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ローザンヌ誓約 研究
キリストの独自性と世界性
11/07/19
「われわれは、伝道の方法にはいろいろあることを認めても、唯一の救い主と、唯一の福音のみが存在することを表明する。われわれは、すべての人が、自然における神の一般啓示によって何らかの神知識を有していることを認めるが、それが救いへ導くものであることを否定する。なぜなら、人間は、不義によって真理をはばんでいるからである。われわれはまた、あらゆる類の混合主義や、キリストはすべての宗教やイデオロギーをとおして差別なく平等に語っているというようなことを暗示するような対話を、キリストと福音とに対する冒涜とみなして拒否する。
イエス・キリストは、唯一の神=人であられ、罪人のための唯一の贖いの代償としてご自身を与えられた方として、神と人との間の唯一の仲保者である。われわれがよって救われる名は、ほかに存在しない。すべての人は罪のゆえに滅びつつあるが、神はすべての人を愛しておられ、一人の滅びるのも望まれず、かえってすべての人が悔い改めに至ることを望んでおられる。とはいえ、キリストを拒否するものは、救いの喜びを放棄し、自らを神との永遠の断絶へと定めている。イエスを「世の救い主」として告知することは、すべての人がそのままで究極的には救われるということを主張することでも、いわんや、すべての宗教がキリストによる救いを提供しているということを主張することでもない。むしろ、罪人の世界に向かって神の愛を告知し、悔い改めと信仰による全人格的な明渡しによって神に応答するように、すべての人を招くことである。イエス・キリストは、他のすべての名よりも高くあげられた。われわれは、すべてのひざが彼にかがみ、すべての舌が彼を主と告白する日の来らんことを切望する。
ガラテヤ一・六−九、ローマ二・一八−三二、Iテモテ二・五、六、使徒四・一二、ヨハネ三・一六−一九、IIペテロ三・九、IIテサロニケ一・七−九、ヨハネ四・四二、マタイ一一・二八、エペソ一・二○、二一、ピリピ二・九−一一
「宗教の神学」
〈誓約・第三項 キリストの独自性と世界性〉
- 伝道の方法−多種多彩, but 唯一の救い主、唯一の福音
- 自然における神の一般啓示→何らかの神知識 but 救いへと導くものではない→ because 人間−不義により真理阻止している
- あらゆる類のシンクレティズム、宗教、イデオロギー−キリストは語っている=キリストと福音に対する冒涜として拒否
- キリスト−唯一の神=人、罪人のための唯一の贖いの代償、唯一の仲保者
- すべての人−罪の故に滅びつつある but 神の愛−すべての人の悔い改め
- キリストの拒否−救いの喜びの破棄 and 神との永遠の断絶
- イエス=世の救い主…neither すべての人→そのままでの救い nor すべての宗教→キリストの救い
- 罪人の世界−神の愛の告知→悔い改め・信仰による全人格的明け渡し−すべての人への招き
- キリストの高挙−すべてのひざ、すべての舌−主と告白
○序
- 「唯一の救い主、唯一の福音」×近代神学者−互いに矛盾しあう多様な福音
- 使徒的使信の統一性−パウロの主張
- H.ブローチャーの的確な発言−not 矛盾なしの多様性but 多様な形で与えられた教説の自然な調和
- 二つの誤解避ける−not 唯一の提示方法 but 内容独特無比・伝道方法の多様性,not 福音に無知な人−真理の不所有 but 一般啓示
- M.グリーンのパウロ理解−提示−伸縮自在 but 内容−堅固不動
- G.ピータース「現代の伝道の実態」分析−伸縮自在、変化性、開放性
- 福音に無知な人々−神について全く無知かどうか
- 普遍的・部分的神知識←神の自己啓示に起因−神の「一般啓示」−自然(宇宙)・ロマ1・19-21・、人間の良心・ロマ1・32,2・14,15
- 救いに至らしめる啓示×−神の力、神性、聖性に関する啓示・ロマ1・20,32 but 罪人への神の愛、救いの計画×