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聖霊の力とキリストの再臨

2011/07/19


〈第十四項 聖霊の力〉

 われわれは、聖霊の力を信じる。父なる神は、ご自身の御子をあかしするために、ご自身の御霊を送りたもうた。御霊のあかしがなければ、われわれのあかしは不毛に終る。罪の自覚、キリストへの信仰、新生、キリスト者としての成長−これらはみな御霊の働きである。この御霊は、また、宣教の御霊でもある。ゆえに、伝道は、御霊に満たされた教会のうちより自発的に湧き上がるべきものである。したがって、宣教的でない教会というものは、自己矛盾であり、御霊を消そうとするものである。世界大の伝道は、御霊が、真理、知恵、信仰、聖潔、愛、力において教会を新しくつくり変えられる時にのみ、真の意味で可能となるのである。それゆえ、われわれは、御霊のすべての実が神の民全体のうちに現れ、御霊のすべての賜物がキリストのからだなる教会を豊かに潤すような、神の主権的な御霊の干渉が与えられるように祈ることを、すべてのキリスト者に呼びかける。そのような時にのみ、全教会は初めて、ご自身の御手のうちにあってご用にふさわしい道具となることができ、全地が神の御声を間くことができるようになるのである。

 Iコリント二・四、ヨハネ一五・二六、二七、一六・八−一一、Iコリント一二・三、ヨハネ三・六−八、IIコリント三・八、ヨハネ七・三七−三九、Iテサロニケ五・一九、使徒一・八、詩篇八五・四−七、六七・一−三、ガラテヤ五・二二、二三、Iコリント一二・四−三一、ローマ一二・三−八

〈第十五項 キリストの再臨〉

 われわれは、イエス・キリストが救いと審判を全うするために、力と栄光のうちに、人格的、可視的に再臨されることを信じる。この再臨の約束は、われわれの伝道に一層の拍車をかけるものである。なぜなら、福昔はまず全世界に宣べ伝えられて、それから終りが来ると言われた主のことばを与えられているからである。われわれは、主の昇天と再臨までの中間期は、神の民による宣教活動によって満ちあふれるべきであり、神の民は終末以前にそれをやめてしまう自由を持っていないと信じる。さらに、さまざまな偽キリストや偽預言者が最後の反キリストの前触れとして現れると言われた主の警告を覚える。したがって、われわれは、人間がこの地上に楽園を建設できるという考えを、高慢な自己過信に基づく夢想として拒否する。われわれキリスト者の確信は、あくまでも神がみ国を完成なさるということである。ゆえに、われわれは、正義が住み、神が永遠に支配する新天新地の出現するかの日の到来を熱心に待ち望む。こうした状況の中でわれわれは、生活の全領域に及ぶご自身の権威に喜んで服しつつ、キリストと人々ヘの奉仕のために、献身の念を新たにするものである。

 マルコ一四・六二、ヘブル九・二八、マルコ一三・一○、使徒一・八−一一、マタイ二八・二○、マルコ一三・二一−二三、ヨハネ二・一八、四・一−三、ルカ一二・三二、黙示二一・一−五、IIペテロ三・一三、マタイ二八・一八


  1. 聖霊の力
    1. 教会のあかし
    2. 教会の刷新
  2. イエス・キリストの再臨