローシュ『教会の改革的形成』

        1. 聖書的説教の必要

        2. 礼拝の革新

        3. バプテスマの危機

        4. 聖晩餐の中心性

        5. 福音主義的罪の告白

        6. 教会規律

        7. 堅信礼の新しいあり方

        8. 教会の新しい形態

        9. カリスマ的賜物

        10. 神癒

        11. 世俗時代の福音宣教

        12. 霊的訓練

        13. 社会的関与の必要

        14. キリスト教の一致

      4. ロバート・ネルソン:J.Robert Nelson “The Realm of Redemption :Studies in the Doctrine of the Nature of the Church in Contemporary Protestant Theology”

        1. 教会の起源

        2. 教会と聖霊

        3. 教会のキリストへの関連

        4. 教会の権威としての神の言葉

        5. サクラメントと奉仕

        6. 教会における救い

        7. 教会の本質的一致

        8. 教会と終末論

      5. ハンス・キュンク『教会』

        1. 現実の教会

          1. 教会の歴史性

          2. 教会像の破綻

        2. 到来しつつある神の支配の下に

          1. イエスの告知

          2. 何らかの教会の創設?

          3. 時の終りの救いの共同体

        3. 教会の基本構造

          1. 神の民としての教会

          2. 霊の被造物としての教会

          3. キリストのからだとしての教会

        4. 教会の諸次元

          1. 一つの教会

          2. 普遍的なる教会

          3. 聖なる教会

          4. 使徒的教会

        5. 教会における奉仕

          1. 普遍的司祭職

          2. 奉仕としての教会の役務職

    2. 「福音主義教会観の破滅」?

      1. リチャード・R・ニーバー

      2. 齋藤正彦『イエス・キリストと教会』

        1. 教会の成立根拠としてのイエス・キリストの出来事

          1. イエス・キリストの歴史と教会

          2. 教会の形成

        2. 福音主義教会の成立根拠としてのイエス・キリストの出来事

          1. 福音主義教会観の確立−カルヴァンにおけるイエス・キリストと教会

          2. 福音主義教会観の破滅−シュライエルマッハーにおけるイエス・キリスト

        3. 真の教会形成をめざして

    3. 世俗的宣教≠担う政治的教会=H

      1. “真の教会のしるし(指標)”

      2. WCC−歴史的な見方の補足・改訂

      3. J.C.ホーケンダイク『明日の社会と明日の教会』

        1. 伝道の機能としての教会

          1. 伝道への呼びかけ

          2. 神の国の手段としての教会

          3. 伝道−現代人との対話

          4. 伝道の意味について

          5. 明日の社会と明日の教会

          6. 信徒と家の教会

        2. 教会と世界との出会い

          1. 都市における伝道

          2. 教会と人種

          3. 奉仕とは何か

          4. 安全最後

          5. 伝道−自由の祝宴

          6. 明日の世界への途上で

      4. J.A.T.ロビンソン

      5. C.W.ウィリアムズ『教会』

        1. はっきりした根本的転換

        2. 出来事としての教会

        3. 伝統的教会観の再吟味−カトリック、古典的プロテスタント、自由教会の教会観

        4. 教義学的研究−キリスト論的類比

        5. 教会の宣教の時

        6. 教会の職務

        7. 教会の世俗的宣教−この世の諸構造内での奉仕

        8. 教会の構造

      6. “世俗的宣教”を担う「政治的教会」

        1. ハーヴィ・コックス「ピケ隊に加わることは、御言葉を語る一つの方法」

        2. ジョージ・ウェーバー『宣教における会衆』「要するに、福音宣教とは、種々なる次元における政治的活動」

    4. 潜在的教会≠ニ「教会の外の教会」(D.ゼレ)

      1. 「潜在的教会」と「顕在的教会」

      2. パウル・ティリッヒ

      3. D.ゼレ

      4. カール・ラーナー

        1. 「先験的(あるいは超越的)人間論」(『神学著述集』第八巻)

        2. 「無名のキリスト教」あるいは「暗黙のキリスト教」(『神学著述集』第六巻)

          1. 現代における宗教の多元性の現実を積極的に取り上げ、福音の説教に接していなくとも、キリストに対する信仰告白をしていない未受洗の者でも、あるいはキリストを否認していても、その人の実際の生き方においてキリストによる神の恵みにあずかっていると思われる人々(良心に従って行動している人、良き意思の人、敬虔な人)を、キリスト教の立場から実際には、“名の無い”キリスト者とみなすと考える。

          2. カトリックの伝統的教理−「潜在的信仰」と「顕在的信仰」の非キリスト者への応用

          3. すべての人を「無名の有神論者」とみなすカトリックの自然神学の拡大→「自然的キリスト論」再構築の試み

          4. 宇田氏の評価:教会と人類との間の、福音とこの世との間の“境界の溶解”が起こり、「自然による恩恵の“浸蝕”」という事態

    5. 無教会主義と「ひとり一教会」?

      1. ブルンナー『教会の誤解』

        1. キリスト教団の奇跡と教会の問題

        2. エクレシアの歴史的起源

        3. 使徒と教団

        4. キリストの教団と伝統

        5. キリストの教団と聖霊

        6. メシヤ的=終末的実存としてのキリストの教団

        7. エクレシアの礼拝的実存

        8. 教会生成の起点

        9. キリストの教団と教会の成立

        10. キリストの教団と史上の教会

        11. エノレシアの生成に仕うべき教会の任務

        12. 回顧と展望

      2. 岩隈直『無教会主義とは何か』

        1. 無教会主義とは何か

        2. 無教会の主張

          1. 信仰だけで救われる

          2. 教会とは何か

          3. 洗礼と聖餐の意義

          4. 万人祭司主義

        3. 日本的キリスト教

        4. 無教会精神

          1. 独立と自由の尊重

          2. 形式より精神、理論より信仰

          3. 神第一主義

        5. 無教会における預言者的伝統

          1. 内村鑑三

          2. 藤井 武

          3. 矢内原忠雄

          4. むすび

    6. 「自己の根源について徹底的に」

      1. 現代の教会における意識

      2. 教会理解の“世俗化”現象

      3. ユンゲン・モルトマン『聖霊の力における教会』

        1. 今日における教会論の諸次元

        2. 歴史における教会

        3. イエス・キリストの教会

        4. 神の国の教会

        5. 聖霊の現在における教会

        6. 聖霊の力における教会 

  2. 教会と聖霊

      1. ハリー・ボア『ペンテコステと宣教』

        1. 現代の宣教における大宣教命令の役割

        2. 新約聖書における大宣教命令と宣教

        3. ペンテコステと宣教−歴史的概観

        4. 贖罪の歴史における聖霊運動

        5. ペンテコステの意味

        6. ペンテコステと証しする教会

        7. 地の果て、世の終わり

        8. ペンテコステと行動において証しする教会

        9. ペンテコステとひとつとされた教会の証し

        10. 御霊を消してはいけない!(ペンテコステと宣教の実践)

      2. ディヴッド・ウェルズ『聖霊のわざと福音化』

        1. 生ける神の御霊

        2. 世界と諸宗教

        3. 有効なものとされた福音

        4. 神のメッセージと神の民

        5. 霊的パワー・エンカウンター

        6. 生ける神の御霊が、我々の上に新鮮に降る

        7. 付録

          1. 今日の中国におけるキリスト教の広がり

          2. 御霊と人々のグループ:神の力と人間の想像力

          3. 東アフリカのリバイバル

          4. 地方教会の礼拝の刷新

          5. 伝道的聖書研究の力

      3. シンクレア・ファーガソン『聖霊』−「無名で顔の見えない側面」

        1. 聖霊とその物語

        2. キリストの御霊

        3. 御霊の賜物

        4. 今日のペンテコステ?

        5. 秩序の御霊

        6. 再創造者としての御霊

        7. 聖潔の御霊

        8. 御霊の交わり

        9. 御霊とからだ

        10. 奉仕のための賜物

        11. 宇宙的御霊

      4. 関川泰寛『聖霊と教会−実践的教会形成論』

        1. 諸霊の文化の中で−霊の日本文化論

        2. 諸霊と聖霊−聖書の聖霊理解

        3. 三位一体における聖霊

        4. 教会に働く聖霊

        5. 聖書と信仰告白

        6. 聖霊と礼拝

        7. 聖霊とサクラメント

        8. 聖霊と教会制度

        9. 日本に教会を建てるために

        10. 信仰者を導く聖霊

    1. 古代教会と聖霊

      1. 使徒教父の時代〜トレドの会議(589)

      2. 聖霊に関するさまざまな誤解

      3. グノーシス主義

      4. 二世紀のモンタヌス運動

        1. 近世における敬虔主義運動

        2. スウェーデンボルグ主義

        3. クエーカー派

        4. ペンテコステ派やカリスマ運動−リチャード・ケーベドー『新しいカリスマ主義U』

          1. 背景

          2. 北アメリカにおける始まり

          3. 刷新への道程

          4. カリスマ的刷新のリーダーシップ

          5. 信仰と実践

          6. 古典的ペンテコステ主義とカリスマ的刷新の発展の対照

          7. 反対から受容へ

          8. 成功の理由

          9. カリスマ的刷新の達成

    2. 「聖霊−教会−個人」という図式−中世教会

      1. 教会のサクラメントと位階的聖職制度

      2. セミ・ペラギウス主義の神人協働説と思弁的神秘主義

      3. “神性”に突入−“神化”

        1. シュライエルマッハーの経験主義的神秘主義

        2. ティリッヒの「エクスタシー」概念

    3. 近代における「神秘的でないキリスト教」(J.トーランド)−近世

        1. 古代教会−聖霊の人格論

        2. 宗教改革者−聖霊の事業論(一般恩恵、再生、聖霊の内的証明)

      1. 十七世紀の正統主義の問題

        1. 定式化された条項の承認と同一視

        2. 信仰の静態化・凍結化の問題

      2. リベラリズムの問題

        1. イマヌエル・カント『単なる理性の限界内における宗教』

        2. トーランド『神秘的でないキリスト教』

        3. 熱狂主義

        4. シュライエルマッハーの絶対依存感情の神学

    4. ペンテコステは神話=H

      1. 今日の神学−“聖霊の消失”という事態

        1. ブルトマン『新約聖書神学』

        2. ティリッヒ−神を人格として考えることの拒否

        3. J.A.T.ロビンソン

          1. 『<からだ>の神学−パウロ神学の研究−』

            1. 肉のからだ

              1. 旧約聖書的背景

              2. パウロ的用語法

            2. 十字架のからだ

            3. 復活のからだ

              1. 受肉の延長

              2. キリストのからだの教えの起源

              3. 一者と多者

              4. キリスト・教会・神

              5. 古いからだと新しいからだ

          2. 『神への誠実』

            1. 気が進まない革命

            2. 有神論は終焉するか

            3. われわれの存在の根底

            4. 他のひとびとのための生き方

            5. この世の聖

            6. 「新道徳」

            7. 鋳型の改造

        4. ポール・ヴァン・ビューレン『福音の世俗的意味』

      2. ポストモダニズムの視点から

        1. 小田垣雅也−「ネオ・ロマンティシズムの神学」

    5. 創造者なる御霊よ、来たりませ=I

      1. 聖霊に対する誤解

        1. 聖書の類比に基づいた健全な聖書解釈の欠如

        2. 既成の教会の“更新”の道を求めた足跡

      2. 世俗化、宗教多元主義、急進的神学等の挑戦下の教会

        1. 更新は、まさに聖霊のわざ

        2. H.ベルコフ『聖霊の教理』

          1. 聖霊とキリスト

          2. 聖霊と伝道

            1. 伝道の優先性

            2. 伝道に関する神学的怠慢

            3. キリスト論および終末論との関係

            4. 伝道の任務を遂行する聖霊の働き

            5. 聖霊と言

            6. 聖霊・伝道・教会

            7. 聖霊・伝道・個人の救い

          3. 聖霊と教会

            1. 聖霊・教会・個人

            2. 教会における聖霊の二重の働き

            3. 制度的側面

            4. 共同体(交わり)的側面

            5. 両者(教会の制度的側面と共同体的側面)の関係

              • 「制度的教会に対して批判的 ・・・ 」に関連して、言及しておく。宇田進師は新キリスト教辞典(いのちのことば社、1991、p.244)において、制度的教会と制度的でない教会について、次のように述べておられる。「教会と聖霊の関係を見ていく時、われわれは、聖霊を教会の捕らわれ人のように束縛・限定してしまう誤りと、逆に、教会は聖霊を自由な道具であるかのようにあしらえると考える誤り、の双方に注意しなければならない。ヘンドリック・ベルホッフは、『聖霊の教理』(1964)の中で、聖霊の創造に成る教会は、同時に制度であり、共同体であると述べ、制度的組織面(すでに樹立された歴史的・社会秩序の諸関係と諸様式、一定の形態と構造)と、共同体としての出来事的側面(聖霊によって動的・精力的に何かが起ること、人間の応答の自発的性質と恵みにおける共同体の生活の過程的性格)の双方の領域における聖霊の二重の働きの吟味を勧めている。特に教会史において、カトリック型は前者に偏し、アナバプテスト、敬虔主義、福音派、ファンダメンタリズム、ペンテコステ派は後者に偏したと分析した上で、両面を、例えば根と実との相互関係のように一つの不可分な運動としてとらえなければ、教会の着実な伸展に資する健全な理解とは言えないと指摘している。」(宇田進「教会、教会論」)

              • 新約教会の形成に伴い,秩序とカリスマとの関係が教会組織上の基本原則として注目されるようになった.秩序とは,「すべてのことを適切に,秩序をもって行ないなさい」(Tコリ14:40)とあるように秩序指向的で,役職や制度に権威のよりどころを求める傾向を言う.これに対し,カリスマとは,「主の御霊のあるところには自由がある」(Uコリ3:17)とあるように自由指向的で,霊的な賜物や異常な力に権威のよりどころを求める傾向を言う.もちろん,両者の背後には,キリストとその聖霊,あるいは,キリストの福音の宣教と聖霊の働きという2つの権威が控えていよう.教会組織における秩序とカリスマ間の調和とバランスは,教会のあり方を決定するほどの重要性を持つ.(丸山忠孝「教会組織」)

          4. 聖霊と個人

          5. 聖霊・世・救いの完成

            1. 創造と保持における聖霊

            2. 神の霊と人の霊

            3. イスラエル史における聖霊

            4. キリスト教化の過程における聖霊

            5. 聖霊の終末的連関

            6. キリスト・聖霊・救いの完成

          6. 聖霊と三一の神

      3. バルト『福音主義神学入門』−避けるべきこと

        1. 聖霊を雇い入れ、自由になしうるとの考え

        2. 聖霊の、教会や神学における活動を妄信扱い

        3. 聖霊の、歴史化、心理化、合理化、道徳化、空想化−堂々巡り

 

○宇田進「総説 現代福音主義神学」いのちのことば社、の要点を整理したものです。詳細は、資料源をお調べください。



教会論


  1. 序論

    1. アンブロシウス「教会は月のよう」

    2. 多様な教会論−ミッション・フィールドにおける独自の特色ある教会・教派理解

      1. 教会合同運動を推進してきたWCC−エキュメニカル運動により「教会論」は注目集める

      2. ポール・マイネア『新約聖書における教会像』"Images of the Church in the New Testament"−アムステルダム会議(1948)〜エバンストン会議(1954)までの成果

        1. 研究の射程と方法

        2. 教会の小イメージ集

        3. 神の民

        4. 新しい創造物

        5. 信仰における交わり

        6. キリストのからだ

        7. イメージ集の相互関係

        8. 後記

      3. WCCの「他者のための教会」(1967)

      4. 解放の神学との関連−“世俗的宣教”を担う“政治的教会”

        1. ハーヴィ・コックス『世俗都市』−ピケ隊に加わることは、みことばを語る一つの方法

        2. G.ウェーバー「要するに福音宣教とは、種々なる次元における政治なのである」

      5. 潜在的教会

        1. パウル・ティリッヒ『組織神学』−イエスの出現以前の「潜在的教会」と出現後の「顕在的教会」−異教徒等は“潜在的な御霊の交わりの枝”

        2. カール・ラーナー「匿名のキリスト者」−未授洗であっても、良心によって行動する者 

      6. ドナルド・ブロッシュ『教会の改革的形成』−教会は、精神のためのビダミン薬剤師になっていると批判

    3. 教会の「本質論」の後退→「機能論」に集中

      1. 一般の思想界の動向−形而上学・オントロジー→プロセス・歴史のカテゴリー・機能主義への移行

    4. モルトマン『聖霊の力における教会』

      1. 「教会は、自己の根源について徹底的に問い直し、委ねられた使命を明確に自覚し、脆弱となり、息も絶えだえの姿からキリストの将来へと復帰するように挑戦されている」

  2. 用語

  3. 教会の本質

    1. レスリ・ニュービギン著“The Household of God”

      1. 主題の設定

      2. 信仰者の会衆:改革派の伝統においては、教会を「神の民」として

      3. キリストのからだ:サクラメンタルな教会においては、教会を「キリストのからだ」として

      4. 聖霊の共同体:聖霊派の間では、教会を「聖霊の交わり」として

      5. あなたがたの内におられるキリスト、栄光の望み

      6. すべてのやから(諸民族)に

    2. アーサー・ウエンライト著“The Trinity in the New Testament”

      1. 導入

        1. 三位一体の問題

        2. ヘブル人の宗教における三位一体

        3. 唯一の神と御父

      2. キリストの神性

        1. イエス・キリストは神である

        2. イエス・キリストは主である

        3. イエス・キリストに対する礼拝

        4. イエスと審判

        5. イエスと創造

        6. イエスと救い

        7. 御父と御子

      3. 聖霊の神性

        1. 御霊の本質と彼のキリストへの関係

        2. 御霊と神

      4. 三位一体論的問題の生起 

        1. 三重の式文

        2. 新約聖書における三位一体論的思考

    3. ミラード・エリクソン著『キリスト教神学』の枠組みにそった宇田論稿「教会、教会論」

      1. 神の民としての教会

        1. 「神の民」

          1. 「神の民」という概念は、イスラエルの歴史と新約の教会を貫く神の救済の歴史の文脈から教会を捉えている。すなわち受肉以前のイスラエルの歴史を貫く救済の歴史の中で、あらかじめ準備されていた神の民としての教会が、救い主の到来において歴史の中にその究極的な形態を見出したのである。…教会は、受肉から再臨までのいわば“挿入”であるとするの聖書解釈は不適切である。↔「古典的、また修正ディスペンセーション主義」問題

          2. 「神の民」という捉え方は、教会を“歴史的に”(すべての時代、文化の中に)、“グローバルに”(世界大に)とらえ、そして“ダイナミックな実体”として理解することを助ける。↔

          3. 「神の民」という捉え方は、古代ギリシャ・ローマの都市国家の「長官(クレロス)と市民(ラオス)の二元論」に影響されて定着してしまった「教職一般信徒の二元論」を打ち破り、両者は根本的に一つの同じ民であることを自覚する助けとなり、今日求められている教会の宣教的形態づくりに有益である。

            • H.クレーマー『信徒の神学』

              1. 時の徴

              2. 歴史における信徒の神学的地位

              3. 信徒の神学は可能か

              4. 信徒の神学への序章

              5. 信徒の神学

              6. 結語

        2. 「選ばれた種族」

          1. 教会は、単に宗教的見解の一致に基づく自由な結社や、人間の恣意的な組織体ではなく、主権をもちたもう神の自由な選びによって存在せしめられた。↔「」

        3. 「聖なる国民」

        4. 「神の所有とされた民」

        5. 「王である祭司」

      2. キリストのからだ

      3. 聖霊の御住まい・交わりとしての教会

○宇田進「教会、教会論」『新キリスト教辞典』いのちのことば社、の要点を整理したものです。詳細は、資料源をお調べください。

 

アクセスカウンター YESTERDAYカウンター