ICI ホームページ表紙 ローザンヌ誓約研究 誓約・序文 神の御旨 聖書の権威と力 独自性と世界性 伝道の本質 キリスト者の社会的責任 伝道と教会 福音宣教における相互協力 文化とリーダーシップ 闘争と迫害 聖霊の力と再臨 結び


ローザンヌ誓約 研究

序文

11/07/19


  1. アジアの神学者「ローザンヌ誓約」評

  2. 「歴史は、この誓約が、今までに教会が生み出した伝道に関するもののうち、最も意義ある全教会的な告白であることを示すであろう。」
     
  3. 会議の思想・心情のコンセンサス(合意)

  4. 主講師の論文の成果に基づいた短い草稿(会議の二、三ケ月前)→多くの顧問(航空便で送付)・意見を汲み入れ改訂→起草委員会(再改訂)→出席中の個人・団体の意見の分類・検討(会期中)
     
  5. 「世界伝道の務め」−専心従事への決意
    カベナント・covenant・=拘束力を有する誓約 not 宣言 but 誓約
    一致した声明を出すこと以上、宣言するだけではなく、何かをしようと決意
  6. 誓約の「意味と含蓄」
    十五項の豊かな内容−解説・注釈=中味を取り出す
    「聖書の教えと原理」の正しい表現を示す限りにおいて「誓約」自身をして語らしむ
    ・ Let the Earth Hear His Voice ・−会議の諸論文・諸講演
     
  7. not 祭典的出来事 but ひとつの過程
    継続過程の重要な側面−「誓約」研究

〈序論〉

 百五十か国以上から、ローザンヌ「世界伝道会議」に参加した、われわれイエス・キリストの教会の会員は、大いなる救いのゆえに神を賛美すると同時に、主がご自身との間に、そしてわれわれ会員相互の間に与えてくださった交わりを喜ぶものである。われわれは、神が われわれの時代の中でなしておられるみわざのゆえに深い感動を覚える一方、自らの失敗のゆえに悔恨の念にかられ、今なお伝道が未完成の状態にあることから挑戦を感じる。われわれは、この福音こそ全世界に与えられた神のよきおとずれであることを信じ、主の恵みによって、この福音を人類全体に宣べ伝え、あらゆる国の人々を弟子とせよとのキリストのご命令に従う決意をなすものである。それゆえに、ここにわれわれの信仰と決意とを確認し、われわれの誓約を公にする次第である。


 


○序論

〈誓約・序文〉・・誓約のコンテキスト(脈絡)

  1. 百五十か国以上−ローザンヌの『世界伝道会議』に参加
  2. 私たちイエス・キリストの教会の会員−大いなる救いのゆえに、神を賛美
  3. 主がご自身・会員相互−与えてくださった交わりを喜ぶ
  4. 神がこの時代の中でなしておられるみわざ−深い感動を覚える
  5. 自らの失策−悔恨の念、今なお未完成の状態にある伝道のつとめから挑戦
  6. 福音こそ全世界に与えられた神のよきおとずれ
  7. 人類全体に宣べ伝え、あらゆる国の人々を弟子−キリストの命令に従う決意
  8. 信仰と決意−確認、誓約を公にする
  1. 会議の参加者
    1. スイス、ローザンヌ「世界伝道会議」・1974.7.16-25・
    2. 壮大な公開討論会、最も広範囲な規模のクリスチャン集会
    3. 会議の標語−「全地に神の御声を」
    4. あらゆる皮膚の色、色とりどりの民族衣裳の2700人(中国とソ連除く)
    5. 多様な民族的、文化的背景の違い−深いすばらしい一致
    6. キリストとその教会−真剣に受け止める者同志
    7. 見える地上の教会に所属−キリストに所属
    8. ご自身の新しい共同体の責任ある会員
    9. 福音主義キリスト者−大いなる救い−神を賛美
    10. 神と会員相互の交わり−喜ぶ

  2. 会議の精神
    1. あかし・統計−提示された証拠−感動
    2. not 得意満面の成功感(自己信頼・自己礼賛の態度)but 福音に根ざしたざんげ(へりくだりとざんげの精神)
    3. 過去の失敗 and 神の現在の働き→将来の展望(未完の伝道の務め−挑戦)

  3. ローザンヌ誓約
    1. 福音による世界征服
    2. イエス・キリストによる全権大使−追い求める世界王国=神の国
    3. 世界的命令=福音−全人類に宣べ伝え and 弟子とする
    4. 信仰=福音こそ全世界に与えられたよきおとずれ
    5. 決意=福音を人類全体に告知する
    6. not only 個人的献身 but also 公の誓約