mi_200812.htm mi_200811.htm mi_200810.htm mi_200809.htm mi_200808.htm mi_200807.htm mi_200806.htm mi_200805.htm mi_200804.htm mi_200803.htm mi_200802.htm mi_200801.htm 

────────────────────────────────
 [Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2008/08/01-08/31
     One More Paragraph!   −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI Daily & Diary Lectures Headline

主の御名を崇めます

多忙な八月が終わりを告げ、いよいよ九月に入りま
した。

 この二ヶ月、下記に案内しております『ナイロビ声明』
の翻訳・印刷等のことできわめて多忙な毎日を過ごして
きました。心に浮かんでいたことはネヘミヤの城壁再建
の取り組みでした。神さまの御心と確信したことはいか
なる困難があろうとも、突き進むその姿でした。私は、
「生木にねじこまれていく“ネジ釘”」のような印象を
自分自身に抱きました。ここまで事を急いで良いのかと
いう懸念もありました。しかしそのように事を運ばない
と「“神の与えられた時”を失うかもしれない」という
危機感もありました。
 多くの周りの人たちを巻き込みながら、『小冊子』は
完成しました。出版に際して協力してくださったKMRC
の先生方やローザンヌ委員会の先生方、そして特に、
責任者の有木義岳先生とこの小冊子のために急遽「補論」
を執筆してくださった友人の正木牧人先生に心より感謝
申し上げます。

 「霊の戦い」に関し、日本では“非聖書的だ”と切り
捨てる人たちと“宣教のマスター・キー”と前のめりに
なってしまう人たちの両極端が多いのですが、『ナイロ
ビ声明』では、それらの両極端を戒め、聖書的かつ包
括的視点にたち、四つの分野に整理し、再評価・再分析
するように勧めています。

福音派における「宣教のマグナ・カルタ」と評される
ローザンヌ誓約・解説においては、「教会の諸問題は、
根本的には常に神学的である。それゆえ教会は神学的に
物事を考える人々を必要としている」とのくだりがあり
ます。「霊の戦い」という大変複雑で困難なテーマも、
あまり深く検討されることなく、教派次元で切り捨て
られているところが多いと思います。しかしそのような
姿勢は、神学に取り組む者としては“自殺行為”になる
のではないかとも思います。

「補論」のp.41には「ローザンヌ運動は、情熱をもっ
て世界宣教に関わるとき見えてくる多くの検討課題を積
極的に取り扱ってきた。日本でも更に関心が高まり、
福音主義に立つローザンヌ運動によって生み出されて
きた多くの資源から学ぶ機会が増えることが望まれる。」
とあります。日本には多くのすぐれた先生方がおられる
のですから、ローザンヌの多くのすぐれた資料が再発見
されて、日本の諸教会の視野を広げるために翻訳され
活用されることを期待しています。

 さて、「霊の戦い-その聖書的・包括的理解に関する
ナイロビ声明」が翻訳・出版されました。この小冊子
の序(p.7)や発端(p.16)に、「この声明が神の栄光のため
『霊の戦い』に関する率直な議論、真剣な熟考、実際
的な奉仕を刺激し、日本の福音派諸教会において、学
び活用されることが期待されています」とあります。
その取り組みの一環として、この秋の11月27日には
一宮基督教研究所(ICI)を会場として、一宮基督教研究所と全日
本リバイバル・ミッションの合同シンポジウムが開催
されることになりました。

 滝元順先生等が『霊の戦いと教会の問題解決力』
地引網新書、から発題講演をされ、一宮基督教研究所の
教師たちがレスポンスをする形式となる予定です。
わたし自身も、エリクソン著『キリスト教神学』を
“マナ板”とし、『ナイロビ声明』を“刺身包丁”
として、滝元順先生の『霊の戦いと教会の問題解決
力』という“生きた魚”を料理し、肯定的側面と
否定的側面の両面で、神学的に評価・分析することに
取り組み、このテーマに対し賛成派・反対派両派の
人たちにいろんな神学的洞察を提供することにより、
それぞれの立場における宣教の取り組みの一助に
していただけたらと考えています。祈りのうちに覚え、
また機会のある方はぜひ参加してともに学びあうこ
とができたらと願います。

          一宮基督教研究所:安黒務

PS
シンポジウムに関しましては、またクリスチャン新聞
やリバイバル新聞等を通して詳しい案内がなされると
思います。

*************************************************   
    2008.08.31 Yamasaki Chapel Short Message
  「真理のみことばをまっすぐに解き明かす探究心
*************************************************

*************************************************   
    2008.08.24 Yamasaki Chapel Short Message
        「悲しみの人で病を知っていた
*************************************************

******************************************************
    
 ICI インフォメーション・メール
                       2008.08.28 発売
「霊の戦い
-その聖書的・包括的理解に関するナイロビ声明」
                      -      
予約注文・受付中 -
******************************************************

*************************************************   
    2008.08.17 Yamasaki Chapel Short Message
         「わたしの力は弱さのうちに
*************************************************

******************************************************
    
 ICI インフォメーション・メール
                       2008.08.28 発売予定日
「霊の戦い
-その聖書的・包括的理解に関するナイロビ声明」
                      -      
予約注文・受付中 -
******************************************************

●「霊の戦い-その聖書的・包括的理解に関するナイロビ
声明」は、拙訳で関西ミッション・リサーチ・センターか
ら出版されます。また、この小冊子の推薦文は、日本
福音主義神学会西部部会理事であり、神戸ルーテル神学校
教授である正木牧人先生が、「霊の戦いに関するローザンヌ
運動の中での取り組みの歴史的概略とまとめを二ページほ
どで書いてくださり、それが今日の宣教学の中でどのよう
な位置づけを持つかを小論として、またこのテーマを理解
するマクロな視点からのパースペクティブとして提供して
くださっています。 

日本の福音派は90年代以降、このテーマで乱気流に巻き
込まれた飛行機のように、誤解・混乱・亀裂を経験して
きました。そして今ようやく視界が開け、安心してソフト
・ランディングできる滑走路を見出したように思います。
それが『霊の戦いに関する聖書的・包括的理解に関する
ナイロビ声明』です。 

今月の中旬に印刷され、下旬には必要とされる皆様の手
元に届けられると思います。多少の遅れのでる可能性も
残っていないわけではありませんが、希望者は、お早め
にメールにてお申し込みください。

 ●教会の書店等の運営者で、「委託販売」を希望される方
がありましたら、下記の「あぐろ」にご相談ください。

 

*************************************************   
    2008.08.10 Yamasaki Chapel Short Message
          「神の国のオリンピック
*************************************************

*************************************************   
    2008.08.03 Yamasaki Chapel Short Message
          「パウロからテモテへ
*************************************************

*************************************************   
               2008.08.01
霊の戦い-その聖書的・包括的理解に関するナイロビ声明」
    小冊子・解説ビデオ・神学的背景ビデオ講義録のご案内
*************************************************