ICI日誌

2021/12/22


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 [Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2006/01/01-02/28

     One More Paragraph!   −組織神学的瞑想のひととき−

───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest

 三寒四温と申しますが、昼間の強い日差しを頬にうけますと、
少しずつ春の暖かさが近づいてきているような気がします。

 この二月は、福音主義神学会の春期研究会議にあわせて、
フラー神学校のジョージ・E・ラッドの著作を順番に熟読しています。

エリクソンの著作にも感じたことですが、「どうしてこんなに分かり
やすいのかな!」と驚嘆すること、しばしです。

そのスタンスの穏健さ、中庸さにひかれますとともに、聖書解釈の
自然さ、その原則の一貫性
など、聖書解釈以前の要素におきまし
ても、本当にすぐれた考え方の持ち主と思います。

 エリクソンの『キリスト教神学』の翻訳のときに思いましたが、
エリクソンの終末論理解の背景には、G.E.ラッドの著作のおお
きな影響があります。エリクソンの終末論は、ラッドの終末論を
ベースとして構成されているといってよいと思います。

 わたしの願いとしましては、「エリクソンの著作集が翻訳されて
いくことと、平衡してラッドの著作集も翻訳されていったなら、
モザイクのように多様な教派に分かれている日本の福音派の間に、
さらに神学的な共通項が広げられていくのに…!」
ということがあります。

 ただ、少しずつですが、わたしのホームページやICI News Letter 、
そして神学生たちの小論レポート等を通して、G.E.ラッドの著作集
にあるいくつかの主題について紹介していきたいと思います。

 

2/26 一宮基督教研究所 神学生小論レボート集表紙

2/22 ジョージ・E・ラッド著作集の研究

四月の「日本福音主義神学会西部部会の春期研究会議」における発表、
『歴史的千年王国説におけるユダヤ人伝道の神学的位置づけ』の準備の
関係で、ジョージ・ラッドの著作集の研究にいそしんでおります。その果実
としまして、ラッド関係のファイルを少しずつ記述し、紹介していきたいと思
います。

http://aguro.jp.net/file/16a_gel00.htm
 

2/21 宍粟市一宮町の紅葉と積雪風景

「ふるさとの山に向かいて、ゆうことなし、ふるさとの山はありがたきかな!」石川啄木

一宮町に生まれ、育ち、今、日本各地に散り散りになっている人たちに、ふるさとの水と空気を送りたい!

http://aguro.jp.net/file/s/shiso.htm

 

2/16 クラッシック&ゴスペル・シンガー:吉田恵子

JECの中の歌手のことを思っているうちに、吉田恵子さんのことを思い出しました。
二十数年前になりますか、わたしが岬福音教会の牧師をさせていただいておりました
ときに、教会のコンサートに奉仕していただきました。そのときの証しと賛美の豊かさを
忘れることはできません。吉田恵子さんは、「お母さんを亡くされたとき、その深い悲し
みのゆえに、どんな慰めのことばも心に深くふれることはなかった」そうです。

しかし、聖書の中に「ヨハネ 11:35 イエスは涙を流された。」を読まれたときに、イエス
さまもまた、涙を流してくださっているのだ。と知って、深く慰められたとのことでした。
その証しを聞いたとき、吉田恵子さんの賛美の底に流れる霊性の深さ、豊かさを見せ
られたような気がしました。

今、そのことを思い起こして、「吉田恵子」で検索しましたら、サイトがありましたので、
下記に紹介させていただきます。魂を揺り動かす素晴らしい賛美がそこにあります。

http://www.sakaigospel.com/m/keiko-y/

 

2/15 ICI教師会レポート

また、新しい土地での最初の教師会は、ある意味で「ヨシュアはヨルダン川の真ん中で、
契約の箱をかつぐ祭司たちの足の立っていた場所の下にあった十二の石を立てたのである。」
ヨシュア記 4:9 とあります。多くの話し合いがなされましたが、その議論の中にわたしは
十二の石を見せられたように思いました。

まだ、明確なかたちをとっているわけではありませんが、わたしの好きなJ.D.G.ダン教授の


「このひとつの小さな頭脳では、…知るべきことをすべて知りつくすことは、容易ではなくなって
いる。そこで、ある意味では自己弁護的になるが、しかし原理的には私なりの確信にもとづいて、
私は学問研究が共同作業であり、対話であると考えることを好むのである。半分しか形成さ
れていない私の思考
が、誰かにひらめきを与えることができれば、という望みを絶えず抱いて
いるので、思考が半分しか形成されていない状態でさえも、私はあえて語ろうとするのだ。」

という言葉に励まされ、さらに諸先生方からの「安黒先生の提言を文書にまとめてください!
そして、それを今後の教師会で検討していきましょう。」との依頼もありましたので、そのときに
示された、その石のひとつひとつを「ICI News Letter」のかたちでまとめて、紹介させていた
だきたいと思います。

 

2/15 ゴスペル・シンガー:向日かおり

KBIの教師会に行きましたときに、音楽の科目を教えてくださっている向日先生にお会い
しました。そのときに、向日先生がKBI事務室のパソコンを操作して、掲示板の書き込み
を確認しておれましたので、「向日先生もホームページ作っておられるんですか?」とお尋
ねしました。「サイトのアドレスをまたメールで教えてください。」と頼みましたところ、「向日
かおりと打ち込んで検索しますと、すぐ開けます。」といわれました。帰ってから、そうします
と、下記のサイトを開くことができました。「ゴスペル・シンガー 向日かおり」と紹介されて
いました。KBIの音楽の先生≠ニいうイメージが強かったので、新しい驚きがありました。
「ああ、ここにも歌手≠ェおられたんだ!」と。ちゃんと見回したら、もっとたくさんの歌手
が存在されているのかも知れませんね。賜物を生かして、主の栄光を現すことができたら、
とっても幸せですね!God bless Singers in Christ !

http://puresong.cside.com/

コンサート情報、アルバム、掲示板等があります。

I am 静けさが好き、でも友達が好き、自然が好き、星が好き、この広い宇宙が大好き
小さく見える星が集まって大きな宇宙に光り輝かせているなんて素敵、神様が好き、
だから神様に捧げるゴスペルが好き
なんて

なかなか、詩人ですね!

 

2/14

KBI(生駒新校舎)にて、教師会がもたれました。議題は、新入生・編入生申し込み状況、
進級生、修了生、卒業生状況、新しい生駒での授業の感想、今後の方向性の模索、
教育内容の充実「より多様な必要を見出し、学びの機会を提供」(通信制・IT授業・シニア
コース・信徒コース・教職者の継続教育[学位の提供の表裏両面]の検討)・学生の指導
方針等でした。それらのときに、私が担当させていただきました「組織神学」「福音主義神学」
「比較宗教学」「卒業論文指導」等の「一宮基督教研究所 神学生小論文集」
も紹介させてい
ただきました。ネット上では表紙のみですが、下記に紹介させていただきます。

 

2/13   JEC出身の『歌手』を発見! Simon Peter

最近、下記のホームページを発見しました。いろいろと聞いていきますと、私たちの青春
時代を画した「高校生スプリング・キャンプ」で活躍されたN福音教会のトンカチ・バンド
のかたわれ、Tw兄弟とのことです。

もうひとりのかたわれ、Tn兄弟は京都大学法学部を卒業して司法試験をパスして裁判官
になっておられます。Tw兄弟は、阪大の工学部を卒業して後、松下に入られ、22年間
サラリーマン生活を送られました。

その間歌うことが好きで、ずっとこれを仕事にできたらと願い続けられ、2002年3月 リスト
ラがあり、希望退職者が募集された際、思い切って応募、チャレンジを開始されました。
(勇気ある決断ですね!虎穴にいらずんば、虎子を得ず≠ナすね!)

同年4月から8月まで歌うべき歌を考え、自主CDを製作されました。10月から外向けパ
フォーマンス
を開始され、22日に京都駅八条口でデビューされました。

2002年 11月20日ライブハウスデビュー、現在まで出させていただいたところは、

京都 KYOTO MOJO、磔磔、VOX HALL、MUSE 389 HALL、陰陽(ネガポジ)、
伏見大手筋CoCo、今出川 BackBeat,七条大宮 After Beat、梅田 Banana Hall、
心斎橋 FANJ、The Celler(アメリカ村)、吹田 5th−Street、西宮 RJ&BME’s、
三ノ宮 URBAN SQUARE、西九条 SOFT MACHINE、

京都駅でストリートライブができなくなったので、最近は近鉄大久保駅改札口付近で日曜日
夕にやっておられます。

ファーストアルバムは、「グルーヴ&バラード」、70年代の名曲テイストと現代のグルーヴ
を併せ持つ傑作曲集\1,200(税込み)です。

下記は、「彩門ペー太」ホームページです。

http://www.wao.or.jp/p_kikaku/

ご活躍をお祈り致します。上記のホームページに活動予定があります。近くのライブ・ハウス
にこられたときは、聴きに行ってあげてください。

 

2/6-7

JEC(日本福音教会)の一泊での牧師会が、明石海峡大橋のそばの舞子ビラ・ホテルで
開催されました。“ICI News Letter”のかたちで、『キリスト教神学』(第四巻)の案内と、
この春にKBIにて開催されます「日本福音主義神学会 西部部会研究会議:宣教と神学−
ユダヤ人宣教の神学的位置づけ」を案内させていただきました。

わたしの願いのひとつとしまして、多くの教派・教団には、それぞれの群れのアイデンティティ
を継承・深化・発展をはかる目的をもった『神学誌』のようなものがあるものですが、JECには
行事報告を中心とした「JECニュース」しかありません。そこで、最近はじめました『関西聖書
学院 小論文集』のJEC版のような、教職者を対象とした『神学誌』のようなもののビジョ
ンを心のうちに温めさせていただいているのです。

目標としましては、私にとっての「JECの神学的座標軸」であります宇田進著『福音主義キリ
スト教と福音派』と『総説 現代福音主義神学』を歴史神学軸=i横軸)とし、エリクソン著
『キリスト教神学』を組織神学軸=i縦軸)として、その根と幹と枝に、JECの中で取り組ま
れているさまざまなムーブメントを関係付け、位置づけてゆく
というものです。関係されている
諸先生方に原稿を書いてもらい、編集責任者として、神学的視点から「総括」を書かせていた
だくことを願っているのです。それは、JECにおけるさまざまな運動、これからの取り組みが、
福音主義神学の視点からの健全さを惜しみなく証していくものであってほしいと願うからです。
まだ、これから多くの試行錯誤があると思いますが、多くの方の祈りに支えられて、助言を
うけつつつ取り組んでいきたいと思っています。

2/3 『キリスト教神学』第四巻まもなく発売!

『キリスト教神学』の第四巻が、三月中に発売されます。

1/27 『キリスト教神学』第二巻、重刷 − 感謝とお願い!

いのちのことば社より「『キリスト教神学』第2巻重刷することになりました。訂正等ございましたら、
ご連絡ください。」との連絡を受けました。この書籍は、翻訳者のわたしといのちのことば社の翻訳
スタッフと監修をしてくださった宇田進先生の共同作業によるものです。また第1巻もそうでしたが、
『キリスト教神学』を読み、また教会や神学校で使用してくださっている先生方からのご意見や感想
をもとにさらによりよい神学書へと変えられていくべき、福音派教会・神学校の共有財産ともいえる
ものと考えています。もし、訂正の必要があると思われる箇所がありましたら、遠慮なく下記メール・
アドレスの安黒までメールください。
よろしくお願い致します。

年末にお電話しました監修者である宇田進先生も、「このように内容のある神学書が福音派におい
て重刷されることは、画期的なことだ!」と喜んでくださいました。まもなく、『キリスト教神学』第四巻
も刊行
されると聞いております。感謝!

1/26

「日本福音主義神学会 西部部会 春期研究会議」の日時、場所、プログラム、発表者、パネル・ディスカッシ
ョンの形式等が決定しました。神戸ルーテル神学校の正木牧人先生から「福音主義神学誌」等とともに会員
に案内状がまもなく送付される予定です。神学会会員のみならず、今回のテーマに関心のある多くの方に
参加・出席していただきたく、ICIのホームページならびにICIインフォメーション・メールにても案内させて
いただきます。

1/25

終末論の集中講義が終わりました。これで、終末論の「終末論の導入と個人終末論」、「再臨とその結果」、
「千年王国と大患難の見方」、「最後の事柄」
の四つの章のDVD 90分講義が揃いました。秋季に行いました
KBIでの終末論講義は60分版で、要約的な講義でしたが、IBCでの終末論講義は90分版でかなり詳細に
講義することができました。配布中のDVD講義では90分版DVDを配布させていただいています。

それと、そのときの板書の様子を見ることのできる「集中講義スナップ写真集」を掲載しています。講義アウト
ラインを示すPDFファイルとともにご覧になりますと、講義の流れを知ることができます。

1/8

このホームページの中の「ビデオ講義録」のファイルのうち、重複しているファイルは「ICIサーバー」の容量の
関係から整理させていただきました。このことにより、今後作成していく予定のさまざまな新しいビデオ・ファイル
の掲載が可能となります。

1/1

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

 『キリスト教神学−基督教教理入門』のDVD講義録の全巻紹介を下記サイトに掲載しています。ご覧くださり
この新しい年の学びへのチャレンジとしまして、このDVD講義録を学んでいただけたら幸いです。

http://aguro.jp.net/file/v/v_k_04-06/c_v_ct00_k04-06.htm

                        DVD講義録全巻完成しました!

 今回の講義で、エリクソンの『キリスト教神学』・『基督教教理入門』のDVDによる講義録が全部揃いました。
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