ICI ホームページ表紙 9.終末論のゆくえ 1.教義学の「笠石」 2.19世紀−脱終末論 3.20世紀−終末論の復興 4.新しき視点と危機感覚 5.先駆としてのカント主義 6.実存集中 7.歴史感覚と救済史 8.未来感覚と歴史の神学 9.最後の審判と刑罰 10.嵐の中の刑罰の教理 11.絶滅説と福音派 12.バルトのユニヴァーサリズム 13.全面的ユニヴァーサリズム 14.多元主義的ユニヴァーサリズム 15.第二バチカン公会議後 16.聖書的終末論への礎石
Part 2
第9章 キリスト教終末論のゆくえ?
15.第二バチカン公会議後はどこへ?
2011/07/19
第二バチカン公会議
従来の立場−「教会の外に救いなし」撤回し−一種のユニヴァーサリズムの方向
現代世界憲章第一部<教会と人間の召命>第1章人格の尊厳≠Q2項
「…キリスト信者ばかりでなく、心の中に恩恵が目に見えない方法で働きかけているすべての善意の人についても…。われわれは神だけが知っている方法によって、聖霊が復活秘儀にあずかる可能性をすべての人に提供すると信じなければならない」と表明。
教皇ヨハネ・パウロ二世の回勅「Redemptor Hominis」第14項も基本的に同様の立場
20世紀終末論の諸傾向の概観
共通した見られるパラダイム
エタ・リンネマン『聖書の歴史的批評』第八章「歴史的・批評的神学の考え方」
聖書の非神話化
時代と人々の生活感覚の上に形成された終末論
聖書において真に意図された終末のメッセージとは?