mi_200812.htm mi_200811.htm mi_200810.htm mi_200809.htm mi_200808.htm mi_200807.htm mi_200806.htm mi_200805.htm mi_200804.htm mi_200803.htm mi_200802.htm mi_200801.htm
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[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2008/09/01-09/30
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI Daily & Diary Lectures Headline
主の御名を崇めます
涼しい秋風が吹く季節となってきました。
六月の牧師会で「霊の戦い」のテーマが浮上し、その研
究と奉仕にあわただしく過ぎていった四ヶ月でした。
六月は、その神学的背景として神学校で「悪と神の世界:
ひとつの特別な問題」と「天使:神の特別な代理人」の集
中講義をしました。七月は、牧師会でローザンヌ運動の
「ナイロビ声明」解説講演、八月は、「ナイロビ声明」の翻
訳・出版、九月は案内・販売に忙しくしておりました。
九月末には、クリスチャン新聞に掲載されていました「神
学校案内」にありました主だった神学校の図書館に、「ナイ
ロビ声明」セットを贈呈させていただきました。下記にも記
述していますように、「ナイロビ声明」は「霊の戦いに関する
健全なガイドライン」としてだけではなく、「ポストモダン時代
における福音主義神学のあり方へのガイドライン」でもある
からです。この洞察から、「霊の戦い」を第三世界における
プレ・モダンの現象としてみるだけではなく、欧米や日本に
おけるポスト・モダン現象の一形態として分析・評価し、ポ
スト・モダン時代の宣教・教会形成・神学形成に生かして
いくことの価値を教えられます。
多くの方の助けと協力の下、少しずつ知れ渡り、販売も
軌道に乗ってきているように思います。ありがとうございま
す。販売が軌道に乗ることだけでなく、多くの神学校、教会
において、ポストモダン時代における福音理解のあり方へ
のひとつのガイドラインとして活用されていくことがわたしの
望みです。お祈りください。
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2008.09.30
Nairobi Statement Set
「ナイロビ声明」関係資料のご案内
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「霊の戦い-その聖書的・包括的理解に関するナイロビ声明」小冊子 =定価 500 円(税込)
「ナイロビ声明」解説講演・質疑応答DVD(80分) =通常価格1300円を特価 500 円(税込)
「悪の問題」「天使論」(6時間)+「ナイロビ声明」解説講演・質疑応答(80分)計7時間20分
BD-R(ブルーレイ・ディスク)=通常価格7300円を
特価 1000 円(税込)
注文・申込は、下記の要領でお願い致します。国内は送料無料です。(海外は送料実費負担お願いします。)
郵便振替用紙(郵便局にあります)
口座番号: 01110-0-15025
加入者名:「一宮基督教研究所」
通信欄(希望の品物と数と合計金額をお書きください。)
「ナイロビ声明」小冊子: 定価 500 円× 冊=
「ナイロビ声明」解説DVD(80分): 特価 500 円× 枚=
「悪の問題」「天使論」+「ナイロビ声明」解説BD−R(7時間20分): 特価 1000 円× 枚=
新版!「悪の問題」「天使論」DVD−R版…DVD四枚で手間もかかります:定価6000円
新版!『ポストモダン時代における宣教・教会形成・神学教育全般のあり方へのガイドラインとしてのナイロビ声明』DVD一枚:定価2000円
振込の数日後「払込通知票」がこちらに届きます。振込確認後、注文の品を依頼人住所に送らせていただきます。
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2008.09.28
Yamasaki Chapel Short Message
「あなたの言う通りです」
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080928_yc_ag_Matt26_57-75b.wma
Who am I ? … 私は一体何者なのか?
What should I do ? …私は一体何をすべきなのか?
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2008.09.21
Yamasaki Chapel Short Message
「願い事を神に知っていただきなさい」
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何も思い煩わないで
感謝をもって
願い事を神に知っていただく
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2008.09.16-17
Kansai Bible Institute
『ポストモダン時代における宣教・教会形成・神学教育
全般のあり方へのガイドラインとしてのナイロビ声明』
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一年生「組織神学」講義
『霊の戦いに関するナイロビ声明』紹介講義
『ポストモダン時代における福音主義神学とナイロビ声明』講義
「霊の戦い」は、第三世界のリバイバルから提起されて
きたテーマであり、ある意味でプレ・モダンに属するテーマ
と言えます。しかし、ポスト・モダン時代における福音主義
神学形成ガイドラインを学ぶとき、「ナイロビ声明」のガイド
ラインと“符合”する要素が多いことに気付かされます。
このことは「いったい何を意味するのか」−このことを神学的に
思索していくことが今日求められているのだと思います。
80年代末、共立基督教研究所に内地留学しようとまとめた
入学小論文『ミドルゾーン研究に関する一考察:その期待と
懸念』があります。正木牧人先生による「ナイロビ声明」の
補論p.46に、マニラ会議の後「ローザンヌ運動の中で第三
世界の台頭と西洋社会の変化に対応する新しい概念として、
『霊の戦い』と祈りへの関心が高まる。同時に、そのような
新しい時代的要請への取り組みには『第三の波』以外の選
択肢はないのであろうか、という懸念も高まっている。
世界の福音派のキリスト教会の中で、このような関心と懸念
が両輪のようにすすみ分裂や混乱が生じていることについて、
ローザンヌ委員会は積極的に取り組んできた。その取り組み
のひとつが本書、ナイロビ宣言に結実しているのである。」
と記述されています。
期待と懸念、関心と懸念、言葉は少し異なりますが同様の
思いを抱いて時代は推移していきました。
今回、エリクソン著『キリスト教神学』の「ポスモダンと神学」を
講義するにあたり、そのエッセンスが「ナイロビ声明」と符号
することに驚かされました。つまり、第三世界宣教において
「霊の戦い」は“プレ・モダン的現象”と受けとめられるのですが、
欧米社会や日本宣教における「霊の戦い」は“ポスト・モダン的
現象”として積極的にうけとめ、評価・分析していくことが求め
られているのではないかと考えさせられているのです。
「ナイロビ声明」を霊の戦いに限定して受けとめるとその声明
のもつ意味は半分しかいかされないでしょう。ポストモダン時代
における宣教、福音主義神学のあり方全般へのガイドライン
として、生かしていく洞察が求めらていると思います。
講義DVD
…『ポストモダン時代における福音主義神学とナイロビ声明』講義DVD
ブックレット
…『ミドルゾーン研究に関する一考察:その期待と懸念』小論文+講義アウトライン
セット価格(講義DVD+ブックレット、税込・送料込) 2000円
希望者は
…メールにてお申し込みください:aguro@mth.biglobe.ne.jp
…後払い:郵便振替用紙同封して送らせていただきます。
二・三年生「組織神学」講義
『霊の戦いに関するナイロビ声明』紹介講義
『キリストの神性』講義
『キリストの人性』講義
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2008.09.14
Yamasaki Chapel Short Message
「キリストの貧しさによって富む者となる」
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苦しみ、試練の中で満ち溢れる喜び
主は富んでおられたのに貧しくなられた
キリストの貧しさによって富む者となる
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暉峻淑子著『豊かさとは何か』より
「何もしないことのススメ」
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「私は、西ドイツに滞在中、それまで思ってもみなか
った『豊かさ』を教えられ、ハッとしたことがある。
ある朝、森を通って仕事に出かけたとき、休暇を
とった中年男性が、森の中の籐椅子にねころんで、
ただじっとしているのに出会った。夕方、帰りにその
森を通ると、同じ人が同じようにじっとしている。なん
となくおかしくて私は声をかけてみた。
『あなたは一日中何をしているのですか ?』
その答えは次の通りであった。
『人間は能動的に、なにかに働きかけ、仕事をして
いるときも、得るものがある。しかし、目的に向かって
一所懸命に何かをしているときは、周りにあるものは
目にははいらない。こうして何もしていないと、小鳥の
声、風のそよぎ、落葉の音、陽の光、そういうものが、
黙っていても聞こえ、見えてくる。受け身で、自分をカラ
にして受け取ることもまた豊かだ。私はこうして時々
自然と対話をし、交流して、イメージを一杯にして
都市に戻る。自然と共に生きること、支え合い与えあう
こと、平和のこと、子孫に残す社会のことなどを、身体
で感じ、自分のものにするのです。』
それは、生き方の豊かさ、フロムの言葉でいえば、
『持つことか、在ることか』という在り方の豊かさのように
思われた。何かをするとと同時に、何もしないことの
価値が認められているのも、また豊かではないか。」
私自身も、何かときどき“自転車操業”のように、自分
で自分を忙しく追い込んで生活をしていることがある。
そのような状態に自らを置きやすい私にとって、教え
られる言葉である-「何もしないことの価値」。
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【 予定 】
ICI & リバイバル・ミッション合同シンポジウム
−研修を二倍豊かにするシンポジウム資料の予習のお勧め−
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日時: 2008年11月27日 10:00-3:30
場所: 一宮基督教研究所(ICI)
講師:リバイバル・ミッション講師、ICI講師等
主題:
健全な『霊の戦い』を目指して
−「ナイロビ声明」をいかに日本宣教に生かすか−
シンポジウム資料:キリスト教書店等を通して発売中 !
滝元順著『霊的戦いと教会の問題解決力』地引網新書
安黒務訳『霊の戦いに関するナイロビ声明』関西ミッション・リサーチセンター
内容(予定):
発題講演
レスポンス
質疑応答
総括講演
他
「霊の戦い-その聖書的・包括的理解に関する
ナイロビ声明」が翻訳・出版されました。この小冊子
の序(p.7)や発端(p.16)に、「この声明が神の栄光のため
『霊の戦い』に関する率直な議論、真剣な熟考、実際
的な奉仕を刺激し、日本の福音派諸教会において、学
び活用されることが期待されています」とあります。
その取り組みの一環として、この秋の11月27日には
一宮基督教研究所(ICI)を会場として、一宮基督教研究所と全日
本リバイバル・ミッションの合同シンポジウムが開催
されることになりました。
滝元順先生等が『霊の戦いと教会の問題解決力』
地引網新書、から発題講演をされ、一宮基督教研究所の
教師たちがレスポンスをする形式となる予定です。
また、わたし自身も、エリクソン著『キリスト教神学』を
“マナ板”とし、『ナイロビ声明』を“刺身包丁”
として、滝元順先生の『霊の戦いと教会の問題解決
力』という“生きた魚”を料理し、肯定的側面と
否定的側面の両面で、神学的に評価・分析することに
取り組み、このテーマに対し賛成派・反対派両派の
人たちにいろんな神学的洞察を提供することにより、
それぞれの立場における宣教の取り組みの一助に
していただけたらと考えています。
豊かな研修のひとときとなるよう、ぜひ前もって購入
し、読んでおいてください。そして、祈りのうちに覚えて
ください。また機会のある方はぜひ参加してください。
相互建徳を目指して共に学びあいましょう。
詳細は、後日、新聞等を通して案内される予定です。