ICI日誌
2011/07/19
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────────────────────────────────────[Monthly] 一宮基督教研究所インフォメーション・メール 2004/07/01-07/31
One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────── ICI E-Mail Lectures Headline Digest
七月に配信させていただきました電子メール講義のダイジェストです。
皆様の学びの参考にしていただけましたら感謝です。
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One More Paragraph! −組織神学的瞑想のひととき−
───────────────────────── ICI E-Mail Lectures
「キリスト教教理入門」第十一部 第36章 教会の役割と政治
第一節 教会の機能 :第三項 礼拝:J.F.ホワイト「礼拝学」
7/30■礼拝改革は多岐にわたる改革を伴う。
礼拝の様式、礼拝式、礼拝の神学、そして礼拝者の意識改革、
説教者と説教の改善、正しい聖餐の執行等々、■
</pdf/icd11/1136/icd.1136103005w.pdf
>
(パスワード:4521)
ここではもう少し広範な視野を手に入れるために
彼の著書『キリスト教の礼拝』をみてまいりましょう。
その第一章において「キリスト教の礼拝とは何か 」を
扱っており、その構成は「@キリスト教礼拝という現象、
Aキリスト教礼拝の定義、Bキリスト教礼拝に関する用語、
Cキリスト教礼拝の多様性、Dキリスト教礼拝の一貫性」
となっています。
それらの記述とその展開にも
ホワイトの“礼拝”認識の特徴をみることができます。
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第二節 患難についての見方: 第一項 大患難前再臨説
7/29 ■しかし選民のある者が患難の期間に存在すると示唆している
マタイ24章における関連箇所についてはどうなのでしょうか。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124020105.pdf>
(パスワード必要)
イエスのここでの議論は
第一義的にイスラエルの未来に属しています。
福音書は“教会”、“キリストのからだ”また類似の表現よりも、
むしろ選民という一般的な用語を使用しているというのは
重要なことです。
患難の期間中に存在するのは教会ではなく、
選民であるユダヤ人です。
イスラエルと教会の違いは、
ディスペンセーション主義と密接に結びついた
大患難前再臨説の決定的かつ重要な部分です。
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第二節 患難についての見方: 第一項 大患難前再臨説
7/28 ■携挙のポイントは、患難から教会を解放することです。私たちは、
パウロがテサロニケ人に神が不信者の上に注がれる怒りを
経験しないと約束したゆえに解放を期待することができます。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124020104.pdf>
(パスワード必要)
「神は、私たちが御怒りに会うようにお定めになったのではなく、
主イエス・キリストにあって救いを得るように
お定めになったからです。」(Tテサロニケ5:9)、
「やがて来る御怒りから私たちを救い出してくださるイエス」
(Tテサロニケ1:10)
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第二節 患難についての見方: 第一項 大患難前再臨説
7/26 ■大患難前再臨説は、キリストの再臨に二つの段階がある、
あるいはさらにある者は二つの再臨といいうると主張しています。
またそこには三つの復活もあります。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124020103.pdf>
(パスワード必要)
最初に携挙において義なる死者の復活があるでしょう。
その次に、患難の終りに患難の間に死んだ
それらの聖徒たちの復活があるでしょう。
最後に、千年王国の終りに不信者の復活があるでしょう。
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「キリスト教教理入門」第十一部 第36章 教会の役割と政治
第一節 教会の機能 :第三項 礼拝:J.F.ホワイト「礼拝学」
7/23■イエス・キリストの教会は単なる人間の集団であるとか、
単なる共同体というよりも、それはなによりも礼拝共同体である■
</pdf/icd11/1136/icd.1136103004w.pdf
>
(パスワード:7071)
ホワイトは「ずいぶん昔のことであるが、
私は、シリル・リチャードソン教授から、
人々が守っているどのような礼拝形式に対しても
否定的な発言をしてはならないということを教えられたことがある。
なぜなら、現実にそのような礼拝の伝統が存続している以上、
そうした事実は、人々が神の栄光を賛美する上で、
その礼拝がなんらかの有益な役割を果たし、
その目的を満たしていることを示しているからである。」
と述べています。
7/22 本日の配信はお休みです。
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第二節 患難についての見方: 第一項 大患難前再臨説
7/21 ■大患難前再臨説の第二の主要な思想は、教会の携挙です。
キリストは世界から教会を取り去るために大患難の直前に来られます。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124020102.pdf>
(パスワード必要)
この段落のポイントは、「教会の携挙」です。
それは「大患難の直前に」「秘密裏に」起こる“空中再臨”
のときに起こります。
それに対して「大患難の終りに教会と共に来られるときに
地上に降り立たれる」再臨は“地上再臨”と呼ばれています。
ちなみに、後に学びます「大患難後再臨説」では、
再臨を二つに分割せずに、“ひとつの再臨”としてみています。
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第二節 患難についての見方: 第一項 大患難前再臨説
7/20 ■第一のものは患難の性質に関するものです。
それは歴史上いまだかつてないほどの大患難となるでしょう。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124020101.pdf>
(パスワード必要)
幾人かの他の終末論学者は、
教会は常に迫害や患難を経験してきたと主張しています。
しかし、大患難前再臨主義者はこれを
一般的な患難と簡単に混同されるべきではないほどに
激しい大患難と見ています。
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第二節 患難についての見方: 序
7/19 ■私たちは今キリストの再臨と大患難として知られている
出来事の複雑さとの関係についての問題に取り組みます。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124020000.pdf>
(パスワード:必要)
教会が患難以前に教会をご自身のもとへ取り去られる
との見方は、「大患難前再臨説」と呼ばれています。
キリストが患難以後に教会を取り去られるとの見方は、
「大患難後再臨説」と呼ばれています。
また、私たちがこの章の終りに簡潔に言及する
幾つかの「中間的な立場」もあります。
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「キリスト教教理入門」第十一部 第36章 教会の役割と政治
第一節 教会の機能 :第三項 礼拝:J.F.ホワイト「礼拝学」
7/16■教会の生命は礼拝にある。教会の霊的生命が枯渇状態に
なるとか、もっと活性化する必要があると認識された場合には、
礼拝そのものを検討してみることは常道であろう■
</pdf/icd11/1136/icd.1136103003w.pdf
>
(パスワード:4061)
ジェームズ・F・ホワイトはメソジストの出身でありながら、
プロテスタントのみならず、カトリックや正教会を含む、
ひじょうに幅広い礼拝・典礼の研究に携わってきた人物であり、
英語圏の礼拝学研究における20世紀後半を代表する
神学者のひとりである。…
キリスト教会の礼拝の過去・現在・未来を眺望させてくれる
書籍として、J.F.ホワイトの書籍は有益と思います。
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第一節 千年王国の見方: 第四項 問題の解決
7/15 ■前千年王国主義者の解釈は単一の聖書箇所を基盤としているものではありません。
それを暗示している箇所は聖書の中に数多く見出されます。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124010406.pdf>
(パスワード必要)
たとえば、パウロは
「すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいるように、
キリストによってすべての人が生かされるからです。
しかし、おのおのにその順番があります。
まず初穂であるキリスト、
次にキリストの再臨のときキリストに属している者です。
それから終わりが来ます。
そのとき、キリストはあらゆる支配と、あらゆる権威、
権力を滅ぼし、国を父なる神にお渡しになります。」
(Tコリント15:22-24)と書き記しています。
“それから”(epeita とeita)と翻訳されているその特別な副詞は
時間的な順序を示唆しています。パウロは同時の出来事
(tote)を示唆している副詞を使用することができました。
しかし、彼はそれを使用しませんでした。
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第一節 千年王国の見方: 第四項 問題の解決
7/14 ■前千年王国説が対処できない聖書箇所はなく、またそれが
適切に説明できない聖書箇所もないことに留意します。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124010405.pdf>
(パスワード必要)
他方、私たちは、二つの復活への聖書箇所(黙示録20章)は
無千年王国説に困難さを提供していることを見てきました。
私たちがここで二つの異なった復活あるいは
二つの霊的な復活をもっているという彼らの説明は、
通常の解釈の原則をねじ曲げることになります。
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第一節 千年王国の見方: 第四項 問題の解決
7/13 ■これは無千年王国説と前千年王国説の間の選択です。
その問題は結局千年王国の聖書箇所に向かわせます。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124010404.pdf>
(パスワード必要)
エリクソンの千年王国説選択のプロセスは、
その経過をだれに対しても分かりやすいものにしており、
「この対象を探求する努力のできる者、すなわち
この道筋をたどることができるすべての者に説明責任」
を果たしていると思います。
7/12
今日は、三田の改革派神学校でもたれる「福音主義神学会西部部会の秋季研究会」
コーディネーター委員会への出席のため、配信はお休みです。
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「キリスト教教理入門」第十一部 第36章 教会の役割と政治
第二節 教会の奉仕の心(中心にあるもの) :福音
7/ 9 ■教会が世に提供するこの良き知らせは、希望をもたらします。
私たちの今日の世界において、望みらしいものがありません。■
</pdf/icd11/1136/icd.1136200009.pdf>
(パスワード:5461)
実存主義はサルトルの『閉じられた扉』や
カミュの『シジフォスの神話』のような文学作品を生みました。
カミュによると、シジフォスは石を頂上に運ぶ前に、
繰り返し深みに転がり落ちるその石を、『軽蔑』によって克服する。
…
サルトルによると、人間は拷問室なる世界に投げ込まれている、
そこにおいて、人間は、自己自身を投企するのである。
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第一節 千年王国の見方: 第四項 問題の解決
7/ 8 ■再臨前に大いなる悪や多くの人の信仰が冷めることについて
のイエスの教えは、後千年王国説の楽観主義と
かなり鋭く衝突しているように思われます。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124010403.pdf>
(パスワード必要)
新改訳 マタ 24:9-14
そのとき、人々は、あなたがたを苦しいめに会わせ、殺します。
また、わたしの名のために、
あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。
また、そのときは、
人々が大ぜいつまずき、互いに裏切り、憎み合います。
また、にせ預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします。
不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。
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第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第一節 千年王国の見方: 第四項 問題の解決
7/ 7 ■後千年王国説の福音宣教に関するその楽観主義は、
今日幾分不適切なものであるように思われます。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124010402.pdf>
(パスワード必要)
フラー神学校宣教学部のC.P.ワグナー教授の
“On the Crest of the Wave”という書物によれば、
20世紀はヨーロッパでのキリスト教の減退と
第三世界での宣教の爆発的な拡大であった
という言及があります。
ただ、クリスチャン人口の増加にもかかわらず、
増え続ける世界人口にしめる「世界におけるクリスチャンの
パーセント」の減少は指摘されている通りです。
特に、北アフリカから中東、そして東南アジアにわたる
イスラム圏での宣教の困難さが課題とされています。
7/6 月例の牧師会・メディア宣教委員会・専門委員長会議のため、今日の配信はお休みです。
少し早めに行って、母校である関西学院大学の時計台のところの大学図書館と神学部の図書室
に行ってきました。探していました図書のうちの一冊を借りてきました。二週間以内に「郵パック」
にて送り返す予定です。
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[ICI](icd.124010401) ★ Daily Systematic Theology by Aguro ★
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「キリスト教教理入門」
第十二部 第40章 千年王国と大患難についての見方
第一節 千年王国の見方: 第四項 問題の解決
7/ 5 ■私たちは今、どの千年王国の見方を採用すべきなのか
という問題について話さなければなりません。■
</pdf/icd12/icd1240/icd.124010401.pdf>
(パスワード必要)
ここでの判断基準は、
どの説が正しく、どの説が間違っているか
ということではありません。
この『キリスト教神学』の学びの最初に、
エリクソンが提示しました“神学の方法”に忠実に
のっとって丁寧に聖書解釈をしていきますときに、
千年王国説の議論は「疑問の余地のないかたちで支持される
ひとつの見方を見出すことができない」課題である
ことを教えられます。
しかし、そこで判断・評価を棚上げにするのではなく、
エリクソンが採用する評価基準は
エリクソンの神学の方法に照らし合わせて
「より困難の少ない見方を見出す」努力をするというやり方です。
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「キリスト教教理入門」第十一部 第36章 教会の役割と政治
第二節 教会の奉仕の心(中心にあるもの) :福音
7/ 2 ■彼は宣教の働きが強制されているものだという意識を、
それを宣べ伝えることへの聖なる義務感をもっていました。■
</pdf/icd11/1136/icd.1136200008.pdf>
(パスワード:0341)
現在までに例証された
キリスト者の臨在の最も純粋な例の一つは、
シャルル・ド・フーコー神父のそれであり、
また彼の足跡を慕ったイエスの小さき兄弟団、
小さき姉妹団の人たちのそれである。
彼らは、説教をせず、
学校や病院等の組織化された事業をせず、
また普通の伝道方法は一切採用しない
という規則を自ら定めた。
彼らは、ただこの世の中の極めて貧しい人たちと
共に住むように召されているのだと信じた。