mi_200812.htm mi_200811.htm mi_200810.htm mi_200809.htm mi_200808.htm mi_200807.htm mi_200806.htm mi_200805.htm mi_200804.htm mi_200803.htm mi_200802.htm mi_200801.htm
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[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2008/12/01-12/31
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI Daily & Diary Lectures Headline
新年明けましておめでとうございます!
年末に家内の父親の病状が急変し、大みそかから、
三泊四日で西宮に行っていました。急低下していた
血圧も持ち直し、現在小康状態の中にあります。
耳は聞こえているようなので、示された御言葉を語り
かけて、天国に迎え入れられるよう備えができたら
と願っています。そして、いつの日にか、家族・親族
みんなが天国で再会できたら願っています。
さて、昨年は春先には「今年は、G.E.ラッドの終末論
を翻訳・解説し、導かれたら出版も…」と考え、取り
組んでおりました。しかし、五月あたりから風向きが
急変し、「霊の戦い」のテーマを扱わざるえない状態
になりました。戦場でもそうですが、霊の戦いにおい
ても、“臨機応変”に事態に対応していかねばなりま
せん。
「霊の戦い」を扱うにあたって、まず導かれたのは
神学的基盤また背景としてのエリクソン著『キリスト
教神学』の「悪の問題」と「天使論」の集中講義、
そしてローザンヌ運動のナイロビ会議における
「霊の戦いに関するナイロビ声明」の翻訳・解説
でした。これは、JECの牧師会で解説講演をさせ
いただき、DVD講演録は多くの方に買い求めて
いただきました。
また、この「ナイロビ声明」は、翻訳途中にローザン
ヌ委員会の承認を得て、出版に導かれました。その
後、秋には「KBIとリバイバル・ミッション合同シンポ
ジウム」の開催となり、わたしもシンポジウムの総括
奉仕とともに、原稿を書かせていただきました。
このことを機会に、「リバイバル・ジャパン」誌に一年
間の連載記事を依頼されています。記事の内容は、
二十世紀の聖霊運動の三つの波とそれに続く二十
一世紀の展開に思いをはせるものとなる予定です。
方向としては、聖霊論の傑作を記したJ.D.G.ダン著
『イエスと御霊−新約聖書において反映されている
イエスと初代のクリスチャンたちの宗教的・カリスマ
的経験にかんする研究−』の要約記述であるJ.D.G.
ダン著『新約聖書の統一性と多様性』の中の「御霊
と経験」あたりを参考にして、二十世紀と二十一世紀
の多種多様な聖霊経験をどのように識別し、どのよ
うに評価し、どのように位置づけるのかについて
“座標軸”となるようなものを描き出していきたいと
考えています。お祈りください。
あぐろ
PS
なお、リバイバル・ジャパン誌の購読申し込みは、
直接「リバイバル・ジャパン」まで、
電話03-5342-3881、FAX03-5342-3882、
ap@revival.co.jp 等、で受け付けています。
定価380円+送料80円です。
お名前、ご住所、電話番号、購入部数を
書いていただければ、郵便振替用紙と
共に送られてきます。
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年末感謝礼拝
2008.12.28
Yamasaki Chapel Short Message
「しかし、勇敢でありなさい」
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一年間の回想
−家庭・奉仕・社会「霊的戦いの一年」
悲哀と苦難の深みへ赴かれる主
途方に暮れる弟子たちへの慰め・励まし
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学位について、考えさせられることA
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この問題に対する@状況と動向に関する分析・情報の
提供、A注目すべき問題点と主要な争点の指摘、
B福音主義神学会としてのガイドラインの提案等に
取り組むことが緊急に必要になっていると思います。
「@状況と動向に関する分析・情報の提供」と申します
のは、学位の問題とはいったい何なのか。過去・現在・
将来を見据えて、正しい視座が必要とされています。
一部の極端な情報に踊らされてはいけないと思います。
「A注目すべき問題点と主要な争点の指摘」と申します
のは、包括的な視点から@を認識した上で、正しい問い
を発していかなければなりません。神学の世界におい
ては、真摯な神学研鑽の取り組みが厳然として存在
しているのであって、それを誹謗中傷することは許され
ません。ただ、社会に対して証ししていく上で「法律的な
視点」をどのように考えていくのかについても、真摯な
取り組みが必要とされています。そのために、何が
問題とされいるのか、その問題のされ方は正しいのか、
文部省認可の枠の外にある「実質的な神学研鑽の取
り組み」はどのように評価されるべきなのか。「文部省
認可」と「アジアや欧米の神学校の連合体の枠内での
単位の相互認定の協定」の関係をどのように考えて
いくべきなのか。
「B福音主義神学会としてのガイドラインの提案」と申し
ますのは、以上の課題に関して、福音派の神学研鑽
の場である「福音主義神学会」として、これらの問題を
真剣に受けとめ、今後学位取得を目指す方々に参考
になるガイドラインを提案していくこと大切ではないか
ということです。
伝道と教会形成の面ですぐれた実績をあげてきた福音
派諸教会の神学生と教職者が、神学の研鑽の面でも
すぐれた取り組みをしてきた経過が「福音主義神学会」
の歴史といえます。学位取得への配慮やそれを目標
としての取り組みもなされてきました。
多くの神学生や教職者が高額な費用をかけて欧米の
神学校に留学していきました。しかしそれらが許容され
るのは、一部の恵まれた人たちに対してだけでした。
それらの留学と同様のレベルの神学研鑽の場を、アジ
ア地域で取り組んでいく枠組みが形成されてきた背景
を理解する必要があると思います。
そして、これらの取り組みにより、アジア地域の宣教現
場にとどまりつつ、神学の研鑽をつみ、その神学的素養
のレベルアップにつとめてきた真摯な取り組みの実体
がそのことを証ししています。
しかし、ここにきて、米国等を中心に「学位汚染」の問題
が浮上してきました。日本でもこの問題は今後大きくな
っていくでしょう。
そこで、この問題が大きくなり、誤解や名誉棄損に発展
する前に、効果的にディフェンスをする意味でも、適切な
ガイドラインは必要とされていると思うのです。いわれの
ない誹謗中傷に対しては、ひとつひとつの個々の問題に
“モグラたたき”のように対応していくよりも、『健全なガ
イドラインの提示』で対応する方がまさっていると思いま
す。それこそが、批判に対する最も効果的な対応と思い
ます。
この学位問題に関しても、ナイロビ声明の整理の仕方
と同様に「@学位問題に関する共通理解、A学位問題
に関する懸念されている課題、B学位問題に関する意
見に相違のある諸領域、C継続的研究を必要とする未
研究領域」という四つの分野の存在を念頭に、謙遜な
スタンスにたって、それらをよく整理して対話していく必
要があると思います。これらの四つの分野を識別せず
に「文部省認可のある・なし」のみで、断罪しているとこ
ろに、問題を混乱させている根本原因があると思います。
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How
JEC
主の祈りと右傾化する時代におけるJECの信仰と宣教
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今年の一月から六月までに、所属団体の機関紙
「JECニュース」に連載しました原稿です。七月に
このホームページに公開掲載する予定でしたが、
『霊の戦いに関するナイロビ声明』の翻訳やセミナ
ー奉仕等で失念しておりました。あらためて掲載
させていただきます。
それとともに、これまでの連載記事も含めて、以下
に紹介させていただきます。
JECニュース連載記事の紹介
2009年度-What JECシリーズ-
「キリスト教神学(組織神学)」講義のJECへコンテクスチュアライズ(文脈化):現在掲載中
「使徒信条:エリクソン著『キリスト教神学』に見るJECの信仰の特徴」
2008年度-How JECシリーズ-
「比較宗教学講義(宗教の神学)」のJECへコンテクスチュアライズ(文脈化)
『主の祈り:右傾化する時代におけるJECの信仰と宣教』
2007年度-How JECシリーズ-
「比較宗教学(宗教の神学)」講義のJECへコンテクスチュアライズ(文脈化)
『十戒:日本“Japan”福音教会は、その信仰をどのように生きるのか』
2002年度-What JECシリーズ-
「福音主義神学(歴史神学)」講義のJECへのコンテクスチュアライズ(文脈化)
『JECの源流と歴史的遺産』
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学位について、考えさせられること@
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先週の土曜日に、母校よりの手紙を通して、ネット上
で「学位」の問題が起こっていることを知りました。
議論の焦点になっているのは、「文部省認可の大学
院からの学位の授与なのか、否か」という点にあるよ
うに思いました。この点につきましては、確かに誤解
を与える側面があると思いましたので、ICIのホーム
ページや関係者や出版物での私の経歴記述に関し
て、この誤解を避けるよう、関係者や関連機関に連
絡をとり、即刻対応させていただきました。
ただ、この「学位」問題は、「文部省認可の大学院か
らの学位の授与なのか、否か」という基準で、“真正
な学位”と“偽物の学位”とを区別することに潜む問題
を見落としていると思います。逆の意味で、大きな
誤解を与えるものと懸念します。
問題のひとつは、「文部省認可の大学院のみに学位
の授与する資格がある」という法律的な視点と思います。
もうひとつの視点は、実質的に“学位”にふさわしい教
育内容が存在したか、どうか、という実質的な視点です。
これまでの断片的な情報をみた限りにおいて、確かに
キリスト教会として、指摘されている法律的な視点を
どのように尊重し、今後どのように対応していくかが
問われているように思います。
ただ、実質的な視点からみましたとき、全世界のすぐ
れた大学、神学校でそれぞれの専門分野を治めて
こられた先生方が揃っており、福音派最高峰といって
もよい、大変充実した教育内容がありました。そして、
それらの内容を三年間、徹底的に学ばせていただい
たことは事実です。
そして、三年間の学びを土台にして、その上に建築物
を建ててきた十数年間であったように思います。これら
の土台と建築物は、決して「耐震基準」をいい加減に
クリヤーした建築物ではありません。いかなる地震に
も対応可能な“神の言葉”を基盤にし、材料にした建
築物です。
今後、実質的な学びをしながら、法律的な不備により、
過度の誹謗中傷を受けている先生方や諸団体のこと
も念頭に置きながら、この課題をICIホームページの
中でも取り上げていきたいと思います。
現実問題として、神学の実質的な学びなしに“学位”を
買うという行為が横行していることはわたしも懸念して
います。
「李下に冠を正さず」と申しますが、法律的な視点から
の疑念を持たれないために、私は今後“学位なし”を
通そうと思っています。
私のホームページや著作や翻訳、DVD講義録等々
の作品そのもので、判断・評価していただけるよう
心がけたいと思っています。
それと、キリスト教界における“学位汚染”問題に真剣
に取り組み、法律的な視点からは評価されないけれ
ども、実質的な視点からは高い評価を受けるべき神学
教育や神学研究を、正しく評価していく基準づくりに
ついても取り組んでいきたいと考えています。
同時に、本当の意味で、批判の対象になっている、
神学研究の実体のないのに“学位”をお金で買う、と
いう、キリスト教会にもみられる学位汚染問題を、今後
どのように解決していくべきかのガイドラインづくりに
も尽力していきたいと思います。
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日本福音主義神学会・全国研究会議 DVD講演録のご案内
『現代日本における伝道の神学』
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さて、先月もたれました日本福音主義神学会全国研究
会議のDVD講演録が、完成しました。構成と費用は
下記の通りです。
研究会議の内容(案内用チラシ:印刷可)
・DVD1:開会礼拝+全体総括・閉会礼拝 700円
・DVD2:講演T−伝えるメッセージ 1000円
・DVD3:講演U−多元主義社会における伝道 1000円
・DVD4:講演V−伝道の担い手 1000円
・DVD5:神学生によるディベート 700円
・DVD6:講演W−伝道の結実−教会建設 1000円
●通常は、60分あたり1000円の計算ですが、講演者
が、著作権料を破棄され、版権を日本福音主義神学会
に無償提供されていますので、60分あたり約500円の
計算にしています。
●分売可能、送料・税込の価格です。
●セットで購入される場合のみ、合計価格5400円を
5000円で販売させていただきます。
●問い合わせ・注文先
〒671-4135
兵庫県宍粟市一宮町安黒332 一宮基督教研究所 安黒務
.090-5064-7313, E-Mail: aguro
@mth.biglobe.ne.jp
●品物とともに、郵便振替用紙を同封します。品物
到着後、一週間以内に下記の郵便振替口座にお振込み
ください。郵便振替口座:01110-0-15025「一宮基督教研究所」
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クリスマス礼拝
2008.12.21
Yamasaki Chapel Short Message
「キリストの貧しさによって富む者となる」
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住民登録の勅令が皇帝アウグストから出た
ユダヤのベツレヘムという町へ上って行った
宿屋には場所がなく、飼葉おけに寝かせた
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ICI News Letter 081218
福音主義神学
No39:特集テーマ『病と癒し』
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メリー・クリスマス!
『福音主義神学』No.39が、刊行されました。大変
充実した内容に仕上がっています。編集委員の一人
として、今回は三ページにわたる「巻頭言」を書か
せていただく光栄にあずかりましたことも含め、
ここに案内させていただきます。
ICI あぐろ
PS
神学会の会員の皆様には、まもなく郵送される
予定です。良いクリスマス・プレゼントになる
ことでしょう。
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「福音主義神学 No39:特集テーマ『病と癒し』」
巻頭言…安黒務
論文
旧約聖書分野:『列王記における病と癒し』南場良文
新約聖書分野:『マルコによる福音書における癒しと救い−物語批評の視点から』河野克也
神学と哲学の分野:『キルケゴールと病−「死に至る病」における「自己の病」をどう読むか』森田美芽
精神医学の実践分野:『信仰者と抑うつ−教会が癒しの共同体となるため』笹岡靖
精神医学の実践分野:『聖書を土台とした実践的カウンセリング・ミニストリーの考察』李光雨
文献レポート
『病気と癒しに関する文献レポート』渡辺睦夫
投稿論文
『牧会における人間研究と現象学的アプローチ』岡村直樹
問い合わせ・申し込み先
神戸ルーテル神学校
пD078-221-6956、Fax.078-221-5825
定価:本体1500円(税別・送料別)
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アドベント礼拝
2008.12.14
Yamasaki Chapel Short Message
「生まれる者は、聖なる者、神の子」
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ナザレという町の、名をマリヤといった
聖霊が臨み、生まれる者は、神の子
主のはしため、おことば通りなりますように
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リバイバル・ジャパン 誌 1/15 号
「ICI & リバイバル・ミッション合同シンポジウム特集」
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ICI & リバイバル・ミッション合同シンポジウム特集
1月15日号のみの購入も可能です。
申し込みは、直接「リバイバル・ジャパン」まで、
電話03-5342-3881、FAX03-5342-3882、
ap@revival.co.jp 等、で受け付けています。
定価380円+送料80円です。
お名前、ご住所、電話番号、購入部数を
書いていただければ、郵便振替用紙と
共に送られてきます。
シンポジウムの総括では、十分語りきれなかった
部分も含め、組織神学・歴史神学・比較宗教学
の視点も加え、かなり濃厚な分析と考察を追加
した「安黒による追加考察」も掲載されています。
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クリスチャン新聞 12/14 号
「ICI & リバイバル・ミッション合同シンポジウム・レポート」
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アドベント礼拝
2008.12.07
Yamasaki Chapel Short Message
「東方の博士たちが…」
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東方の博士たちが、その方の星を見た
ヘロデは「私も行って拝むから、知らせてもらいたい」と
夢で「ヘロデのところへは戻るな」と戒めを受けた