ICI ホームページ表紙 ローザンヌ誓約研究 誓約・序文 神の御旨 聖書の権威と力 独自性と世界性 伝道の本質 キリスト者の社会的責任 伝道と教会 福音宣教における相互協力 文化とリーダーシップ 闘争と迫害 聖霊の力と再臨 結び
ローザンヌ誓約 研究
伝道の本質
11/07/19
伝道とは、イエス・キリストが聖書にしたがってわれわれの罪のために死に、かつ死よりよみがえり、現在、主権を持ちたもう主として、悔い改めて信じるすべての者に、罪の赦しと御霊による解放の恵みを提供しておられるという、よきおとずれを広めることである。われわれキリスト者がこの世界の中に共在し、相手を理解するために同情的に耳を傾ける類の対話を持つことは、伝道にとって不可欠なことである。しかしながら、伝道それ自体は、あくまでも、人々が一人一人個人的にキリストのもとに来て、神との和解を受けるように説得する目的をもって、歴史的、聖書的キリストを救い主また主として告知することである。この福音の招きを伝える際に、弟子として求められる犠牲からしりごみすることは許されない。イエスは、今もなお、自己を否定し、おのが十字架を負い、主の新しい共同体の一員になりきって、ご自身に従うものたちを召し集めておられる。伝道は、キリストヘの従順、ご自身の教会への加入、この世界内での責任ある奉仕などの結果を含むものである。
Iコリント一五・三、四、使徒二・三二−三九、ヨハネ二○・二一、Iコリント一・二三、Iコリント四・五、五・一一、二〇、ルカ一四・二五−三三、マルコ八・三四、使徒二・四○、四七、マルコ一○・四三−四五
<誓約・第四項 伝道の本質>
a.伝道の定義
1.イエスの死と復活−二つの中心的出来事
2.それらの出来事に関する証言
3.「罪の赦し」と「御霊による解放の恵み」
4.「悔い改め」と「信仰」
*参考文献−奥山実「伝道学」講義ノート、J.R.W.Stott"Basic Christianity"、宇田進「福音主義キリスト教と福音派」『使徒的キリスト教』、ウォッチマン・ニー「キリスト者の標準」
b.伝道への導入
1.共在
2.告知
3.説得
4.対話
*参考文献−J.V.テイラー「仲介者なる神」、R.H.カルペッパー「カリスマ運動を考える」、R.A.トーレー「個人伝道法」
c.伝道の結実
1.回心−人生観の根本的な変革
2.キリスト、教会、この世との新しい誠実な関係
伝道学メモ(奥山実)より
1.宣教と伝道
1.宣教と伝道の関係
Proclamation
Evangelism(伝道)
Discipleship
Mission(宣教、派遣)
Social Responsibility
(社会的責任)
2.伝道と社会的責任
1.福音派…
2.リベラル派…
3.福音の絶対性
1.伝道の優先性
2.ユダヤ人議会の決定
3.ネパール宣教の実状
4.日本基督教団と天皇礼拝
2.伝道とは
1.まず、マルコ16:15
「すべての造られた者に、福音を宣べ伝える」
エルサレム、ユダヤ、サマリヤ、地の果てめざして
「みな信じた」のではなく、「みな聞いた」…福音をすべての人に聞かしめることが、伝道の第一の目的
2.次に、マタイ28:19
「弟子としなさい」
キリストの弟子とは何であるか
宣教学的見地から…「伝道できるキリスト者」
3.福音の内容
1.ローザンヌ宣教シリーズ No.2
2.パウロの伝えていた福音
1.使徒20:25…「神の国」
2.使徒20:21…「神に対する悔い改め」と「主イエスに対する信仰」
3.Tコリント15:1−8…「キリストの十字架の死と復活」
4.Tコリント1:17−23…宣教の中心は「十字架」
5.使徒16:30−31…「主イエス」こそ福音そのもの
3.これらの知識のすべては聖書から
4.誰が伝道するのか
1.弟子づくり…「使徒のごときキリスト者としなさい。」
1.キリストに似る人格へと成長すること
2.宣べ伝えることのできるキリスト者となること
2.万人祭司そして万人伝道者
1.万人祭司(Tペテロ2:5)
2.万人伝道者(Tペテロ2:9)
3.教職と信徒
1.教職と信徒の差…機能的なもの
2.信徒はみな漁師
3.牧師はベテランの漁師…個人伝道者、プレイイング・マネージャー、最前線で戦う隊長
5.伝道する教会のリーダーとしての牧師
1.教会の盛衰−牧師にかかっている
2.リーダーたる牧師の資質
1.強い者ではなく、弱い者を(Uコリント12:7−10)
2.資質を見分ける基準(Tテモテ3:1−16)…謙遜、不屈の心、適合性、感情移入、召命意識、愛、霊的効果(E.S.ファイフ)
3.信仰、人格、知力
1.新生した者、成長した信仰、強い信仰
2.人格…常識的な人、正常な人、つまり非常識な人、異常な人は困る
1.あまりにも異性に弱い者(Tテモテ3:2)
2.あまりにも自分を制することができない者(Tテモテ3:2)
3.あまりにも教える能力、リーダーシップがない者(Tテモテ3:2)
4.あまりにも金銭に執着する者(Tテモテ3:3)
5.夫婦ゲンカの絶えない者(Tテモテ3:4)
3.牧師の知的能力…第一に信仰、第二に人格、知的能力は並みでいい。
3.資質の問題
1.働き人…「伝道」を中心にした資質
2.伝道を中心にした牧会
3.信徒を弟子にする…伝道ができるクリスチャンづくり
4.E.S.ファイフのあげる働き人の資質
6.伝道する信徒の群れ
1.牧師の次に重要なのは教会員
1.会衆政治の場合…成長した信徒を会員とする。
1.新生
2.受洗
3.会員
2.伝道スピリット
2.信徒伝道の方法(どのように伝道するのか)
1.教会のプログラムにしたがってする伝道
2.一信徒として主体的にする伝道
1.生活を通して(間接伝道)
2.福音を語ることによって(直接伝道)
1.無差別にする(すべての人をめざして)
2.ある特定の人々にする…祈る、訪問する、福音を伝える、教会へ誘う