ICI ホームページ表紙 ICI 日誌 mi_2009_schedule.htm mi_200912.htm mi_200911.htm mi_200910.htm mi_200909.htm mi_200908.htm mi_200907.htm mi_200906.htm mi_200905.htm mi_200904.htm mi_200901-03.htm
────────────────────────────────
[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール
2009/04/01-04/30
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI Daily & Diary Lectures Headline
冬と夏が交互に、あるいは朝昼夕に繰り返すような天候で、
少々驚かされています。四月は、例年通り、神学校の入学式
があり、奉仕させていただいています神学校に思いの外、新
入生が多く与えられたことに感謝しています。教えさせてい
ただく側としましても、力が入るゆえんです。
日本福音主義神学会でも、毎年のように教えています神学
生が卒業論文発表させていただく機会とさせていただき、神
学校、神学生、教師としましても、大きな励ましとなってい
ます。
今年の日本福音主義神学会秋期神学研究会議は、生駒の関
西聖書学院にて、11/16(10:00am-4:00pm?)に開催される予定と
なっています。紅葉の美しい風景の中で、充実して中身の濃
い研究会議がなされることを期待しています。また、早めに
インフォメーションを提供させていただきます。コーディネ
ーター委員のひとりでもありますので、いろんな構想を練っ
ていきたいと考えています。
今日は、椅子をひとつ買ってまいりました。四月は下記に
記述していますように、ラッドの書籍の翻訳のために、早朝
の時間帯に二、三時間あてています。バロック音楽を聴きな
がら、「ワン・モア・センテンス!」と一節ずつ丁寧に辞典を
ひきながら、翻訳を楽しんでいます。
あと、エリクソンの『キリスト教神学』の要約版の翻訳も
並行して進めています。これは、講義の進度にあわせて昼の
時間帯に、モーツァルトを聴き、ブルックスという一袋25円
くらいのおいしいコーヒーの香りを楽しみながら、講義準備
の片手間に取り組んでいます。
秋期には、他にICI教師会主催シンポジウムに関連して、
フラー教授会がまとめたバランスのとれた「癒しのミニスト
リーに対する神学的・実践的ガイドライン」の翻訳にも取り
組みたいし、他にも、ICIクラス・ルームでワン・パースン・
レクチャーという“ひとり芝居”をイメージしたかたちで、
G.E.ラッドの終末論講義や、J.D.G.ダンの『イエスと御霊』に
関する一考察論文からの講義等、神学校のカリキュラムの枠
外の領域のDVD講義録を次々と作成していきたいと構想を
練っている最中です。クラス・ルームには、“ワン・パース
ン・レクチャー”用に、ホワイト・ボートやビデオ・カメラ
のワイド・レンズ等も買い揃え、いつでも「ゴー・サイン」
を出せる段階にまで、きています。あとは、諸奉仕との兼ね
合いで、時間のとれる時期に向けて、内容のある講義ができ
るよう、余念なく講義下準備を仕上げていきたいと思ってい
ます。講義等の一部は、ストリーミング・レクチャーとして
公開していく予定です。お祈りください。
あぐろ
*************************************************
山崎チャペル礼拝
2009.04.26
Yamasaki Chapel Short Message
「凶暴な狼、いろいろな曲ったことを」
*************************************************
益になることは、少しもためらわず
神の計画の全体をあますところなく
神とその恵みのみことばに委ねます
*************************************************
090422_GEL_G.E.Ladd
研究シリーズ
@
G.E.ラッド著『最後の事物』の翻訳・出版(予定)の意義
*************************************************
現在、G.E.ラッド著『最後の事物』の翻訳にチャレ
ンジしています。今年中に翻訳と推敲が終了し、
来年には出版できたらと考えています。その前哨
戦の意味合いも含め、G.E.ラッドとその著作集に
ついて紹介させていただきます。
私が、G.E.ラッドの著作に一番最初に触れたのは、
『神の国の福音』でした。そのときの印象は、「神の
国の概念について分かりやすく解き明かす人だ
な」というものでした。
一宮基督教研究所での卒論レポートでは『祝福の約束
と律法−海面下のガラテヤ3・4章−』というテーマ
で、KBI三年間で学んだエーリッヒ・ザウアー著
『世界の救いの黎明』と『旧新約聖書研究ベテル』
の祝福の約束と律法に対する視点の相違を比較
研究しました。祝福の約束の内容は、土地と子孫
であり、その目標は「神の国」でありました。
その意味で、旧新約聖書神学は、「神の国の神学」
といえます。聖書神学を本格的に学びましたのは、
共立にいましたときに、東京基督神学校(TCTS)で
宮村武夫先生より、「新約聖書神学」の科目を学ん
だときでした。G.ヴォス著『聖書神学』と『パウロの
終末論』を背景にしたG.E.ラッド著『新約聖書神学』
の学びでした。
この学びも素晴らしいものでしたが、さらに本格的
に、G.E.ラッド研究に入っていくのは、M.J.エリクソン
著『キリスト教神学』『基督教教理入門』を翻訳し、
教えていく中で、エリクソンの終末論の教えの背後
にG.E.ラッドの著作があり、エリクソンはラッドの著
作を資料源にしていることを知ってからでした。
最初は、エリクソンの終末論を深く学んでいくために
エリクソン著『終末論における今日的選択肢』という
著作を部分的に翻訳しつつ、『基督教教理入門』
の電子メール講義に取り組みました。そのときに、
『終末論における今日的選択肢』の内容のかなり
部分が、G.E.ラッドの著作からの引用であることに
気がつかされました。
そのとき以来、私はG.E.ラッドの著作集を収集して
きました。そして、日本福音主義神学会西部部会
神学研究会議で『G.E.ラッドの歴史的前千年王国
・大患難後再臨説』を以下の内容で紹介させてい
ただきました。
このような内容と方向性をもって、KBI等で神学
教育に十数年取り組んでこさせていただきました。
ただ、近年いくつかの課題に直面し、「この課題を
克服するためには、やはりこのテーマで翻訳本を
欠かすことはできない」と確信するようになりました。
直面するようになった課題とは、@「歴史的前千年王
国・大患難後再臨説」を身につけた卒業生が現場
で、他の諸説と直面していったとき、わたしは何を
なすべきなのか、ということです。もちろん、赴任先
の立場が他の諸説であれば、それに対する配慮は
必要でしょう。「しかし、そのままで良いのか」という
疑問も残ります。エリクソンとラッドのテキストにそっ
て、「歴史的前千年王国・大患難後再臨説を教えた
教師として、“援護射撃”の役割を果たすべきでは
ないのか」と考えさせられました。そのために最も
効果的な方法のひとつとして、G.E.Ladd“The Last
Things”の翻訳を導かれている、ということなのです。
また、わたしの教えさせていただいている神学校の
教師間にも、このテーマでさまざまなグラテーション
があります。このことで神学生の間にはとまどいや
混乱も見られます。また、外部からの講師や場所を
借りてなされるセミナーへの対応においても、この
テーマが内包している課題について神学教師の間
でコンセンサスが必要なのではないかと考えるよう
になりました。それは、口頭の質疑応答のみでは、
対話はできたとしても、お互いの主張を述べ合った
だけということになる場合が多いからです。
この問題の解決のためにも、じっくりと丁寧に、包
括的な視野からこの問題のどこの何に本質的な
問題が存在するのか、またそれに関連した個別の
聖書解釈の丁寧な比較研究を通して、聖書から
明確な確信を得ていくことの大切を学ぶ必要があり、
そのためには、その必要にこたえる書籍を欠かす
ことができないからです。
ダラス神学校を牙城としたディスペンセーション主義
は、種々の段階を経て、プログレッシブ・ディスペン
セーション主義となり、その距離は縮まってきたと
言われています。それとともに、別の方向からは、
ディスペンセーション主義を広めようとする動きも
見受けられるようです。
これらの問題をクリヤーしていくために、改革派系
の立場の「無千年王国説」「後千年王国説」とディス
ペンセーション主義の立場の両極に分かれ、その
両極の出版書で占められている日本のキリスト教会
の出版事情の中で、中庸の立場で、きわめて自然な
かたちで聖書的な立場を説明している、エリクソンと
ラッドの「歴史的前千年王国・大患難後再臨説」の
書籍が出版され、よりベターな終末論の選択肢のひ
とつとして登場するということには、歴史的な意義が
あるのではないかと思っています。
*************************************************
山崎チャペル礼拝
2009.04.19
Yamasaki Chapel Short Message
「なぜ、わたしを打つのか」
*************************************************
大祭司の尋問
ピラトへの告発理由
イエスの応答
*********************************************************
2009.04.15 Revival Japan : 「宗教的・カリスマ的経験の座標軸」
*********************************************************
C 百聞は一見にしかず !
“超自然性”-脚色なのか、真実なのか ?
過去の事実にすぎないのか、今日的現実でもあるのか ?
宗教的カリスマ的経験の規範としての聖書
*************************************************
山崎チャペルイースター復活祭礼拝
2009.04.12
Yamasaki Chapel Short Message
「キリストの十字架と復活へのレスポンス」
*************************************************
090412_yc_ag_Jn19_34-20_29.wma
アリマタヤのヨセフとニコデモ
マグダラのマリヤ
デドモと呼ばれるトマス
*************************************************
山崎チャペル受難週礼拝
2009.04.05
Yamasaki Chapel Short Message
「神を信じ、またわたしを信じなさい」
*************************************************
備えに行き、備えたら迎えます
わたしは道であり
わたしの行うわざを行い
*********************************************************
2009.04.01 Revival Japan : 「宗教的・カリスマ的経験の座標軸」
*********************************************************
B 悪霊追い出しと解離性同一性障害
悪霊の追い出し
解離性同一性障害
残されている研究領域
*********************************************************
2009.04.01 A series of Expositions of JEC Confession
What JEC?
−使徒信条に沿いつつ、エリクソン著『キリスト教神学』にみるJECの信仰の特徴−
*********************************************************
聖霊論の学びの大切さ
二十世紀の聖霊運動の変遷
「霊の戦い」の教えでの論争
真理と偽り−識別のための原則